温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使
ぐんまの地酒大使
群馬県立歴史博物館「友の会」運営委員



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2025年05月16日

燃焼させ叩きつけろ!


 僕の父方の祖母の旧姓は 「東宮」 です。
 母方の祖母の旧姓も 「東宮」 です。
 だから僕の体の中には半分以上、“東宮の血” が流れています。

 そして、その血が、ときどき騒ぎます。


 昨日、テレビ番組のロケハンに行ってきました。
 ロケハンとは、ロケーションハンティングの略。
 撮影現場におもむき、下見や取材をすることです。

 でも今回は、温泉や民話がテーマではありません。
 “詩人” です。


 東宮七男 (とうみや・かずお) 1897~1988

 萩原朔太郎に啓発され詩の世界へ。萩原恭次郎らと前衛的な詩作に傾くが、激動の昭和10年代に文学の筆を折って満洲へ。敗戦で引き揚げ後、群馬の詩壇で活躍。
 県文化功労賞、第2回高橋元吉賞等受賞。群馬ペンクラブ会長、県文学会議副会長。
 詩集 『魚鷹』 『遍羅』 『空の花』。
 (詳細は2018年3月7日 「詩人の亡霊」 参照)


 東宮七男は、僕の父の叔父。
 僕にとっては、大叔父にあたります。

 物心ついたころから我が家には、大叔父の詩集があり、父から大叔父の偉大さを聞かされて育ちました。
 僕も何度か、お会いしたことがあります。
 最後にお会いしたのは、10代後半でした。
 実兄の結婚披露宴です。

 大叔父が可愛がっていた甥っ子の息子の結婚ということで、出席してくださったのです。
 その披露宴会場で、僕は兄夫婦のために、歌を歌いました。
 ギターを持参して、作詞作曲したオリジナルソングです。

 「いいね、いいね、好きなことを思いっきりやりなさい」
 その時、大叔父が、そう言ってくれたのを覚えています。


 今回、僕は “東宮” の血を引く者として、番組のリポーターを買って出ました。
 「もっともっと大叔父の偉大な功績を知ってほしい」
 そのためには、徹底的に取材をしなくてはなりません。

 昨日は番組のディレクターと放送作家とともに、東宮七男にゆかりある3人の人物を訪ね、話を聞いてきました。


 「東宮七男の会」 代表で、僕の母のいとこでもある東宮春生氏からは、貴重な資料をたくさんお借りしました。
 東宮七男の肉声や映像が収録されたDVDをはじめ、写真や書簡の数々です。
 その中に、春生氏が大学時代の下宿先に、大叔父から届いた直筆のハガキがありました。
 そこには、こんな言葉がありました。

 <悔いなき様 青春を目的に向かって燃焼させ叩きつけてください。悔いを残しては取り返しがつきません。>

 大叔父らしい言葉です。
 そして、血が騒ぎます。


 生涯、詩人を貫いた大叔父の足跡を、番組では追いたいと思います。
 放送は7月下旬の予定です。
  


Posted by 小暮 淳 at 10:02Comments(0)テレビ・ラジオ

2025年05月11日

歴史を変えた一夜湯治事件


 その昔、「温泉へ行く」 といえば、それは 「湯治に行く」 ことでした。
 湯治とは、読んで字のごとく 「温泉で病を治す」 ことです。

 しかし医学や薬学が進歩した現代、病気になったからと温泉へ行く人は、滅多にいません。
 温泉へ行く目的は、ほとんどの人が観光だと思います。

 では、いつから温泉地が、湯治場から観光地へと変わってしまったのでしょうか?


 毎月1回、第2水曜日に出演しているエフエム群馬 「news ONE」。
 僕は番組の中で、毎回テーマを決めて温泉の話をしています。
 今月のテーマは、ズバリ! 「歴史を変えた一夜湯治事件」 です。

 江戸後期に起きた一大事件を紹介します。
 この事件をきっかけに、湯治目的以外の旅人が温泉地に宿泊するようになりました。
 さて、その歴史を変えた大事件とは?

 ラジオで、お話しします。



 ■放送日  5月14日(水) 18:37 頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


Posted by 小暮 淳 at 10:41Comments(2)テレビ・ラジオ

2025年05月10日

ヘビとムカデの共存


 大歓声の中、ついに動き出しました!
 太鼓の音と、「ワッショイ」 のかけ声とともに、ニョロニョロと!
 ギネス記録を持つ、スーパージャイアントウルトラ大蛇みこしが!

 昨日、老神温泉(沼田市)で第61回 「大蛇まつり」 が開催されました。


 例年、僕は 「老神温泉大使」 として、赤城神社の例大祭には出席していたんですけどね。
 今回は、大使としての任務は欠席して、謎学ライターとして現地からリポートしてきました。

 謎学ライター?
 はい、僕の造語ではありますが、群馬県内の不思議な出来事を集めては、文章や映像にて表現するライターであります。
 で、12年に1度だけ巳年に登場する108メートルの大蛇みこしの渡御(とぎょ)の謎を解明するべく、祭りに参加したのであります。


 ご存じ、群馬テレビ 『ぐんま!トリビア図鑑』 のロケであります。
 僕は、この番組のスーパーバイザー(監修人)をしていますが、温泉や謎学がテーマのときだけは、自らがリポーターを買って出ています。

 現地から何のリポートをしたのかって?
 ですよね、ただ祭りの様子をリポートするだけなら、ニュース番組の報道班の仕事です。
 でも、トリビア図鑑ですからね。
 ただ現地からリポートするわけにはいきませんって!


 で、番組では、2つの謎を解明します。
 ①いつからヘビのみこしを担ぐようになったのか?
 ②なぜ神様は入れ替わってしまったのか?

 ①「大蛇まつり」 は今回で61回目です。
 ということは、それ以前は大蛇まつりではありませんでした。
 「老神温泉祭り」 です。
 さらに昔は 「赤城神社祭り」 でした。

 では、なぜ61年前から急に、ヘビのみこしを担ぎだしたのか?
 それは昭和38年に老神温泉を襲った、ある災難がきっかけでした。


 ②赤城山と日光男体山の神戦伝説は、群馬と栃木の両県に残っています。
 が、そのほとんどが、日光の神がヘビで、赤城の神がムカデです。
 全国的に知られるテレビアニメ 『まんが日本昔ばなし』 でも、日光がヘビで、赤城がムカデでした。

 では、なぜ老神温泉に伝わる話だけが、逆なのでしょうか?
 いったい、いつ、神様は入れ替わってしまったのか?
 それは突然、61年前にヘビのみこしを担ぐようになったことと、関係があるのでしょうか?


 実は今回、再三取材を重ねるうちに、新たな真実が浮上しました。
 拙著 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』 の取材時には、知り得なかった事実です。

 それは、赤城の神と日光の神は、実は争っていなかったのではないか?
 共存していた可能性を示唆する “あるモノ” を見つけたのです。

 その、あるモノとは?

 僕が現地からリポートします。
 お楽しみに!


 ※群馬テレビ 『ぐんま!トリビア図鑑』、「“大蛇まつり” の真相?」 は、6月3日の放送です。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:09Comments(2)テレビ・ラジオ

2025年04月09日

いつから大蛇みこしを担ぐようになったのか?


 いよいよ1カ月後に迫りました!
 12年に一度だけ老神温泉街を渡御 (とぎょ) する全長108メートル、総重量2トン、担ぎ手200人の 「大蛇まつり」 です。
 僕は、老神温泉大使として毎年、例大祭に出席しています。

 でも、今年はギネス登録もされているスーパージャンボウルトラ巨大みこしが登場する記念すべき年です。
 大使として神事に参加するだけではなく、このハレの日を、しっかりと記録に残し、みなさんに伝えようと思います。
 そう!
 僕には、もう一つ、群馬テレビ 『ぐんま!トリビア図鑑』 のスーパーバイザー (監修人) という顔があるのです。

 ということで、当日!
 5月9日(金)、15時~の 「大蛇みこし出発式」 と 「大蛇みこし特別渡御」 を現地から僕がリーポートすることになりました!


 でもね、ただ現地をリポートするだけなら誰でもできるし、ニュース番組で放送すればいいだけです。
 『ぐんま!トリビア図鑑』 ですよ!
 そんなことは、しません。

 ちゃ~んと、謎の解明に挑みます。


 <「今年80歳になる私のおばあちゃんは、昔は赤城様の祭りでヘビのみこしなんて担がなかったと言っています」 と、温泉街で働く20代の女性。また 「祭りにヘビが登場したのは、昭和30年代になってから」 と教えてくれたのは、初老の男性だった。>
 (拙著 『民話と伝説の舞台』 より)

 昔はヘビなんて担いでなかった!?
 えっ、昭和30年代に始まった新しい祭りなの!?

 そもそも伝説の 「日光と赤城の神戦」 は、日光がヘビで赤城がムカデだったはずです。
 いつどこで、神様が入れ替わっちゃったの?


 そのヒントは、祭りのパンフレットにありました。
 今年の 「大蛇まつり」 は第61回です。
 61年前の昭和39(1964)年に、なぜ突然、ヘビのみこしを担ぎだしたのか?

 その謎を解くには、その前年の昭和38年に理由がありました。
 老神温泉に起きた、ある史実がきっかけだったのです。
 それは……


 自称・謎学ハンターの僕は、昨日、現地を訪れ、貴重な資料の数々を手に入れました。
 祭りの当日、大蛇みこしの前で、そのトリビアなる謎を解明します。
 ぜひ、遊びに来てください。



   第61回 老神温泉 赤城神社例祭
        「大蛇まつり」

 ●日時/2025年5月9日(金)、10日(土)
 ●神事/両日10:00~

 ☆108メートルのギネス認定大蛇みこしは、9日のみの特別渡御となります。
 ●大蛇みこし出発式 9日(金) 15:00~15:30
 ●大蛇みこし特別渡御 9日(金) 15:30~18:00 

 ●主催/老神温泉観光協会 大蛇まつり実行委員会 TEL.0278-56-3013
 ※詳しくは協会のHPをご覧ください。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:29Comments(2)テレビ・ラジオ

2025年04月04日

アンチ露天風呂派なれど


 温泉ファンの間では、露天風呂の存在に対して、賛否両論があります。
 理由は、そもそも露天風呂という浴槽では、良質な湯を提供できないからです。

 屋外にあり、外気にさらされているため、様々な障害を受けます。
 まず一番は、湯が冷めやすいということ。
 真冬の露天風呂は、氷点下にさらされます。
 湯をいくら注いでも冷めてしまいます。

 また春は花びら、夏は虫、秋は落ち葉、冬は砂ぼこりが入り込みます。
 これらの除去、清掃の作業は重労働です。
 なによりも湯が汚れます。
 そのため余儀なく、循環ろ過装置を使用することになります。
 当然、加温も続けるため、燃料代はバカになりません。

 よって、冬季は露天風呂を閉鎖している旅館が多いのです。


 僕も基本、アンチ露天風呂派です。
 正しくは、内風呂派ということになります。
 あくまでも鮮度に、こだわっての理由です。

 ただし、湯量が豊富で、源泉の温度が高く、歴史と文化がある露天風呂ならば、その限りではありません。


 ということで、毎月、僕がゲスト出演しているエフエム群馬 「news ONE」 の4月のテーマは、露天風呂です。
 「一度は入りたい絶景の露天風呂」 と題して、群馬県内の知る人ぞ知る温泉旅館の大露天風呂についてお話しします。

 ご期待ください。



 ■放送日  4月9日(水) 18:37 頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


Posted by 小暮 淳 at 11:28Comments(2)テレビ・ラジオ

2025年03月09日

今月は 「秘湯の一軒宿」


 昨年4月からスタートしたエフエム群馬、夕方のニュース番組 「newa ONE」。
 僕は毎月第2水曜日に、生出演しています。


 温泉ソムリエの資格を持つ岡部アナウンサーと毎回、1話完結の温泉話をしています。
 今までには、下記のテーマで話しました。

 4月 「4つある日本三美人湯」
 5月 「温泉発見伝説 御三家」
 6月 「ぬる湯の楽しみ方」
 7月 「色を楽しむ “変わり湯”」
 8月 「動物発見伝説の温泉」
 9月 「太宰治ゆかりのの温泉宿」
 10月 「消えたガラメキ温泉」
 11月 「ヒートショックに御用心!」
 12月 「冬にあたたまる “塩” の付く温泉」
 1月 「熱いぞ! 火山性温泉」
 2月 「大蛇が発見した老神温泉」 


 さて、今月のテーマは?

 「一度は行きたい秘湯の一軒宿」 です。
 群馬は言わずと知れた全国屈指の温泉大国です。
 県内には名湯と呼ばれる歴史ある温泉地から、歓楽施設や大型ホテルが立ち並ぶ大温泉地まで、大小約100カ所の温泉地があります。

 でも実は、その約半数は、たった一軒で湯と温泉地名を守り続けている小さな温泉地なのです。

 一軒宿の温泉地には、もちろん温泉街はありません。
 ただ、ひっそりと山の中で旅人を出迎えてくれる宿が、ポツンと建っているだけです。
 でも、そこには、良質の湯が湧いています。
 それは、一軒宿のほとんどが自家源泉を保有しているからです。
 そして必ず、その湯を代々守り継ぐ 「湯守(ゆもり)」 がいます。


 では群馬には、どんな秘湯の宿があるのでしょうか?
 そして、その魅力は?

 ラジオで、お会いしましょう!



 ■放送日  3月12日(水) 18:37 頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


Posted by 小暮 淳 at 11:26Comments(0)テレビ・ラジオ

2025年02月28日

「温泉王国ぐんま」 来週放送!


 <どんな土地にも年輪があり、古き良き暮らしがあった。大合併で、記憶が日々に遠のいてゆく群馬県。そこには、今残さなければならない遺産がある。>
  (番組ナレーションより)

 ということで、今回も遠のいてゆく記憶をたどり、残さなければならない群馬の温泉遺産を訪ねてきました。


 僕は長年、群馬テレビ 『ぐんま!トリビア図鑑』 のスーパーバイザー (監修人) をしています。
 が、時々、会議室を飛び出して、謎を解き明かしにリポーターとして温泉地を訪ねています。

 そんなシリーズ 「温泉王国ぐんま」 の8回目が、来週、放送されます。
 題して、「湖に消えた温泉は今」。


 みなさんは、上越国境の猿ヶ京温泉 (みなかみ町) って、ご存じですよね。
 不思議な地名です。
 なぜ、“猿ヶ京” なんていう名前が付いたのでしょうか?

 番組は、まず地名の謎から解き明かします。


 そして、昭和33(1958)年、赤谷川をせき止められて造られた相俣ダムの完成により、湖底に沈んだ2つの温泉地を追います。
 かつてあった温泉宿、「旧四軒」 と呼ばれる老舗旅館は今?

 代替地に移転し、現在も営業を続けている宿の主人に話を聞き、当時の貴重な資料を見せていただきました。
 そこには、あっと驚く真実の数々が……


 乞う、ご期待!
 お見逃しなく!



         『ぐんま!トリビア図鑑』
         温泉王国ぐんま Vol.8
         「湖に消えた温泉は今」

 ●放送局  群馬テレビ (地デジ3ch)
 ●放送日  2025年3月4日(火) 21:00~21:15
 ●再放送  3月8日(土) 10:30~ 10日(月) 12:30~
  


Posted by 小暮 淳 at 10:42Comments(2)テレビ・ラジオ

2025年02月26日

マツコさんでもなく、所さんでもなく・・・


 昨日の続きです。

 県内某施設に、講演の打ち合わせに行った時のこと。
 担当の女性職員から突然、こんなことを言われました。

 「マツコさんの番組、観ましたよ!」
 「マツコ?」

 僕は、マツコ・デラックスさんの番組なんて、出ていません。
 ははあ~、彼女は勘違いしているんですね。
 僕が出演したのは、明石家さんまさんの番組です。
 一昨年の秋に、フジテレビの 『ホンマでっか!?TV』 に、「群馬魅力評論家」 として出演しました。


 でもね、同じような勘違いをしている人って、いるんですよ。
 以前も 「所さんの番組を観ました」 という人がいました。
 もちろん、所ジョージさんの番組にも出演はしていません。

 なんでなんでしょうね?
 マツコさんと所さん、さんまさんというキーワードは、混同しやすいのでしょうか?
 ま、話は通じるので、その都度、「さんまさんの番組ですね」 と返しています。


 で、ここからが今日の本題です。
 その時、彼女から、こんな質問がありました。

 「どんな経緯で、番組に出演することになったのですか?」

 こんなことを訊かれたのは、初めてです。
 僕自身、考えてもみませんでした。

 なぜ?

 確かに、言われてみれば不思議です。
 なぜ、一介の温泉ライターの僕が、群馬を代表して、しかも 「群馬魅力評論家」 という肩書で、スタジオに呼ばれたのでしょうか?
 考えれば考えるほど、謎です。

 本当のところ、まったく理由は分かりません。
 番組のディレクターは、なぜ、僕を選んだのか?


 ただ、番組収録後にディレクターから、こんな話を聞きました。
 「なかなか小暮さんとは連絡がつかなくて、実は代役を用意していたんです」

 なんでも、僕の出演が第一候補だったのですが、連絡の取り方が分からず、方々に打診していたようです。
 それでも連絡が取れず、収録日が迫って来たので、他の候補者との連絡も取っていたとのことでした。

 で、最初に連絡を受けたのは、僕が温泉大使を務める県内の観光協会からでした。
 「フジテレビのディレクターが、至急、連絡を取りたがっています」
 という一報でした。

 そこからは短期間で、やり取りをし、ギリギリ収録に間に合ったとのことでした。


 でも、謎は残りますよね。
 なぜ、僕だったのでしょうか?

 マツコさんでもなく、所さんでもなく、さんまさんの番組に呼ばれたのか?
 永遠の謎となりました。

 (ていうか、代役って、誰だったのでしょう?)
  


Posted by 小暮 淳 at 10:55Comments(2)テレビ・ラジオ

2025年02月18日

惚れてまうやろ!


 毎週火曜日午後9時~放送中の群馬テレビ 『ぐんま!トリビア図鑑』。
 僕は、この番組のスーパーバイザー (監修人) を放送開始の2015年4月からしています。
 早いもので丸10年が過ぎようとしています。

 回数も、今夜の放送で397回を数えます。
 思わぬ長寿番組になりました。
 これもひとえに、スポンサーと熱烈な視聴者のおかげと、感謝を申し上げます。


 さて、僕はスパーバイザーなので企画会議には出席していますが、直接、番組の制作にはタッチしていません。
 が、ときどきリポーターとして、テレビの画面にも顔を出します。

 はい、温泉や民話がテーマの回です。
 で、今回も1年ぶりに、登場することになりました。


 シリーズ 「温泉王国ぐんま」。
 このシリーズも今回で8回目になりました。

 トリビア図鑑ですからね、ただ温泉を紹介する旅番組ではありません。
 毎回、温泉地に眠っている知られざる謎や不思議にスポットを当てて、僕がリポーターとして真相を解明しています。


 さて今回は?
 「湖に消えた温泉は今」 と題して、みなかみ町の赤谷湖の湖底に沈んだ2つの温泉地、4軒の旅館の “今” を探ります。

 今までですと、僕が一人でリポートをするんですけどね。
 昨日早朝、ロケ車の待つ集合場所へ行くと……
 なななんと! 若くてキュートな女性がいるじゃ~、あ~りませんか!

 「おはようございます。今日はよろしくお願いします」
 と、あいさつをしてくれたのは、群馬テレビ入社6年の中村柚貴子アナウンサーではありませんか!

 か、か、可愛い!
 そして、若い!
 親子ほども年の離れたリーポートコンビの誕生です。
 (実は、親子以上に歳の差はありました)


 まずは、テレビ局前でオープニングの撮影開始。

 小暮 「さあ、始まりました。ぐんま!トリビア図鑑の温泉シリーズです。今回もアッと驚く温泉地に行きたいと思います」
 <中村アナ登場>
 中村 「すみませ~ん!」
 小暮 「はい?」
 中村 「あ、こんにちは~! 群馬テレビの中村といいます」
 小暮 「よろしくお願いします」
 中村 「温泉に詳しいことで有名な小暮さんですよね?」
 小暮 「あ、あ、はい…(照れる)」
 中村 「久しぶりに群馬の温泉に行きたいな~なんて思っていたんですよ。小暮さん、どこかいい温泉に連れてってくれませんか?」

 とかなんとか、かなり無理のある台本通りの会話でスタート。
 そして、ロケ班一行は、一路、雪の舞う北の温泉地へ向かいました。


 それにしても、若いって素晴らしいですね。
 一緒にいて、こっちまで元気が出てきました。
 なによりも一人じゃないって、こんなに楽しいロケになるんですね。

 年甲斐もなく、ルンルンして、スキップまでしてしまいましたとさ。

 惚れてまうやろ―――――っ!!!!


 ※放送は3月4日(火) 21時~です。お楽しみに!
   


Posted by 小暮 淳 at 11:50Comments(4)テレビ・ラジオ

2025年02月12日

今夜、生放送!


 一年なんて、あっという間ですね。
 早くも11回目の放送となります。

 昨年4月から出演しているエフエム群馬のニュース番組 「news ONE」。
 僕は毎月第2水曜日の 「VOICE(ボイス)」 というコーナーで、温泉の話をしています。


 今までには、こんなテーマで、お話ししました。

 4月 「4つある日本三美人湯」
 5月 「温泉発見伝説 御三家」
 6月 「ぬる湯の楽しみ方」
 7月 「色を楽しむ “変わり湯”」
 8月 「動物発見伝説の温泉」
 9月 「太宰治ゆかりのの温泉宿」
 10月 「消えたガラメキ温泉」
 11月 「ヒートショックに御用心!」
 12月 「冬にあたたまる “塩” の付く温泉」
 1月 「熱いぞ! 火山性温泉」


 さて、今月のテーマは?

 はい、今年の干支 「巳」 にちなんで、「大蛇が発見した老神温泉」 と題して、お話をさせていただきます。
 「ろうじんおんせん」 じゃありませんよ!
 「おいがみ」 です。

 では、なぜ、「老いる神」 という名が付いたのでしょうか?
 その由来となる伝説を紐解きながら、老神温泉の数奇な歴史を追いたいと思います。


 今夜、6時37分頃からです。
 ぜひ、お聴きください!



 ■放送日  2月12日(水) 18:37 頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


Posted by 小暮 淳 at 10:36Comments(0)テレビ・ラジオ

2025年01月21日

情報と知識


 【情報】
 ある事柄に関して伝達(入手)されるデータ(の内容)。
 [通常は、送り手・受け手にとって何らかの意味を持つ(形に並んでいる)データを指すが、データの表す意味内容そのものを指すこともある。さらに、そのデータをもとにして適切な決定を下したり、行動をとったりするという判断材料としての側面に重点を置く場合も多い。また、個別のデータが生のまま未整理の段階にとどまっているというニュアンスで用いられることもあり、知識に比べて不確実性を包含した用語]
 (『新明解国語辞典』 より)


 東京のテレビ制作会社から連絡があり、番組の監修を頼まれました。
 なんでも女性タレント3人が、温泉をめぐりながら群馬を旅する番組だといいます。

 プロデューサーから電話があり、番組の内容説明がされ、意見を求められました。
 その際、「どうせなら、ただ温泉をめぐるだけではなく、群馬ならではの温泉文化や慣習を踏まえた上で温泉地を訪ねてはどうか?」 と提案し、群馬県内の温泉地の分布や成り立ちの特徴なども話しました。

 若い女性プロデューサーは終始、「へー」 とか 「そうなんですか」 と興味津々の様子。
 途中まではメモを取っていたようでしたが、突然、「あの、すみません。この会話を録音させていただいてもいいですか? 会議で使いたいので」 との申し入れあり、一時中断。
 録音機がセットされました。


 電話を切った後、すぐに彼女から、こんなメールが届きました。
 <インターネットには出てこない情報ばかりで、大変参考になりました。貴重な話をありがとうございます>。

 そういえば、会話中でも彼女は 「知りませんでした」 「ネットには出ていないですね」 という言葉を発していたことを思い出しました。
 まあ、制作会社は東京ですからね。
 群馬のことは詳しくないと思います。
 ほとんどの人が、インターネットの情報に頼っているのが現状なんでしょうね。


 でも、インターネットに載っている事柄は、あくまでも “情報” なんですよね。
 辞典にもあるように、情報とは ≪未整理の段階にとどまっている≫ ≪知識に比べて不確実性を包含した≫ ものなのです。

 これに対して “知識” は、行動と経験を伴った実録 (ドキュメント) です。
 時に誤った知識をインプットしてしまうこともありますが、実録である限りウソはありません。
 その人が見て、聞いて、調べた結果の知識なのですから。


 番組は今春からシリーズとして放送されるとのことです。
 群馬を舞台に、どんな 「湯けむり珍道中」 が繰り広げられるのでしょうか?
 楽しみです。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:37Comments(5)テレビ・ラジオ

2025年01月04日

熱いぞ! 火山性温泉


 新春第1回目の放送は、“あつ~い温泉” について、お話しします。


 群馬県は、なぜ、「温泉大国」 って言われているか知っていますか?
 それは、特殊な地形が関係しています。

 一番標高の低い所は、約13メートル (板倉町)。
 一番標高の高い所は、約2,500メートル (日光白根山)。
 この標高差が、ありとあらゆる温泉を生み出しているんです。

 しかも県中央には、赤城山~榛名山~浅間山という火山ラインが大きな壁を作っています。
 この南側から関東平野が始まるんですね。
 そして北側は、さらに草津白根山と日光白根山という活火山に囲まれています。

 これによって、北は火山性の温度の高い温泉が湧き、南は非火山性の温度の低い温泉が湧いています。
 そのため、あらゆる泉質の温泉が湧く、まさに群馬は 「温泉のデパート」 なのです。


 ということで今回のテーマは、火山性が生み出す “あつ~い温泉” です。

 ちなみに群馬県で一番熱い温泉は、どこにあるか、ご存じですか?
 草津温泉の万代鉱源泉です。
 約95度もあります。

 では、その次は?

 番組では、僕が熱過ぎて入れなかった温泉や、命からがらやっと入った温泉など、エピソードを交えながらお話しします。
 お楽しみに!
  
 

 ■放送日  1月8日(水) 18:37 頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


Posted by 小暮 淳 at 10:44Comments(0)テレビ・ラジオ

2024年12月06日

「塩」 の字が付く温泉地


 まったくもって、時の過ぎるのは早いものです。
 1カ月なんて、あっという間であります。

 もう来週は、オンエア日なんですね。


 今年4月から毎月、僕はエフエム群馬のニュース番組で、温泉の話をしています。
 毎回、時季に応じたテーマを決めて、群馬県内の温泉を紹介をしています。

 さて、今月のテーマは?


 日中は小春日和が続いていますが、それでも朝夕は、だいぶ冷え込んできました。
 寒くなると恋しくなるのが、温泉です。
 でも、せっかく温泉で温まっても、湯冷めをしたのでは元も子もありません。

 ということで、今回は湯冷めをしにくい、体が温まる温泉について、お話しします。


 温泉の中には、「あたまりの湯」 「熱の湯」 なんて呼ばれている泉質があります。
 塩化物泉 (食塩泉) です。
 読んで字のごとく、塩分を多く含んでいる温泉です。

 塩分を含んでいる温泉は、殺菌力があり、昔から切り傷や皮膚病に効能があるといわれています。
 また、もう一つの特徴として、保温効果があります。
 塩分効果により、入浴中は深部体温が上昇し、発汗作用を高めます。
 しかし入浴後は、肌に付いた塩分が毛穴をふさぐため、逆に発汗を防いでくれるからです。

 そのため長時間、湯冷めをしない温泉といわれています。


 でも、どの温泉が 「塩化物泉」 だか分かりませんよね?

 ご安心ください!
 ちゃんと名前に 「塩」 の字が付く温泉地が、県内にはいくつもあります。
 また、現在の温泉地名に 「塩」 の字が付いていなくても、旧名を知れば分かります。

 そんな昔は 「塩」 の字が付いていた温泉地トリビアも、紹介します。


 題して、『冬にあたたまる “塩” の付く温泉』。
 お聴き逃しなく!



 ■放送日  12月11日(水) 18:37 頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


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2024年11月09日

露天風呂には危険がいっぱい!


 この国には、春と秋がなくなってしまったんでしょうか!?

 ついこの間まで夏だと思っていたのに、突然、この寒さです。
 秋を感じる間もなく、防寒具と暖房機器の登場です。
 まあ、あの死にそうな酷暑に比べれば、寒さのほうが耐え忍べますから、僕的には冬は嫌いではありません。

 ただ冬は、夏の熱中症以上に危険が潜んでいます。
 そう、ヒートショックです!


 寒い冬、暖かな部屋からトイレや浴室などへ移動すると、血圧が急に上昇して、脳梗塞や心筋梗塞を起こす恐れがあります。
 また入浴による急激な血圧の低下により、脳貧血を引き起こし、風呂から出た瞬間に立ちくらみやめまいを生じて転倒して、ケガをする原因にもなります。
 これが、ヒートショックです。

 知っていましたか?
 実は全国で年間約1万7,000人の人が、入浴中にヒートショックで急死しています。
 この数は、なんと! 交通事故死の4倍に値します。


 とくに僕が声高に注意したいのは、温泉好きのみなさんに対してです。
 真冬の露天風呂に入るのはやめましょう!

 なに? どうしても露天風呂に入りたいって?
 露天風呂がなければ温泉じゃないって?
 まあ、そういう人たちは、死を覚悟して入っていただくしかないのですが、防衛策は無きにしも非ずです。


 ということで次回、僕が出演するエフエム群馬 『news ONE』 では、「ヒートショックに御用心!」 というテーマで、冬場の温泉の入り方についてお話しします。
 ぜひ、ご聴取ください



 ■放送日  11月13日(水) 18:37 頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


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2024年10月04日

なぜガラメキ温泉は消えたのか?


 「お孫さんと旅行したんですってね」
 「上牧温泉へ行かれたんですよね」

 初対面の人たちから言われました。
 なんで知ってるの?
 ブログ読んでるのかな?

 戸惑っていると、こう返ってきました。
 「ラジオを聴きました」
 「ラジオを聴いてます」


 そうなんです!
 僕は今年4月から毎月1回、エフエム群馬の生放送に出演しているのです。
 放送日は、第2水曜日の夕方。
 ニュース番組 『news ONE』 の中の 「Voice (ヴォイス)」 というコーナーです。

 毎回、テーマを変えて、群馬県内の温泉話をしています。


 お相手のアナウンサーは、温泉ソムリエの資格を持つ岡部哲彦さん。
 ということもあり、かなりマニアックな話をしています。
 先月は、太宰治が泊まった宿の話をしました。

 さて、今月のテーマは?


 「消えたガラメキ温泉」 について、お話しします。

 消えた温泉とは、かつて旅館があった温泉地のこと。
 県内には、いくつもありますが、そのほとんどは源泉が涸渇してしまったか、ダム建設に伴い湖底に水没して姿を消した温泉地です。
 ところが、榛名山中にあったガラメキ温泉の3軒の宿は、終戦直後、こつ然と姿を消しました。

 何があったのでしょうか?

 消えた温泉史上、もっとも不可解で理不尽なガラメキ温泉の数奇な歴史を追います。
 乞う、ご期待!
 お聴き逃しなく!



 ■放送日  10月9日(水) 18:37 頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


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2024年09月07日

太宰治ゆかりの温泉宿


 「ラジオ、聴いてます」
 先日、県の施設を訪れたとき、職員から声をかけられました。
 うれしいですね。
 どこかで、誰かが、ちゃんと聴いてくださっているんですね。
 ありがとうございます。


 毎月1回、僕はエフエム群馬に生出演しています。
 第2週の水曜日、夕方6時からの 「news ONE」 というニュース番組です。

 温泉ソムリエの資格を持つアナウンサーと、ちょっぴりマニアックな温泉話をしています。
 さて、今月のテーマは?


 「太宰治ゆかりの温泉宿」 と題して、お話しします。
 温泉大国、群馬には昔から多くの文人墨客らが来遊しています。
 夏目漱石、芥川龍之介、川端康成、若山牧水、与謝野晶子……
 名を上げたら、枚挙にいとまがありません。

 でも文豪の太宰治が滞在していたことは、あまり知られていません。
 しかも、2カ所あります。

 しかもしかも!
 川端康成が紹介した宿だったり、井伏鱒二が同行したりと、もう、文学ファンにはたまらない、垂涎もののエピソードがたくさん残されています。

 しかもしかもしかも!!
 どちらの宿でも太宰は、その温泉地を舞台にした小説を執筆しています。
 群馬の温泉地が舞台の、太宰治の小説があるんですよ~!

 文学ファンでなくとも、興奮しませんか!?
 読んでみたいと思いませんか?


 ということで、今回は太宰治と群馬の温泉をテーマに、時間が許す限り、お話ししたいと思います。
 ぜひ、お聴き逃しなく!
 


 ■放送日  9月11日(水) 18:37 頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


Posted by 小暮 淳 at 11:32Comments(2)テレビ・ラジオ

2024年08月31日

トリビアより愛を込めて

 
 毎週火曜日、午後9時から放送の群馬テレビ 『ぐんま!トリビア図鑑』 は、ご覧になっていますか?
 僕は、この番組のスーパーバイザー (監修人) をしています。
 2015年4月の放送開始から丸9年、10年目を迎える長寿番組となりました。
 放送回数も370回を超えました。

 いゃ~、まさか開始当時は、こんなにも続く番組になるとは夢にも思いませんでした。
 だって、マニアックなんですもの!
 でも、そのマニアックさが確実に視聴者のハートをつかんで、ジワジワとファン層を厚くしていきました。

 「いつもトリビア、観ていますよ」
 時を追うごとに、講演会場でも声をかけられることが多くなりました。
 番組に携わっている一人としては、うれしい限りです。


 昨日、そんなコアな番組の企画構成会議が開かれました。
 僕らスタッフ陣 (プロデューサー、ディレクター、放送作家ら) は、3カ月に1回、テレビ局の会議室に集まって、侃々諤々、喧々囂々とやり合います。
 それは、まるで市場のセリを見ているよう。

 ディレクターたちは、参加者全員に、各自が集めてきたネタが記載されたプリントを配ります。
 このネタ表をもとに、全員からの査定を受けます。
 「テーマがちょっと弱い」 「もっと具体的に調べてからの方がいい」 「これは春に撮影をした方がいい」 などなど、忌憚のない意見が飛び交います。
 最終的には、プロデューサーが採用の決定を下すのですが、どのネタも秀逸ぞろいです。


 今回、一番盛り上がったのは、来年1月放送分の正月恒例企画でした。
 干支をめぐるネタです。

 来年は巳年。
 群馬県内のヘビに関する地名や伝説、ヘビにまつわるあれこれが議場に挙がりました。
 ところが担当のディレクターが、大のヘビ嫌いだったのです。

 「ダメです!本当、ムリムリ。だって、ヘビの前では僕、女の子になっちゃいますよ」
 「女の子?」
 「キャーーーーーッ!!!! って」
 一同、大爆笑でした。

 結果、プロデューサーの鶴の一声で決定。
 「いいね、臨場感があるじゃないの。キミがリポーターも兼ねたら」
 と、場は大いに盛り上がりました。


 来年は、放送開始10周年を迎えるため、番組のリニューアルも企画されています。
 今後も、ますますコアでマニアックなネタを、お茶の間に届けますよ!

 トリビアより愛を込めて……
 


      「ぐんま!トリビア図鑑」

 ●放送局  群馬テレビ (地デジ3ch)
 ●放送日  火曜日 21:00~21:15 (毎月最終火曜日を除く)
 ●再放送  土曜日 10:30~10:45 月曜日 12:30~12:45
  


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2024年08月16日

どこかで誰かが聴いている


 「小暮さん、そんなに大きな孫がいたんですか?」

 突然、30年以上前に雑誌を編集していた当時の同僚から電話がありました。
 なんでも、先日のラジオを聴いて、連絡をくれたようです。


 僕は毎月第2水曜日に、エフエム群馬の 『news ONE』 というニュース番組にゲスト出演しています。
 毎回、テーマを決めて、温泉に関するうんちくやエピソードを話しています。
 今月は、「動物発見伝説の温泉」 でした。

 冒頭、開口一番、岡部アナウンサーがアドリブで、「この夏休み、どこかへ行きましたか?」 と振ってきたものだから、「ええ、孫と温泉旅に行って来ました」 と答えました。
 そのとき 「孫に背中を流してもらいましたよ」 と言った言葉を、元同僚は聴き逃さなかったようです。


 「2、3歳の孫じゃ、背中は流せないでしょう? いくつの孫なの?」
 「中学2年生だよ」
 「へー、もしかして一番上のお嬢さんの子? Mちゃんって言ったっけ?」

 長女の名前を覚えていてくれたことに驚きました。
 「Rくんも結婚したの? 一番下の女の子はSちゃんだっけ?」
 と、長男や次女についても矢継ぎ早に訊いてきます。

 ただただ、元同僚の記憶力に驚くばかり。
 他人のうちの子どもの名前なんて、そうそう覚えているものじゃありませんって。


 でもね、これ、すべてラジオの効用であります。
 僕がメディアに露出しているからこそ、思わぬ出会いや再会があるのです。

 こうやって、わざわざ連絡をくれる人は稀であって、きっと、どこかで誰かが聴いていて、僕のことを思い出してくれているんでしょうね。
 ラジオに感謝!


 聴き逃した方は、ぜひ、「ラジコ」 でお聴きください。
 オンエアから1週間は、無料配信されています。
 


 ※次回の出演は9月11日です。

 ■放送日  毎月2週目水曜日 (18:37頃~)
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


Posted by 小暮 淳 at 11:44Comments(2)テレビ・ラジオ

2024年08月10日

8月は 「動物発見伝説」


 1カ月なんて、あっという間ですね。
 もう来週、オンエア日です。

 僕は今年4月から月1回、エフエム群馬で温泉の話をしています。
 番組名は 『news ONE』。
 夕方のニュース番組です。

 この番組の中の 「ニュースワン・アラカルト 『Voice』」 というコーナーにゲスト出演しています。
 お相手は、アナウンサーの岡部哲彦さん。
 回を重ねるごとに、2人の息も合ってきました。

 なにより岡部さんは、温泉ソムリエの資格を持つ、コテコテの温泉ファンです。
 とにかくマニアックなネタが大好きなんです。
 「いいんですか? リスナーはついて来てますかね?」
 と問えば、
 「毎回、楽しみにしています」
 と、岡部さん個人の感想が返ってきました。


 ということで次回の放送でも、マニアックネタを披露します。
 題して、「動物発見伝説の温泉」。

 全国には、クマやサル、イノシシ、ツル、カメ、ヘビ……とバラエティーに富んだ発見伝説があります。
 もちろん、群馬にもありますよ!
 そのまま伝説の動物名が温泉名になっている温泉地もありますが、そうでない “隠れ動物発見伝説” の温泉地もあります。

 いえいえ、それだけじゃありません!
 なかには “伝説” ではなく、 現実に動物が発見している “史実” の温泉地だってあるんです。


 さて、その温泉とは?
 オンエアを楽しみにしてください。



 ■放送日  8月14日(水) 18:37頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


Posted by 小暮 淳 at 12:00Comments(2)テレビ・ラジオ

2024年07月07日

7月は 「万華鏡の湯」


 1カ月なんて、あっという間なんですね。
 今週、もう4回目のオンエア日です。

 僕は今年の4月から月1回、第2水曜日にエフエム群馬で温泉のコーナーを担当しています。
 しかも、夕方のニース番組ですから生放送なんです。

 毎回、テーマを替えて、さまざまな切り口で温泉の話をしています。


 さて4回目となる7月の話題は、「万華鏡の湯」。

 実は、そんな名前の温泉はないんですけどね。
 僕が勝手に、そう呼んでいるだけです。
 分かりやすく言えば、「変わり湯」 のことです。

 そう、コロコロと色を変える温泉のことです。
 「えっ、そんな温泉があるの?」
 と驚かれる人もいるかもしれませんが、みなさんは気づいていないだけなんです。

 でも、普通そうですよね。
 その時に入った湯の色が、その温泉の湯の色だと思うからです。
 でも、何回も通って入り続けると、晴れと雨と曇りの日では色が変化していることに気づくはずです。
 「万華鏡の湯」 とは、天候や気温、時間によって色が変わる温泉のことなんです。

 それだけではありません。
 温泉の中には、一日の間に、何色にも色が変わる温泉があるのです。


 番組では、そんな不思議な温泉について話します。
 お聴き逃しなく!



 ■放送日  7月10日(水) 18:37頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


Posted by 小暮 淳 at 10:47Comments(0)テレビ・ラジオ