2021年01月27日
初口演間近! 書き下ろし紙芝居
「仕上がりを見てもらえますか?」
作画担当のイラストレーターからメールをもらい、さっそく拝見させていただきました。
ひと言、「きれい!」
ともすれば、おどろおどろしい絵になりそうな物語だけに、その鮮やかさに釘付けになってしまいました。
さすが、プロです。
アクリル絵の具で描かれた竜宮城は、絢爛豪華!
浦島太郎もイケメンです。
何よりも、物語の肝であるラストシーンで、天空を舞う竜神の迫力は圧巻!
「どうでしょう? 意見を聞かせてください」
「素晴らしい! イメージ以上の仕上がりです。ありがとうございました」
ことの発端は、昨年の夏。
高崎市内の公民館で開催された僕の講演会でした。
テーマは、『民話と伝説の舞台』。
2年前に出版した同タイトルの著書を題材にした講話でした。
その会場に現れたのが、今回の主催者となる 「寿ちんどん宣伝社」(茨城県土浦市) 座長の石原之壽君でした。
彼は僕の高校の同級生であります。
会場には、もう1人、知り合いが来ていました。
前出のイラストレーター、須賀りすさんです。
2人は、僕の講演会を知り、誘い合って来てくれたようです。
講演終了後、3人で食事をしました。
その時、石原君から提案されたのが、「浦島太郎の紙芝居を作りたい」。
“浦島太郎” といっても、みなさんが知っているおとぎ話の浦島太郎ではありません。
僕が著書に書いて、講演でも話している “ご当地民話” の1つです。
その舞台が伊勢崎市であり、石原君は伊勢崎市の出身。
実は石原君、定年退職後に 「ちんどん会社」 を立ち上げ、全国を口演しながら回っている大道芸人なのです。
すでに故郷である伊勢崎市では、毎月2日間、伊勢崎神社の境内で 「街頭紙芝居」 を行っていました。
「ぜひ、地元の民話を題材にしたオリジナルの紙芝居が欲しいんだよ。ジュン、頼む!」
と、同級生から頭を下げられてしまったのですから、断るわけにはいきません。
あれから半年……
僕ら3人は定期的に会い、企画会議を開き、制作を進めてきました。
まずは僕が、物語を作りました。
次にイラストレーターが絵を描きました。
最後に、演者が紙芝居本体を作り上げました。
同時に地元の新聞社やテレビ局への広報活動も行い、すでに、いくつかの媒体から取材依頼も入っています。
開催まで、あと3日!
すべての準備が整いました。
あとは、当日を迎えるのみです。
ぜひ、みなさんのお越しをお待ちしています。
2021新春 神社かみしばい
『いせさき宮子の浦島太郎』
作/小暮 淳 (フリーライター)
画/須賀 りす (画家・イラストレーター)
演/石原之壽 (壽ちんどん宣伝社・座長)
●日時 2021年1月30日(土)、31日(日)
10時、11時、12時、13時
●場所 伊勢崎神社 境内 (伊勢崎市本町)
●入場 無料 (投げ銭制)
●主催 壽ちんどん宣伝社 TEL.090-8109-0480
Posted by 小暮 淳 at 11:58│Comments(0)
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