2025年05月13日
ハッとしてP
この感情は、何なんでしょうか?
老いらくの恋?
いえいえ、そんなに激しいものじゃありません。
いうならば、親心のようなものでしょうか……
我が家の近くには、4軒のコンビニがあります。
徒歩で行ける範囲に2軒、自転車で行ける範囲に2軒。
ふだんは一番近いコンビニを利用しています。
先日の日曜日、車で外出した帰りに、ふだんは利用しない4番目に近いコンビニに寄りました。
レジへ行くと、店員はいません。
「あの~、すみません!」
僕が大きな声で呼ぶと、
「は~い、いらっしゃいませ~!」
と奥から若い女性が出てきました。
「あっ!」
と僕が叫ぶと、
「あっ!」
と、女性店員も叫びました。
そう、Pちゃんじゃありませんか!!
読者の中には、覚えている人もいるかもしれませんね。
今年の冬に、足しげくおでんを買いに行っていたコンビニの店員です。
(2025年1月29日 「Pちゃんの汁だくおでん」 参照)
Pちゃんはネパールから来た、語学学校に通う学生です。
土日だけ、我が家から一番近いコンビニでアルバイトしています。
僕らは、客と店員として出会いました。
おでんの販売が終了してからも、なんとなく彼女の顔が見たくなって、なんだかんだと買い物の用事を作って、土日になるとコンビニを訪れていました。
そしてレジで、他愛のない世間話をしていました。
故郷ネパールのことや学校のこと、日本での生活などなど……
僕の質問に、嫌な顔をせず笑顔で答えるPちゃん。
おのずと愛着が湧いてきます。
「あれ、店、変わったの?」
「同じオーナーの店です」
「なんだ、ビックリした」
「たまたまです」
彼女は、この日だけの助っ人店員だったようです。
それにしても奇遇です。
なにか特別な縁を感じます。
(だから、たまたまだって!)
「じゃ、がんばってね」
「いつもありがとうございます」
異国の地でアルバイトをしながら勉学に励んでいるPちゃんが、なぜか、とっても愛しいのであります。
しかも大都会ではなく、こんな地方都市の小さな町のコンビニで。
故郷の親御さんは、さぞや心配していることでしょうね。
“日本のお父さん” になってあげたくなるのです。
いえいえ、歳の差からみたら祖父であります。
なんでも、いいじゃありませんか。
がんばれ、Pちゃん!
次に会うのは、どこのコンビニなのでしょうか?
楽しみが増えました。
Posted by 小暮 淳 at 11:07│Comments(0)
│つれづれ