2010年03月03日
四万温泉「積善館」
今日はヨークカルチャーセンターの3月講座で、四万温泉へ行って来ました。
俗に四万温泉には、「湯のたむら、女将のやまぐち、歴史の積善」と言われる3つの老舗旅館があります。今回は元禄4年(1691)創業の「歴史の積善館」を講座に選びました。
本館は築320年の面影を今に残す、日本最古の湯宿建築物(県重要文化財)。山荘は昭和11年(1936)に建てられた木造二階建で、当時の和風建築の粋を集めた桃山風建築(国登録文化財)。そして講座のメインである昭和5年(1930)に建造され、大正ロマネスク様式を用いたデザインが美しい浴場「元禄の湯」(国登録文化財)を見学しました。
20年ほど前から積善館は訪ねていますが、「元禄の湯」は何度浴しても飽きることがありません。完全かけ流しの豊富な湯量、さらりとした石膏泉の浴感もさることながら、五感に訴える湯殿自体が素晴らしい。湯を知り尽くした職人の技と、当時のデザイナーのセンスに、つくづく関心します。
一緒に入った受講生の一人が「ビロードの布に、やさしく包まれているようですね」と、湯を表現していました。うまいことを言うもんです。
積善館は、現社長の黒沢大二郎さんで19代目。僕と黒沢さんは、音楽と酒を通じて知り合った20年来の友人です。
就任してまだ1年ですが、どうしてどうして、19代目の貫禄が板についていましたよ。
大ちゃん、この素晴らしい湯と、積善の歴史ある文化と浪漫を守り継いでくださいね。
僕も微力ながら、この価値のある温泉遺産を語り継いでいきます。
俗に四万温泉には、「湯のたむら、女将のやまぐち、歴史の積善」と言われる3つの老舗旅館があります。今回は元禄4年(1691)創業の「歴史の積善館」を講座に選びました。
本館は築320年の面影を今に残す、日本最古の湯宿建築物(県重要文化財)。山荘は昭和11年(1936)に建てられた木造二階建で、当時の和風建築の粋を集めた桃山風建築(国登録文化財)。そして講座のメインである昭和5年(1930)に建造され、大正ロマネスク様式を用いたデザインが美しい浴場「元禄の湯」(国登録文化財)を見学しました。
20年ほど前から積善館は訪ねていますが、「元禄の湯」は何度浴しても飽きることがありません。完全かけ流しの豊富な湯量、さらりとした石膏泉の浴感もさることながら、五感に訴える湯殿自体が素晴らしい。湯を知り尽くした職人の技と、当時のデザイナーのセンスに、つくづく関心します。
一緒に入った受講生の一人が「ビロードの布に、やさしく包まれているようですね」と、湯を表現していました。うまいことを言うもんです。
積善館は、現社長の黒沢大二郎さんで19代目。僕と黒沢さんは、音楽と酒を通じて知り合った20年来の友人です。
就任してまだ1年ですが、どうしてどうして、19代目の貫禄が板についていましたよ。
大ちゃん、この素晴らしい湯と、積善の歴史ある文化と浪漫を守り継いでくださいね。
僕も微力ながら、この価値のある温泉遺産を語り継いでいきます。
Posted by 小暮 淳 at 22:08│Comments(0)
│温泉地・旅館