2023年11月30日
夢占いのお告げ
夢占いのことを書いたからでしょうか?
突然、吉報が舞い込んできました。
昨日のブログを投稿した直後でした。
電話が鳴りました。
声の主は、某新聞社の編集者を名乗りました。
「新聞に連載をお願いできますでしょうか?」
エッセイの執筆依頼でした。
なぜ、僕に?
しかも、一流新聞社から直々に?
話を聞くと、そのエッセイは僕も時々読んでいる人気のコーナーでした。
過去には、落語家やスポーツ監督など各界の著名な方々が執筆しています。
「いいんですか?」
「ぜひ、お願いいたします」
ということで、ありがたくお受けすることにしました。
連載開始は年明けから、約2年間とのこと。
肩書は一応、「温泉ライター」 とのことですが、民話や地酒のことも自由に書いて良いとのこと。
日常の出来事も盛り込んだ、僕らしい楽しいエッセイにしたいと思います。
読者の皆さんには、詳細が決まり次第、ご報告いたします。
それにしても驚きました。
まさに、これは夢占いのお告げではありませんか!
<誰かに送りたいメッセージがある>
<ふだん見せない本音を持っている>
<意欲的な毎日を過ごしている証拠>
(昨日のブログ 「老いてますます血気盛ん」 を参照)
それとも、これも “明石家さんまさんパワー” かな?
2023年11月29日
老いてますます血気盛ん
僕は2011年4月から1年間、NHK・FM前橋のラジオ番組を担当したことがありました。
番組名は 「群馬は温泉パラダイス」。
パーソナリティは、金井一世キャスター。
お相手として温泉ライターの僕が、月1回30分間、温泉の基礎知識から温泉の選び方、入り方についてレクチャーしました。
その後、ラジオ番組にゲストとして出演することはあっても、丸々1つの番組を担当したことはありません。
後にも先にも、あの1年間だけの貴重な体験でした。
だからでしょうか……
突然、僕がラジオ番組のディスクジョッキーをしている夢を見ました。
それも、お相手もなく、たった一人でマイクに向かっている夢です。
「それでは今夜も始めましょう! 小暮淳の××××(番組タイトル)!」
と言ったところで、夢が覚めました。
これって、なんでしょうか?
夢占いが大好きな僕は、起きてすぐに調べてみました。
≪ラジオのDJになる夢≫
誰かに送りたいメッセージがある。
自己顕示欲が強くなっているとき。
だそうです。
えっ、これ以上、自己顕示欲が強くなってどうするの?(笑)
まだ、世間や誰かに対して発したいメッセージがあるということですか?
「まあ、心当たりは無きにしも非ず……」
なんて思っていたら数日後には、こんな夢を見ました。
僕は舞台に立っています。
一人ではありません。
複数の役者を前に、大きな声でセリフを話しています。
なんと、僕は舞台俳優になっていたのです。
今度の夢は、なかなか覚めることなく、舞台の上で演じ続けていました。
今でもストーリーとセリフの内容を覚えています。
これって、やっぱり……
≪演劇の舞台に立つ夢≫
ふだんは見せない隠れた本音を持っている。
変身願望、現実逃避、承認欲求。
ほらね、DJになる夢と同じ傾向の夢でした。
でもね、他の占いでは、こんな風にも書かれていましたよ。
「意欲的な毎日を過ごしている証拠」
なら良かった!
欲求不満だけじゃないんですね。
ちゃんと、その欲求を満たしながら生きているということですよね(ホッ)。
老いてますます血気盛んということで。
2023年11月28日
来年1月にも出演決定!
高崎市のみなさん、こんにちは!
昨日のラジオ高崎 「Air Place」 は、お聴きになりましたか?
いやいや、楽しかったですね。
出演して、話していても、トークがコロコロ転がり、面白かったです。
パーソナリティは、ベテランの田野内明美さん。
ゲストパーソナリティは、占星術研究家の鏡リュウジさん。
鏡さんとは初めてお会いしましたが、とても物腰の柔らかい方で、好感を持ちました。
オンエア前の打ち合わせで、すでに話が盛り上がってしまい、そのままの勢いでスタジオへ。
台本無しのぶっつけトークがスタート!
案の定、先日出演したフジテレビの 『ホンマでっか!?TV』 のネタから始まりました。
草津温泉は、「くさつ」 か 「くさづ」 か?
鏡さんが、ネイティブ上州人を真似て、わざと 「くさづ」 と発音する様子が、ちょっと滑稽で笑ってしまいました。
ところが、ここでハプニングが!
放送しているのは、高崎駅構内にあるサテライトスタジオです。
ということは、通行人から丸見えです。
当然、立ち止まってスタジオ内を見ながら聴いている人もいるわけです。
その中に、Mさんを発見!
Mさんとは僕の熱烈な読者で、講演やイベントにも、ちょくちょく顔を出してくださる大切な親衛隊の一人です。
その彼女が、パーソナリティ2人と僕に向かって、本をかかげて見せたのです。
『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)
当然、話は民話に飛びました。
鏡さんいわく、
「民話、興味ありますね。聴きたいな~」
でも今回のテーマは温泉です。
ということで、とっさの田野内さんの機転で、「また小暮さんには来ていただきましょう」 ということになり、急きょ来年1月にも再度出演することになりました。
もちろんテーマは、鏡さんご指名の “民話” であります。
ぜひ、ご期待ください。
詳細は、またご報告いたします。
(1月29日の出演予定です)
2023年11月27日
2温泉地が追加! 「御湯印」
伊香保温泉大使+みなかみ温泉大使+四万温泉大使+老神温泉大使からのお知らせです。
群馬県内の温泉地の宿泊客に贈られる 「御湯印(ごゆいん)」。
一昨年に実施された草津、伊香保、みなかみ18湯、四万、万座の5温泉地に、今回は新たに磯部温泉と老神温泉が加わりました(11月25日~実施中)。
この 「御湯印」 は、群馬県観光物産国際協会が実施している事業です。
①宿泊客は、宿泊代の領収書など証明するものを観光協会などに提出。
②温泉地名が入った 「御湯印」 をゲット!
※来年3月24日 (同23日宿泊分) まで7温泉地で各先着1万人に配布(1万人に達すると期間中でも終了)。
またプロジェクトのコラボレーション企画として、ユニクロ前橋南インター店 (前橋市亀里町) で、御湯印をプリントしたTシャツを販売しています。
詳細は、各温泉地の観光協会または温泉協会に問い合わせください。
2023年11月26日
酒は友となる。
春
──旅をしなさい。
どこへむかってもいいから旅に出なさい。
世界は君や、あなたが思っているほど退屈なところではない。
「確か、あったはず……」
その人の訃報を知ったとき、僕の足は自然と書庫へと向かっていました。
「あった!」
『大人の流儀』 (講談社)
2011年に発行されたエッセイで、シリーズ累計140万部の大ベストセラー。
著者は作家の伊集院静さん。
73歳でした。
あらためて一読しました。
帯カバーには、こんなコピーが書かれています。
≪こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。
「本物の大人」 になりたい
あなたに捧げる、この一冊。≫
購入したのは12年前です。
僕は、50代前半。
すでに数冊の本を書いていました。
脇目もふらず一心不乱に、自分の信じる道を進んでいた時期、だと思っていました。
“迷いのない時代” だったと……
でも、こうして人生の指南書的な本を購入していたことに、今さらながら驚いています。
帯カバーの写真は、腕を組んだ伊集院氏が読者をにらみつけています。
還暦を過ぎたばかりの初老男。
でもカッコイイ!
モテるはずです。
前妻は故・夏目雅子さん、再婚した妻は篠ひろ子さん。
ともに美人な女優さんであります。
(男として嫉妬します)
本文は、4つの章に分かれています。
最初のページをめくると、「春」 から始まります。
・大人が人を叱るときの心得
・不安が新しい出口を見つける
・旅先でしか見えないものがある
……
記憶とは頼りになりませんね。
12年前に読んだ内容は、すべて忘れていました。
今読むと、とても新鮮でスラスラと読めてしまいます。
「そうだ、そうだ」
うなずく箇所が多いのは、僕も歳を重ねてきた証拠でしょうか?
こんな一文をがありました。
現在のSNS上の誹謗中傷の書き込みを予言しているような言葉です。
<自分のことを棚に上げて、正義を振りかざす輩(やから)を嘘つきと呼ぶ。>
心より拍手を送りました。
ご冥福をお祈り申し上げます
夏
──どんな生き方をしても
人間には必ず苦悩が一、二度むこうからやってくる。
そんな時、酒は友となる。
2023年11月25日
ラジ高に生出演しま~す!
突然ですが、来週11月27日(月) 16時~のラジオ高崎 『Air Place』(エア・プレイス) にゲスト出演することになりました!
ラジオ高崎に出演するのは、これで5回目になります。
最初に出演したのは、『ヨー!サイゴン』(でくの房) というベトナム旅行記を出版した時でしたから、かれこれ20年以上も昔です。
次が2008年だったと記憶しています。
『GO!GO!温泉パラダイス』(じゅん&クァ・パラダイス) のCDが発売された年でした。
そして、その翌年にも出演しています。
『新ぐんまカルタ』(ぐんまカルタ制作実行委員会) の発行を記念して、実行委員会の代表として制作秘話を話しました。
最後に出演したのは5年前、『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) の出版でした。
と、僕がラジオ高崎に出演するのは、何かしら作品を世に出したときなんですね。
でも今回は、何もありません。
なのに突然、出演オファーがありました。
なぜでしょう?
内容は、聞かされていません。
というのも、今回もパーソナリティーは田野内明美さんであります。
過去4回の出演も、お相手は彼女でした。
まぁ、ツーカーの間柄ということで、「出てくれます?」 「いいよ」 との軽い会話だったんですね。
もしかしら、先日出演したフジテレビの 『ホンマでっか!?TV』 ネタかな?
いずれにせよ、また彼女に会えるのは楽しみです。
当日は、高崎駅サテライトスタジオからの生放送です。
どんな話が飛び出すやら?
みなさん、遊びに来てくださいね!
●放送局/ラジオ高崎 (76.2Mhz)
●放送日/2023年11月27日(月) 16:00~18:55
●番組名/Air Place (エア・プレイス)
●パーソナリティー/田野内 明美
※小暮の出演は、16:10頃~30分位です。
2023年11月24日
定員御礼! 温泉ゼミナール
さんまさんパワー、かな?
なんだかテレビ出演後に、僕のまわりでは異変が起きています。
昨日、倉渕川浦温泉 (高崎市) 「はまゆう山荘」 にて、群馬と高崎の温泉をテーマにした “温泉ゼミナール” が開催されました。
僕が講師を務めさせていただきました。
このゼミナールは、会場となる 「はまゆう山荘」 が主催し、高崎駅からバスを出して送迎するという画期的な企画でした。
先日の四万温泉のように、僕がバスに同乗して現地をまわりながら話をする出前講座と異なり、現地で僕が出迎え、講演をするというスタイルです。
高崎市の広報誌や地元のフリーペーパーなどでも開催の記事が掲載されたようで、おかげさまで受付早々、募集定員に達したといいます。
午前10時20分。
予定の開催時間より10分早めに、僕はマイクを握りました。
なんだか予感がしたのです。
「今日は受講者の雰囲気がいい。話がノッテ、長くなりそうだ」 と……
案の定、当初90分の予定だった講演時間は大幅にオーバーしてしまいました。
途中、主催者側から、
「先生、時間は気にしないでください。昼食の時間を30分ずらしますから」
との助言もあり、受講者に 「いいですか?」 と確認すると、拍手が起こりました。
ということで、“まくら” から始まり、温泉の基礎知識、群馬の温泉の特徴、高崎市の温泉の現況etc……
さらに終了後には、カラオケに合わせて持ち歌の 『GO!GO!温泉パラダイス』 まで歌ってしまいました。
終わってみたら2時間にわたる講演でした。
異変は、その後に起こりました。
会場では著書の販売がされたのですが、もちろん、要望があった購入者にはサインをしました。
今までなら、そこまでです。
ところが、今回は違いました。
「写真、いいですか?」
と、ツーショットの撮影を頼まれた人が何人もいました。
いえいえ、正確には今回だけではありません。
先日の講演会でもありました。
急に、写真撮影が増えたのです。
なんで?
理由は1つしか考えられません。
『ホンマでっか!?TV』 に出演以降の現象だからです。
恐るべし、さんまさんパワー!
2023年11月22日
空より青い四万ブルー
僕は2009年4月からNHK文化センターのカルチャースクール 「野外温泉講座」 の講師をしていました。
10年以上も続く人気講座でしたが、コロナの影響で2020年1月の開講を最後に休講となりました。
この講座では、バスに僕が同乗して群馬県内外の温泉地を日帰りでめぐっていました。
あれから約4年近い月日が流れました。
「野外温泉講座」 は依然休講中ですが、新たな野外講座が誕生したのです。
それは、「出前講座」。
ということで昨日、群馬県立歴史博物館 「友の会」 主催による出前講座 「温泉ライターに学ぶ 『四万温泉あれこれ』」 が開催されました。
バスは高崎市の県立歴史博物館を出発。
前橋駅を経由して一路、中之条町の四万温泉へと向かいました。
僕は前橋駅よりバスに乗り込み、車中では四万温泉大使として、また中之条町観光大使として、四万温泉の歴史や文化、温泉の泉質について、話をさせていただきました。
たとえば、なぜ、四万温泉は、“三万” でも “五万” でもなく、“四万” なのか?
長年、取材を続けてきてたどり着いた謎の推理を披露しました。
参加者らは、「へー!」 と感嘆の声をもらしていました。
一行は最初の目的地、奥四万湖へ。
湖畔の駐車場では、四万温泉協会の事務局長が直々に、出迎えてくれました。
そして参加者には、パンフレットや四万オリジナルグッズなどを進呈。
袋の中には、本日の講師の著書 『あなたにも教えたい四万温泉』(上毛新聞社) が入っていました。
(僕の袋にも入っていたので、しっかりといただいてきました)
ここから事務局長の先導のもと、四万観光ツアーの始まり始まり!
奥四万湖のダムサイトの上に立った途端、歓声が上がりました。
青い、青い、目が覚めるようなコバルトブルー色した湖水が、眼下に広がります。
これが、吉永小百合さんのCMでも話題になった “四万ブルー” であります。
エメラルドグリーンの湖水は、ときどき見かけますが、真っ青の湖水は大変珍しいとのこと。
天気にも恵まれ、この時期にしては風もなくおだやかなポカポカ陽気です。
事務長いわく、「朝方は吹雪いていたんですよ。みなさんは持ってらっしゃいますね」
まさに、日頃の行いの賜物であります。
では、なぜ奥四万湖の水は、こんなにも美しい青色をしているのでしょうか?
純粋な水は本来、無色透明です。
その水に銅イオンやコバルトイオンなどの物質が溶け込んでいると、青く見えるといいます。
しかし分析の結果、四万の水には “青く見える物質” は含まれていませんでした。
では、なぜ?
なんとも神秘的な湖であります。
奥四万湖を見学した一行は、県内最古の木造建築である日向見薬師堂へと向かいました。
その後、老舗旅館にて昼食と入浴を楽しみ、帰路へと着きました。
終日、天気に恵まれた絶好の出前講座日和でした。
参加してくださったみなさん、大変お疲れさまでした。
また次回、温泉旅に出かけましょうね!
2023年11月20日
「膕」 の逆襲
以前、「膕」 について書いたところ、ブログを呼んだ数人から驚きの声が寄せられました。
「初めて聞いた」 「名前があることを知らなかった」 「漢字を読めなかった」
とのことです。
(2023年11月10日 「膕の誘惑」 参照)
“月” へんに “國” と書いて、これで 「ひかがみ」 と読みます。
人体の部位の呼称で、ひざの後ろ側のくぼみのことを言います。
まあ、あまり普段は見かけない部位なので、馴染みはないかもしれません。
特に自分の 「膕」 なんて、鏡に映して見る人もいないでしょうからね。
かなり特殊な部位ではあります。
でも僕は大好きなんです。
いつからかって?
それは物心がついた頃からです。
前回も書きましたが、とにかく見ていると癒やされるのです。
なんとも控えめな佇まいに、おしとやかさを感じます。
また、目立つ正面のひざに対して、日の当たらない陰の存在感がそそります。
気が付けば、季節は秋を飛び越して、冬の気配です。
夏のように肌の露出度は高くありません。
よって、「膕」 をさらしている人も少なくなりました。
でもね、いるんですよ!
たま~にですけどね。
この寒い中、無謀にもファッションとしてミニスカートをはいている若い女性が……
「お、おおおおーーー!!」
と、僕の “ひかがみセンサー” が敏感に察知します。
「前方に、ひざ小僧発見!」
「了解、後方へ回れ!」
「ラジャー!」
と、僕の脳内では指令が飛び交います。
そして、通り過ぎた女性の後方より 「膕」 を確認。
すると刹那に視覚から得た情報は、自律神経のうちの副交感神経に伝達され、鎮静作用が始まります。
なんとも心地よいデトックス効果が得られるのです。
えっ、何?
それって、ヘンタイだって?
そんなことは、ありませんって!
僕は、いたって健康です。
♪ あなたが思うより正常です ♪
2023年11月19日
追悼の歌が聴こえる
♪ GOGO 温泉パラダイス YUYU 湯の国ぐんま県
GOGO 温泉パラダイス YUYU 湯の国ぐんま県
不思議な感覚に陥りました。
大きなホールに流れる歌は、その昔、僕が作詞作曲した群馬県の温泉応援歌 『GO!GO!温泉パラダイス』。
歌っているのは、スーパーローカルオヤジバンド 「じゅん&クァ・パラダイス」 のボーカル、小暮淳。
そうです、自分の歌声に迎えられて会場に入るという、前代未聞の体験をしてきました。
昨日、前橋市民文化会館で開催された、第3回 落語VS講談 三遊亭圓馬・神田松鯉 「二人会」 での出来事です。
事前に、主催者側からCD使用の許可を求める連絡はありました。
でもね、まさか、こんなサプライズが起こるなんて……
なんで、僕の歌なんだろうか?
圓馬師匠の落語と松鯉先生の講談の後、中入り (休憩) に入りました。
(ちなみに人間国宝の松鯉先生は神田伯山の師匠です)
トイレに席を立った時、また会場にサプライズが流れました。
♪ やんやん焼きまん まんじゅうろう
こげ目ほどほど 香ばしや
やんやん焼きまん まんじゅうろう
見た目べたつく つらがまえ
でも 内はさっぱり 心意気
野村たかあき作詞・小暮淳作曲 『焼きまんじゅうろう 旅すがた』 であります。
これも歌っているのは僕です。
なんで?
この会場で、僕の歌が流れる理由は?
トイレからもどり、パンフレットを読み返して、ハッとしました。
そうか、追悼だったんだ!
<前橋市出身の絵本作家・野村たかあきさん。3年ほど前に釈台 (講談師の方が使用する台) について相談したところ、弟さんが大工さんということで無償で作ったいただきました。その後のコロナ禍により、この釈台は一度も使われませんでした。ですが、今回いよいよこの釈台で松鯉先生にお話ししていただきます。
しかしながら今年7月、野村さんはご病気により天国に旅立たれました。本日の公演をとても楽しみにされていたということで非常に哀しく残念です。
講談や落語が大好きだった野村さん。きっとこの会場に遊びに来てくれていることと思います。改めて野村さんのご冥福をお祈りし、本日の公演に臨みたいと思います。>(パンフレットより)
思えば 『GO!GO!温泉パラダイス』 に、踊りの振り付けをしてくださったのは野村さんでした。
そして、『焼きまんじゅうろう 旅すがた』 の歌詞を書いてくださったのも野村さんです。
主催者は、そのことを知っていて、会場でこの2曲を流し、野村さんを迎えようとしていたのですね。
そのことに気づき、胸の奥の方がジーンと熱くなりました。
野村さん、昨日は楽しかったですね!
2023年11月18日
『令和版 みなかみ紀行』 連載開始!
高崎市民のみなさん、こん、にち、は~!(錦鯉風)
今日は、エリア限定のネタでお送りします。
『ちいきしんぶん』(ライフケア群栄) の11月17日号は、ご覧になりましたか?
『ちいきしんぶん』 は、旧高崎市内の約9割の家庭や事務所に無料配布されているフリーペーパーです。
いよいよ、新連載 『令和版 みなかみ紀行』 がスタートしました。
僕が長年、大事に温めてきた “牧水ネタ” であります。
歌人の若山牧水(1885~1928)は、大正11(1922)年10月14日から15日間かけて、長野~群馬~栃木の3県を旅しました。
その旅程を記した書物が有名な 『みなかみ紀行』 です。
牧水は群馬県内の9つの温泉地に投宿しています。
そして牧水が生涯、こよなく愛したものが “酒” です。
43歳で、この世を去るまで毎日一升の酒を吞み続けました。
(もちろん死因は肝硬変です)
では牧水は、群馬県内のどこの温泉地を訪ね、どんな酒を呑んだのでしょうか?
このシリーズでは、舞台を大正から令和の時代に置き換えて、『みなかみ紀行』 の全行程をたどります。
もちろん、僕の独断と偏見による “謎解きエッセイ” であります。
異論や反論は必ず出て来るでしょうが、何でも最初にやったもの勝ち!
『令和版 みなかみ紀行』 ~牧水が愛した群馬の地酒と温泉~
シリーズ全8回、不定期に掲載されます。
第1話は、牧水が静岡県沼津市の自宅を出発してから長野県佐久市、軽井沢町で過ごした3日間を追いました。
第2話では、いよいよ草軽鉄道に乗って、群馬へと県境越えをします。
どこの温泉を訪ね、どんな酒を呑んだのでしょうか?
乞う、ご期待!
●問合/ちいきしんぶん TEL.027-370-2262
2023年11月17日
先輩の背中
「飯出先生!」
「先生はやめてください。小暮先生!(笑)」
それが僕と飯出さんとの出会いでした。
緊張していたことを覚えています。
だって、あこがれの大先輩と、こうやって酒を酌み交わしながら話ができるなんて、夢のようなひと時でした。
温泉紀行ライター、飯出敏夫さん。
温泉好きなら誰もが、その名を知っていると思います。
僕も駆け出しのライターの頃から、数々の飯出さんの著作を読んで、勉強させていただきました。
近年では70歳の時に日本百名山を完登し、『温泉百名山』(集英社) を出版されました。
僕がお会いしたのは、『続・温泉百名山』 の取材中でした。
群馬の山行中に、温泉宿で合流しました。
古希を過ぎているというのに、その強靭な体力に感服しました。
大病を患ったとは思えぬ精神力にも脱帽です。
何よりも、その酒豪ぶりは惚れ惚れとします。
山から下りて来て、宴会に加わり、翌朝には、また次の山へと向かって行きました。
まさに、フィールドワークを骨子とするライターの鑑であります。
そんな飯出さんの不定期連載が、上毛新聞で始まりました。
「オピニオン21」 です。
このコーナーは、群馬県にゆかりの著名人や各ジャンルで活躍する県民が持ち回りで寄稿するコラム欄です。
実は飯出さんは、群馬県上野村の出身なんですね。
それだけで親近感がわきます。
次回の掲載日は、いつだろうか?
これからも偉大なる先輩の背中を追い続けたいと思います。
2023年11月16日
四万三昧
なんだか今月は、“四万づいて” います。
中之条町観光大使&四万温泉大使のW大使として、当然のことなのですが……
昨日、四万温泉協会 (中之条町) にて、2つの打ち合わせをしてきました。
1つは、来週開催される群馬県立歴史博物館友の会主催による出前講座 「四万あれこれ」 の当日行程のすり合わせ。
高崎と前橋からバスを出して道中、僕が四万温泉のあれこれを話します。
もう1つは、来月放送予定の群馬テレビ 「ぐんま!トリビア図鑑」 のロケハン (ロケーションハンティング=現地下見) を兼ねた打ち合わせです。
僕は、この番組のスーパーバイザー (監修人) をしていますが、ときどきリポーターもします。
今回は、シリーズ 「温泉王国ぐんま」 の第5回となります。
僕と四万温泉の付き合いは長く、かれこれ30年以上も通っています。
縁あって、平成23(2011)年には 『あなたにも教えたい四万温泉』(上毛新聞社) を出版することができました。
その後、四万温泉大使に任命され、さらいにイベント等で訪れる機会が増えました。
プライベートでは、私的バンドでも毎年、ライブ演奏をさせていただいています。
そんな勝手知ったる四万なんですが、不思議と飽きません。
どころか、訪ねるたびに新しい発見があります。
今回も、長年解明できなかった四万温泉最大の謎に挑みます!
2023年11月15日
座敷わらしに、よろしく!
講演では最後に、質疑応答の時間があります。
「先生に何か訊きたいことことはありますか?」
と司会者が呼びかけますが、手を挙げる人はいつも一人か二人です。
訊きたいことはあっても、大勢の人前では恥ずかしいというのが本音のようです。
でも、そんな人たちは決まって終了後に、個人的に僕のところにやって来て、
「○○温泉に行ってきたのですが……」 とか 「ぬる湯が好きなのですが……」
などと声をかけてくださいます。
なかには、
「テレビ、観ました」 「ブログ、読んでます」
という読者からの声かけもあり、うれしい気持ちになります。
でも先日は、ちょっと変わった声かけがありました。
質問ではなく、相談をされてしまいました。
民話をテーマにした講演会の終了後のこと。
後片付けをしている僕に、一人の初老の男性が近寄って来て言いました。
「先生、一つ、教えていただけますか?」
「はい、どうぞ」
「座敷わらしがですね……」
「えっ、座敷わらし?」
「はい、座敷わらしが、息子の家に出るらしいんですよ」
前代未聞の相談を受けてしました。
でもね、僕は霊媒師でも祈祷師でもありません。
ただの民話好きのライターです。
除霊なんてできませんって!
「困っていらっしゃるんですか?」
「なんでも、夜な夜ないたずらをするらしくて」
「はあ……」
僕は二の句を継げずにいました。
「大丈夫でしょうか?」
男性は、息子一家に何か禍(わざわい)が起こるのではないかと心配しているようです。
昔から座敷わらしを見た人は、立身出世するといわれています。
また、その家には富や福をもたらすとされる妖怪です。
だから僕は、男性に向かって、こう言ってあげました。
「きっと息子さんは出世しますよ。もしくは一家に幸福が訪れる吉兆です」
すると男性は、
「ありがとうございます。安心しました」
と、深々と頭を下げました。
そして、ひと言、
「先生の本を一冊ください」
お買い上げ、ありがとうございま~す!
2023年11月14日
僕がランナーをやめた理由
今月、ぐんまマラソン (群馬県民マラソン大会) が盛大に開催されました。
33回目だといいます。
ちょうど30年前のその日、僕は大会に出場する予定でした。
でも当日の朝、会場には向かいませんでした。
突然、走る気が失せてしまったのです。
結果、あの日が人生のターニングポイントとなりました。
きっかけは、暴飲暴食による肥満でした。
当時僕は、会社勤めで、ノルマノルマの毎日。
ストレスを解消するため毎晩、夜の街を飲み歩いていました。
「こんな毎日を断ち切りたい」
友人のすすめもあり、一念発起してダイエットを実施。
手段の1つとして、ジョギングも始めました。
すると……
一年と経たずに、メキメキと成果が出ました。
なんと、10キロ以上もやせたのです。
ところが……
ダイエットは成功したのですが、気が付いたらジョギング欲が止まらなくなっていました。
とにかく、走らなくてはいられないのです。
しかも走り込む距離も、5キロ、10キロと日に日に延びていきます。
ランナーズハイっていうんですか?
走っているとアドレナリンがバンバン出て来て、気持ちがいいんですね。
もう、寝ても覚めても走ることばかり考えるようになりました。
いつしか専門誌を読むようになり、記事まで投稿する始末。
旅行に行けば、早朝にこっそりと旅館やホテルを抜け出して、知らない街を走る楽しみまで覚えてしまいました。
( “ランナーあるある” です)
その頃には、10キロやハーフですがマラソン大会にも出場していました。
ある日突然、その問いかけは、やって来ました。
「なんで走るんだ?」
なんでだろう?
何のためにだろう?
走りながらも考えましたが、なかなか答えが出ません。
30年前の群馬県民マラソン大会の朝。
出かける用意をしている時でした。
天啓のように、心の声が聞こえてきたのです。
“自己満足”
もしかしたら自分は、走ることにより得られる達成感が欲しかっただけなのではないか?
本当にやりたいことができないから、他の達成感とすり替えてるのではないか?
本当にやりたいこととは……
「走っている場合じゃない!」
大会を欠場して、後日、会社に辞表を出しました。
その日以来、僕は走っていません。
2023年11月13日
2時間20分の抑尿
過日、中学時代のクラス会でのこと。
六十路を折り返し地点まで生きてきた初老男たちの話題は、御多分に漏れず、健康と老化話に花が咲きました。
さすがに、まだ病気自慢をする年齢ではありませんが、老化は避けて通れません。
最初は、酒の席ならではの “ハメマラ” で盛り上がりました。
「ハ」 =歯、「メ」 =目、「マラ」 =男性生殖器であります。
50代あたりから、この順序で肉体の衰えが始まります。
中には見栄を張って、「俺はまだ現役だ!」 なんていう輩もいましたが、一様にして、“ハメマラ” どおりに老化が進行していました。
一番多かった意見が、“頻尿” でした。
「トイレが近くなった」 「夜中に何回も起きる」
との意見に、誰もがうなずました。
もちろん、僕も大きくうなずきました。
若い頃からトイレは近い方でしたが、加齢とともに、そのサイクルは年々短くなっているような気がします。
何か行動を起こすたびに、「とりあえずトイレ」 が習慣になっているのが実情です。
そんな僕の大敵が、映画鑑賞です。
映画は、大きなスクリーンで見たい!
しかも還暦を過ぎてからは、シニア割引を利用できるので、安価で観ることができます。
ところが……
問題は、トイレです。
今までにも何度か上映時間中に観客席を抜け出して、トイレへ駆け込んだことがありました。
当然、その間のストーリーは分からなくなってしまいます。
ああ、憎むべき頻尿……
そして先週、どうしても観たかった映画が、やっと観られるチャンスが到来しました。
森達也監督 『福田村事件』
追加上映のこの機会を逃したら、次はいつ観られるか分かりません。
でも……
問題がありました。
上映時間が2時間20分もあるのです。
ダメだ…
ムリだ…
僕の膀胱は、とてもじゃないけど2時間以上は持たない。
それでも見たい!
ということで当日の午前中は極力、水分摂取を控え、上演時間ギリギリまでトイレで絞り出し、もしもの時を考えて出口近くの通路側の席に座り、鑑賞に臨みました。
結果、セーフ!
終演と同時にトイレに駆け込みました。
やったー!
すごいぞ!
新記録だ!
自分で自分をほめてやりました。
そして、ご褒美に、いつもの居酒屋へ向かいましたとさ。
めでたし、めでたし。
2023年11月11日
過去を占ったことがありますか?
相変わらず、「過去占い」 を続けています。
「過去占い」 とは?
新聞や雑誌などに掲載されている運勢占いを、あえて、その日には読まずに後日、的中しているかを検証する楽しみです。
これに僕は、長年ハマっています。
(当ブログの2021年10月18日 「きのうの運勢」、同年12月11日 「過去占い」 参照)
なぜ、そんなことを始めたのか?
そもそも占いというものを信じていないのですが、見てしまうと自分は暗示にかかりやすい性格だということに気づきました。
悪い運勢だと、一日が憂うつになり、警戒心が強くなってしまいます。
良い運勢だと、期待値が大きくなり過ぎて、何も良いことが起こらなかった日は、ガッカリしてしまいます。
そこで僕は、こう思いました。
「未来なんて、その時にならなければ分からないじゃないか! 分からないから人生は面白いんだよ! 逆に過去なら占いが当たっていようが、ハズレていようが過ぎ去ったことなんだから安心して見ることができる」
ってね。
現在、僕は新聞を2紙購読しています。
一紙には生まれ月による占いが、もう一紙には星座による占いが載っています。
どちらの占いも、届いたその日には読まず、あえて飛ばしています。
で、後日、的中率の判定をします。
まあ、所詮、占いですからね。
当たるも八卦当たらぬも八卦で、五分五分です。
でも過去の的中率ですからね、自然と許容範囲が広くなるんです。
「もしかしたら、あのことかも?」
とかなんとか、あれこれと考えるのが、過去占いの楽しみです。
たとえば、今週の水曜日の占いは、こうでした。
一紙の生まれ月による運勢は、「充実感に満たされる。大吉」。
もう一紙の星占いは、「日ごろの努力が認められそう」。
で、この日、何があったかというと、某団体の交流会に呼ばれて 『なぜ明石家さんまさんに会えたのか?』 というテーマで、テレビ出演のこぼれ話を披露した日でした。
大勢の人たちに話を聴いていただき、確かに “充実感に満たされ” ました。
また講演後、著書もたくさん売れましたから、“日ごろの努力が認められた” と解釈することができます。
ほらね、解釈のしようで勝手に的中率を上げることができるんです。
良い運勢は甘い判定で的中率を上げ、悪い運勢だったら厳しく判定して的中率を下げてしまえばいい。
当の本人しか審査できない、唯一無二の一人遊び!
それが 「過去占い」 です。
ぜひ、みなさんもやってみてください。
過去が、ちょっぴり輝くかもしれませんよ。
2023年11月10日
「膕」 の誘惑
突然ですが、この漢字を読めますか?
「膕」
これで 「ひかがみ」 と読みます。
では、何のことでしょうか?
ヒント① 体の部位です。
ヒント② 下半身です。
正解は、ひざの後ろの、くぼんだ所です。
えっ、呼び名があったんだ!
と、初めて知った人もいたんではありませんか?
実は僕、昔から知ってました。
というのも、大好きな部位だからです。
なんて言うと、「ヘンタイ!」 と思われそうですが、性的な意味合いはありません。
ただ単に、眺めているのが好きなんです。
とっても癒やされるんですね。
(やっぱりヘンタイじゃないかって?)
もし僕に性的欲求によるフェチがあれるとすれば、それは 「膕」 の下の 「脹脛 (ふくらはぎ)」 です。
特に女性のふっくらとした脹脛は、「美しい!」 とさえ思います。
そして、ジーっと見ていると、確かに気分が高揚してきます。
(ほら、やっぱりヘンタイだ!)
ところが目線を少し上へ移すと、そこには「膕」 があります。
途端、スーッと高揚した気分は鎮静へと向かいます。
この視覚による感情のギャップがたまりません。
たとえるならば、温泉の 「熱い湯」 と 「ぬるい湯」 を交互に入浴している感じです。
熱い湯は、自律神経の交感神経を刺激するため、覚醒作用があります。
逆に、ぬるい湯は副交感神経に働くので、リラックス効果が得られます。
この作用と効果を視覚により得られる部位が、「ふくらはぎ」 と 「ひかがみ」 ということです。
えっ、やっぱりヘンタイだって?
別に法に触れることは一切していませんから、いいじゃないですか!
ぜひ、みなさんも一度、試してみてください。
(注) あくまでも個人の感想です。効能には個人差があります。
2023年11月09日
なぜ明石家さんまさんに会えたのか?
“人生はピタゴラスイッチである”
僕は常々、そう感じています。
「ピタゴラスイッチ」 とは、NHK教育テレビ (Eテレ) の幼児向け番組名です。
この番組のコーナーの1つに、「ピタゴラ装置」 が登場します。
いわゆる 「からくり装置」 です。
装置の構成は身の回りの物 (文房具や日用品) でできています。
そこにビー玉や小さな車を転がすと、連鎖的にさまざまな仕掛けが作動して、次々と新しい運動が引き継がれていくという遊具です。
「えっ、そんなことが起きるんだ!」
と、大人でもワクワクしながら見入ってしまいます。
まさに、人生のようであります。
昨日は某団体の交流会の席に呼ばれ、1時間の講演をしてきました。
依頼されたテーマは、「テレビ出演こぼれ話」。
先日、僕が出演した明石家さんまさんがMCをつとめるフジテレビ 『ホンマでっか!?TV』 の裏話を話してきました。
とはいっても、スタジオでの出来事だけを話したのでは、講演としては面白みがありません。
ただの体験談に終わってしまいます。
ということで、“なぜ明石家さんまさんに会えたのか?” という 「生き方論」 を話しました。
雑誌社を辞めて、フリーランスのライターになり、温泉に出合い、本を出版すると講演やテレビ出演などの依頼が来るようになりました。
温泉地には必ず、発祥伝説や民話が語り継がれています。
これらを集めて本を出版すると、今度は民話をテーマにした講演依頼が来るようになりました。
さらに、民話は紙芝居になり、仲間と街頭で公演活動を続けると、新たな出会いが生まれました。
気が付いたら一介のライターだった僕には、温泉ライター、謎学ライター、ミステリーハンターなどの異名が付いていました。
さらには、観光大使や温泉大使、地酒大使などの肩書までいただきました。
これは、まさにピタゴラスイッチなのであります。
自分の意志だけでなく、転がりたいように転がっていたら様々な出会いがあり、新しい発見につながっていったのです。
その結果、今回、明石家さんまさんに会うことができました。
いや~、人生って不思議ですね。
不思議だから楽しいんですね。
今日も僕の 「ピタゴラ装置」 は、コロコロと転がり続けています。
2023年11月08日
ぼんじりの秋
『しらたまの歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり』 牧水
めっきり秋らしくなってきました。
秋といえば、酒です。
(一年中ですが)
酒といえば、やっぱ日本酒ですね。
(毎日のことですけど)
当ては、まずは、焼き鳥から始めるのが定番です。
(やっと今日の本題に入りました)
となれば、僕は決まって 「ぼんじり」 を注文します。
「ぼんじり」 とは?
一般には馴染みのない部位かもしれませんが、酒呑みにはファンが多い部位だと思います。
鶏のお尻の骨まわりの希少な肉です。
“鶏肉の大トロ” とも呼ばれ、脂がのっていて、噛むとブリッとした弾力があり、それでいて歯切れがよい。
「ぼんじり」 という言葉の由来は、雪洞(ぼんぼり)のように “かわいい尻の肉” だからのようです。
ちなみに僕は、カリカリに焼いて、塩をサッと振って、熱々のうちに食べるのが好きです。
最近は街中のスーパーでも売っているので、未体験の人は一度、“味体験” してみてください。
なんて話していたら、も~う、ヨダレが出てきました。
夜まで待てそうにありません。
牧水先生も日に一升、朝から呑んでいたといいますから僕もいいかな?
『人の世にたのしみ多し然(しか)れども 酒なしにしてなにのたのしみ』 牧水