温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使
ぐんまの地酒大使
群馬県立歴史博物館「友の会」運営委員



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2014年07月31日

著書に会う


 先日、カリスマ経営者で知られる吉川廣和氏にお会いしてきました。
 ※(「吉」 の字は正しくは、上の 「士」 が 「土」 です)

 吉川氏は群馬県箕郷町(現高崎市)の出身。
 老舗企業であるDOWAホールディングス㈱の社長・会長を経て、現在は相談役をされています。
 過去には、内閣府参与なども歴任されました。

 また、7年前に出版した 『壁を壊す』(ダイヤモンド社) はベストセラーとなり、「アジア経済人大賞」 も受賞されています。
 倒産しかけた企業を7年で経常利益を10倍にしたという破壊的改革を行った人です。
 経営界の異端児でもありますが、神様と崇めるビジネス人も多いカリスマ経営者なのであります。


 で、どうして、そんな凄い人に、僕なんかが会いに行って来たのかというと、来月、吉川氏が新刊を出版することになり、そのインタビューをしたのです。
 それも今回は、ビジネス書ではありません。
 生まれ育った群馬での少年期を描いたドキュメントエッセイです。
 あの、『壁を壊す』 の著者が、戦後の貧しい農村で必死に生きた時代を赤裸々に綴った真実の記録です。

 興味津々で僕は、高崎市の観音山丘陵に建つ、氏のアトリエ兼別荘を訪ねました。


 2階建てのログハウスからの眺望は、絶景です。
 南に御荷鉾山~秩父連山、西は妙義山~浅間山~榛名山、北は子持山~赤城山と360度の大パノラマが広がります。
 氏はここで、畑をいじり、絵を描いて休日を過ごしているのだといいます。

 もちろん、僕は、この時が初対面です。
 出版社の担当者が、僕を紹介してくれました。

 すると氏は、ちょっと驚いたような顔をして、
 「あっ、温泉の本の?」
 と言って、リビングの書架をを指さしました。

 す、す、すると! そこには、ぼ、ぼ、ぼくの著書があるではありませんかーーーッ!
 『群馬の小さな温泉』(上毛新聞社) 、4年前に出版した本です。

 「確か、最近も出されましたよね? えーと、えーと、源泉宿でしたっけ?」
 「ええ、『新 ぐんまの源泉一軒宿』 です」
 と僕が答えると、
 「それそれ、それも持っていますよ」

 だなんて! うれしいやら、照れくさいやら、恥ずかしいやら、すっかり僕は舞い上がってしまいました。

 こんなことも、あるのですね。
 氏が温泉好きだということが分かっただけで、なんだか急に親しみが湧いてきて、緊張もほぐれ、スムーズにインタビューを進めることができました。


 吉川さん、ぜひ、群馬の温泉の素晴らしさを全国にPRしてくださいね。

 PS
 帰りにいただいた採れたて夏野菜のおみやげ、ありがとうございました。
 大変、おいしかったです。
    


Posted by 小暮 淳 at 17:44Comments(0)著書関連

2014年07月30日

片品温泉 「尾瀬岩鞍リゾートホテル」


 50万株、300万輪!
 ユリ、ユリ、ユリ、ユリだらけのユリのじゅうたんの上を、リフトに乗って標高1,300mの高原へ!

 ここは、群馬県片品村に広がる関東最大級の 「ゆり園」 です。

 日中でも最高気温が25℃と涼しく、もう夕方になれば半袖では寒いくらいでした。


 と、いっても、別に家族で夏休みを楽しんできたわけでも、仲間とレジャーに行って来たわけでもありません。
 れっきとした取材です!

 それも温泉取材です(きっぱり!)。


 ご存知、ここは 「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」。
 スキー場です。
 夏のこの時季は、ゲレンデが色とりどりのユリの花で覆われるため、関東近県から大勢の観光客がやって来ます。

 もちろん、僕のお目当ては 「ゆり園」 ではなくて、温泉です。
 今では温泉が湧いているスキー場は、どこにでもあるので珍しくありませんが、ここ 「尾瀬岩鞍リゾートホテル」 は、昭和59年の創業時からすでに温泉が引かれていました。
 県内でも老舗のスキー場にある温泉ホテルであります。

 泉質は片品方面特有のアルカリ性単純硫黄温泉。
 pH値も、9・1とかなりアルカリ度は高めです。
 いわゆる美肌効果があるとされている 「ツルスベの湯」 であります。

 浴室は、男女別の内風呂があるのみ。
 シンプル イズ ベスト!

 たっぷりかいた汗を流したあとは、もちろん、お待ちかねの生ビールでカメラマン氏と乾杯。

 夏は、クソ暑い下界から遠く離れた高原での温泉取材が、いいですね。 
   


Posted by 小暮 淳 at 20:21Comments(0)温泉地・旅館

2014年07月28日

元気だして!元気だして!


 “ライブは筋書きのないドラマである” by jun kogure

 だから面白いんですけどね。
 無事、2日間で3回のライブツアーを終えてきました。


 炎天下の屋根なしストリートライブ。
 急きょ、会場が変更になったお座敷ライブ。
 風雨にたたられた悪天候の湖畔ライブ。

 移動距離だけで200キロを超えるツアーでしたが、オジサンたちは元気です!
 平均年齢 56.5歳。
 中高年の星になれるよう、がんばりましたよ!


 それぞれの会場には、このブログの読者も駆けつけてくれました。

 ライブのみならず、セミナーや講演会場にも毎回、足を運んでくださるMさん!
 暑い中、遠路はるばる四万温泉まで来てくださり、ありがとうございます。

 「皆さんでどうぞ」 って、キンキンに冷えた缶ビールを差し入れてくださったWさん!
 ありがとうございます。
 きーーーっ、うまかったっす!
 メンバー全員、ありがたくご馳走になりながら、演奏をさせていただきましたよ。
 しかもWさんは、翌日のみなかみ町で開催されたイベントにも駆けつけてくださいました。
 重ねて、お礼申し上げます。

 読者のみなさん、そして会場に集まってくれたたくさんのお客様、本当にありがとうございました。


 実は今回、あるハプニングがありました。
 それは、毎回、ライブのエンディングで歌う 『GO!GO!温泉パラダイス』 でのこと。

 通常は、「ハイハイハイ」「ソレソレソレ」 っていう合いの手が入るんですけど、突然、ベースの酒井君がアドリブで 「元気だして!元気だして!」 って叫んだんです。
 会場のみならず、メンバーに大受けしました。

 「元気だして!元気だして!」

 それ以降、このフレーズをライブで入れることになりました。


 中高年のみなさ~ん、元気を出して行きましょう!
   


Posted by 小暮 淳 at 11:40Comments(2)ライブ・イベント

2014年07月25日

いざ、真夏のライブツアーへ!


 読者のみなさ~ん、お元気ですか~!
 夏バテ、してませんか?

 しっかし、暑いですね。
 今日の前橋市は36.7度!
 連日の猛暑に、少々バテ気味ですが、なんとか僕は元気です。

 て、いうか、元気じゃないと、明日からの2日間を乗り切れないのです。
 そう、いよいよ今年の夏も始まりますよ!

 真夏の温泉地ライブツアー!


 僕が所属するスーパーローカルオヤジバンド 「KUWAバン」 による、毎年恒例のライブツアーです。
 明日からの2日間で、なんと、過酷にも3回のライブステージを行います。

 時間のある人は、ぜひ、温泉とライブを楽しみに遊びに来てくださいね。
 懐かしのグーループサウンズやフォーク、オールディーズの数々を演奏します。
 もちろん、オリジナル曲の 「四万のうた」 や 「みなかみひとり」、「GO!GO!温泉パラダイス」 も披露いたします。
 さあ、一緒に歌って、踊りましょう!


 ① 『レトロ通りの懐かしライブ』 7月26日(土) 15:15~
   四万温泉 落合通り特設ステージ
   ※(詳しくは当ブログの2014年7月16日「レトロ通りの懐かしライブ 2014」を参照)

 ② 『積善館ライブ 2014』 7月26日(土) 20:45~
   四万温泉 積善館ロビー
   ※(詳しくは当ブログの2014年7月13日「積善館ライブ 2014夏」を参照)

 ③ 『利根川源流まつり』 7月27日(日) 12:30~
   みなかみ町 奈良俣ダム
   ※(詳しくは当ブログの2014年7月11日「夏だ!ライブだ!源流まつり」を参照)
  


Posted by 小暮 淳 at 20:34Comments(0)ライブ・イベント

2014年07月24日

高校野球とコラム休載


 「あれ、今週も 『温泉考座』 がない!」
 と、気づかれた人もいたと思います。

 毎週水曜日、朝日新聞の群馬版に連載している 『小暮淳の温泉考座』 のことです。
 先週に続いて、今週も掲載されませんでした。

 <もしかして、連載を打ち切られたのか?>
 <ついに、ネタが尽きたんじゃないの?>
 など、憶測が飛び交ったことでしょう!


 「もしかして、高校野球が始まったからですか?」
 先日の温泉講座で、賢い受講生さんから問いかけられました。

 ピンポ~ン♪

 その通りです。
 高校野球の県大会が開催中は、その記事が紙面を飾るため、コラムは掲載されない場合があります。

 それでも、ちゃんと新聞社からは、掲載予定原稿の校正が送られてきます。
 そして、こんな言葉が添えられています。
 “○日組みですが、野球の状況次第では組まない可能性もあります。ご了承ください。” と・・・


 でも本日、準々決勝が終わり、ベスト4が決まりました。
 いよいよ、今週末には準決勝と決勝が行われます。
 よっぽどの悪天候に見舞われない限り、群馬県代表校が決定します。
 そうすれば来週からは、通常通りに連載が続行いたします。

 次週、58回目のテーマは “温泉の値段”。
 「料金の高い宿は、お湯も良いのですか?」
 この疑問に、お答えします。

 お楽しみに!
  


Posted by 小暮 淳 at 20:52Comments(0)執筆余談

2014年07月23日

増富温泉 「増富の湯」


 昨日、山梨県の増富(ますとみ)温泉に行ってきました。
 毎月開講しているNHK文化センターの温泉講座です。
 僕は6年前から、この講座の講師をしています。

 今年度から隔月で、偶数月は群馬県の温泉、奇数月は県外の温泉をめぐっています。
 今までに長野県、新潟県、栃木県までは出かけたことがありましたが、山梨県は初の遠征であります。

 増富温泉は、温泉ファンなら誰でも知っている日本を代表するラジウム温泉です。
 温泉法の療養泉では、「放射能泉」 に分類されます。
 その含有量は、鳥取の三朝(みささ)温泉と並び、世界トップクラス!

 残念ながら群馬県内に、放射能泉の温泉はありません。
 ので、今回、あえて遠出をして、体験学習をしてきました。


 一行を乗せたバスは、上信越自動車道をひた走り、佐久市から国道141号を南下。
 深い深い山の中の温泉場へ。

 今回、お世話になったのは公共施設の 「増富の湯」。
 当初は、老舗旅館の 「不老閣」 をお願いしてあったのですが、あいにく火曜は定休日とのこと。
 女将さんの配慮により、ご紹介いただきました。

 浴室には、温度の異なる4つの源泉風呂があります。
 25℃の冷泉風呂、30℃と35℃と37℃の温泉風呂です。
 さらに大浴場と42℃のゲルマニウム鉱石風呂もあります。
 なんだか、温泉のテーマパークのようです。

 まずは25℃の源泉そのままを注ぎいれた冷泉風呂へ。
 「冷た~い」 のでありますが、それは最初だけ。
 慣れてくると、不思議と湯と体が同化していきます。

 放射能は気化することにより体内に取り込まれるらしいで、湯の中で大きく深呼吸をしましょう!
 通常、放射線照射は生物に対して有害な作用があるとされていますが、微量であれば細胞を活性化させて免疫力を高めるため、逆に良い作用を与えてくれるのだそうです。
 ちなみに、この作用を 「ホルミシス効果」 といいます。

 25℃から30℃、35℃と段階を経て浴槽をめぐると、37℃では 「熱い!」 と感じてしまいます。
 不思議なものですね。

 源泉の泉質は、含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物炭酸水素塩泉。
 大きいくくりでは放射能泉と呼ばれていますが、なめるとしょっぱい食塩泉であり、鉄分を含んだ含鉄泉でもあり、炭酸を含む炭酸泉でもあります。
 この源泉1つで、8種類以上の泉質を備えているといいます。
 まさに “泉質の王様” であります。


 午前と午後、しっかり入浴したら、湯疲れをしてしまいました。
 完全に帰りのバスは、ダウンです。

 「先生、本当に群馬にはない湯だね」
 「私も、湯疲れしてしまいました」
 と、評判はいろいろでしたが、温泉講座としては大成功だったと思います。

 さて、来月は群馬の秘湯へ行きますよ!
 それまで元気に夏を乗り切ってくださいね。
  


Posted by 小暮 淳 at 13:46Comments(2)温泉地・旅館

2014年07月21日

イジメられる自信


 僕的に、ちょっとショッキングなことがありまして・・・


 先日、バッタリと中学時代の同級生に会いました。
 彼は、僕と同様にフリーランスで仕事をしています。
 ま、自営業というか、自由業といいますか、自分の才能と技術だけで、今日まで生きてきた人です。

 「久しぶり。その後、どう?」
 と、互いに、近況報告をしました。

 「相変わらずだよ。何冊本を書いても、一向に生活は変わらないね」
 と、僕。
 「同じだ。ついには、バイトに出るハメになっちまったよ」
 「えっ、バイトしているのか?」
 と驚く僕に、彼は、
 「いや、今は、もうしていない。というか、3ヶ月で辞めたんだ」
 「どうしてさ?」

 この後、彼が話した話に、中高年が抱える悲しい現実を叩きつけられたのであります。


 彼は今年の初め、生活の足しになればと、週3日だけ配送業のバイトを始めたといいます。
 「仕事自体は、新鮮で、面白かったんだよ」
 と言うものの、職場では針のムシロ状態だったといいます。

 「イジメにあってしまってね」

 えーーーーーっ、イジメだーーーーっ!

 「なに、それ?」
 「オレも理由は分からないよ」

 何でも、バイト仲間から執拗に、嫌がらせを受けたといいます。
 「それもさ、息子のような若い連中だぜ」

 ??????

 もう、僕は訳がわかりません。
 もしかして、職場内オヤジ狩り?


 その時、僕は、他人事でないと、怖気(おぞけ)だったのであります。
 もし、僕がこの歳で、仕事がないからと、軽い気持ちでバイトに出たら・・・

 <なんだよ、このオッサン!>
 <邪魔なんだよ>
 <いい歳こいて、バイトに来るなよ>
 <どうせ、落ちこぼれなんだろ>
 <世の中、甘く見るなよ>

 とかなんとか言われて、やっぱり、イジメられる自信がありますもの!


 僕は、彼と別れてから、暗い気持ちで別のフリーランスの知人を訪ねました。
 そして、“中高年の悲劇” 話をしました。
 すると、彼も、
 「ああ、オレも絶対、イジメにあうな! 間違いない」
 とのこと。

 情けないけど僕らフリーランスは、1つの事しかできない、つぶしの利かない不器用者なんですね。
 だから社会との順応性が欠如しているんです。
 普通にしているつもりでも、どこか周りの人たちからみれば、“真剣でない” ゆる~い生き方をしているように見られてしまうのかもしれません。

 だもの、意固地にもなりますって!
 この人生に、しがみ付いて生きて行くしかないのです。

 K君、僕も同じだよ。
 自分で選んだ人生だもの、頑張るしかないよね。

 ネバー・ギブ・アップ!
   


Posted by 小暮 淳 at 20:39Comments(0)つれづれ

2014年07月20日

来てます!


 「ほれ、オレが言ったとおりになったろ! この子は、絶対に生きて見つかると思ったんだよ」

 これは昨晩、テレビのニュース速報が流れた直後に、僕が家族に発した言葉です。
 岡山県倉敷市で行方不明だった小5女児が、無事保護されたニュースです。

 実は僕、この事件の発生を告げる一報をテレビで知ったときから、
 「あっ、この子は助かる」
 って思ったんです。
 なぜ、そのように思ったのかは自分でも分からないのですが、少女の顔写真を見た瞬間に、ピピピッって脳にひらめいたんですね。
 こんなことは、初めてです。

 その後も毎日、ニュースを見るたびに、
 「大丈夫、生きているから。1日も早く見つけてあげて」
 と思っていました。

 そして、女児は無事保護され、犯人は逮捕されました。
 良かった良かった! めでたし、めでたし、であります。

 で、犯人の素性が明らかになるにつれて、またビックリです。
 僕のプロファイリングどおりなんです。

 ①犯人は、GPSの電波が途切れた地域の延長線上に住んでいる。
 ②犯人は、若くない。
 ③犯人は、“自称” の職業を名乗っている。

 以上が、僕が感じていた犯人像です。
 見事に、的中しました。

 だからって、いつもじゃないんですよ。
 なぜか、今回の事件だけピピピッって、ひらめいたんです。


 ただね、最近は、なんか “当たる” んですよ。
 「あっ、もしかして、地震が来るかも!」
 って予感がすると、数分後に必ずグラグラっと揺れます。

 また、某コンビニで買い物をすると、クジが引けるサービス。
 今のところ、毎回、ハズレ知らずです。
 引くと、必ず “当たり” なんです。

 来てます!
 来まくりあがってます!


 「この勢いで、宝くじでも買ってみましょうかね?」
 と、バンドのメンバーに話したら、
 「そんだけ当たれば、もう、運を使い切っちゃってるよ」
 だってさ。

 かもしれませんね。
 欲を出すのは、止めることにしました。
   


Posted by 小暮 淳 at 21:23Comments(0)つれづれ

2014年07月19日

自転車に乗って②


 3日前のこと。
 出先で用事を済ませ、車のエンジンをかけようとすると・・・
 ギアが動きません。
 「P」 に入ったまま、ウンともスンとも、いわないのです。

 あちゃ~、こんなことは初めてだぜ~!
 滅法メカに弱い僕は、ただただ呆然とするばかり。
 「この後、どうしょう。午後の予定はキャンセルだな」
 と、JAFを呼ぼうかと迷ったのですが、「待てよ、その前に」 と思い出したのがディーラーの営業担当者Oさんの顔でした。

 年の頃は30半ば。顔はアイドルグループ 「TOKIO」 の国分太一君に似ている、笑顔の素敵な男性です。
 うちのカミサンも、「本当、あの人は感じがいいわ。営業の鑑(かがみ) のような人よね」 なんて大のお気に入りの好青年です。

 案の定、電話すると、
 「いま、どちらですか? はい、わかりました。これから技術者と一緒に向かいます。申し訳ありませんが、そちらで、もうしばらくお待ちください」
 との丁寧な返答の後、場所が近かったこともあり、ものの15分でやって来てくれました。

 カミサンの言うとおり、まさに “営業の鑑” であります。
 客である僕のほうが、恐縮してしまいました。

 結果、その場で動いたのですが、大事をとって、点検と修理に車を預けることにしました。
 ただ、急だったもので、代車の手配が間に合わないとのこと。
 「申し訳ありません」 と、平謝りするOさん。

 でもね、僕はぜーんぜん、大丈夫ですよ。
 急ぎの取材もないし、うちには自転車があるし、何より僕には2本の健脚がありますもの。

 と、いうことで、この3日間、僕は自転車と徒歩で、すべての用事を済ませました。

 思い起こせば3年前。東日本大震災の直後はガソリンが手に入らず、1ヶ月近くも自転車生活を送っていました。
 それを考えれば、たかが3日間です。
 自宅から10キロ圏内ならば、どこだってスーイスーイと出かけました。
 それ以上の距離になると、最寄りの駅まで自転車で行って、電車に乗り、下りた駅からは徒歩で移動です。
 なんとも健康な毎日だこと!


 ふらっと、実家に立ち寄るとアニキが、「あれ、なんだ自転車で来たのか? いいことじゃないか!」 。
 そして、「群馬の人は、歩かな過ぎるんだよ。東京の人は、自転車と徒歩は日常、当たり前だからな」 とも。
 彼は東京での生活は、もっぱら自転車で移動しているとのこと。
 「休日の丸の内なんて、空いていて気持ちいいぞ! そこを自転車でスーッと走り抜けるわけよ」

 ま、アニキの自転車はロード用のスポーツ車なんですけどね。
 でも、僕のはママチャリに毛が生えたような学生チャリンコです。
 だから、スーッとは走り抜けられません。

 ギコギコギコ……チリチリン!

 颯爽と、おじさんは炎天下の街を、ゆっくりと走っていたのであります。


 本日、無事、車が戻ってきました。
 やっぱ、車って、便利ですね。
 だって、雨に濡れないで移動ができるのですから!
  


Posted by 小暮 淳 at 21:05Comments(0)つれづれ

2014年07月18日

三人の縁日


 当ブログでは、絵本 『誕生日の夜』 の挿画およびDVDの朗読でお馴染みの画家、須賀りすさんが高崎でグループ展を開いているというので、行ってきました。

 いや~、夜の高崎の街は歩くことはありますが、平日の真っ昼間に歩くなんて滅多にないことです。
 駅から高崎城址のお堀を目指して、テクテクと歩くこと約15分。
 「もてなし広場」 の隣に、ギャラリーはありました。

 『三人の縁日』

 これが、展示会のタイトルです。
 3人とは、写真家の矢嶋秀紀さん、画家の須賀りすさん、音楽家の清水紅さん。
 もちろん僕は、須賀さん以外は初対面であります。

 しかも、音楽家がコラボレーション?
 と、一風変わった展示会です。
 なんでも清水さんはボランティアで学童などを回り、作詞した子ども向けのフォークソングなどを歌っているミュージシャンだそうです。
 会場では、彼女の歌声が絶えず流れていました。
 ※7月19日(土)、20日(日) の11:00~と、21日(月) の14:00~に会場で生ライブを開くそうです。


 う~ん、須賀さんは相変わらす “りすワールド” 満開であります。
 今回はテーマが 「縁日」 だけに、いつもとはちょっぴり違った雰囲気の絵に仕上がっていました。

 須賀さんといえば、ウサギをメインに動物たちが主人公の絵が多いですよね。
 でも 「水飴色の街」 というタイトルのアクリル画の大作をはじめ、浴衣姿の少女が描かれた作品が並んでいます。
 なかでも、彼女の出身である桐生市の町並みを描いた連作は、なんともいえぬ郷愁が漂っていて、見る人の心をキュンとさせますよ。

 「友禅流し」 は、僕の大好きな作品です。



              『三人の縁日』

 ●会 期   2014年7月17日(木)~22日(火) 11:00~18:00
 ●会 場   NTT東日本 群馬支社内 「YOU HALL (ユーホール)」
          高崎市高松町3 Tel.027-324-1120
   


Posted by 小暮 淳 at 21:03Comments(0)ライブ・イベント

2014年07月17日

モミ こむぎ屋 六本木


 本当に便利な世の中になりました。
 だってネットを使えば、記憶の奥に眠っていた “思い出” と再会することができるのですから・・・


 僕には、忘れられない 「店」 というのが、いくつかあります。
 今でも現存する店なら、たとえ遠いところにあっても訪ねて行くことができますが、すでに廃業してしまった店には2度と行けません。
 その店の味にも、店主にも会えないわけです。

 そう、思い出の中にしか存在しない店。
 そんな、懐かしい3軒の店に、ネットの中で “再会” してきました。


 あれは、今から35~36年前のこと。
 貧乏学生だった僕たちが、腹を空かしたときに、必ず駆け込む店がありました。
 新宿西口にあった 「六本木」 という喫茶店です。
 新宿にあっても、六本木なんです。

 ここはコーヒーを注文すると、トーストが無限に食べ放題だったんです。
 女性の店員さんがワゴンを押しながら店内を回ります。
 「トーストは、いかがですか?」 って。

 もう、腹ペコの僕たちは、彼女が回って来るたびに 「ハイ」 「ハイ」 って手を上げて、こんがり焼かれたトーストをいただきました。
 軽く10枚は、食べましたね。
 ただし、食べ過ぎると、口の中の皮膚がベロベロにむけてしまい、ヒリヒリと痛んだことを思い出します。


 2軒目は、練馬区の大泉学園にあった 「こむぎ屋」 というパン屋です。
 大泉学園は、21歳から4年間暮らした街です。
 「こむぎ屋」 はパン屋なんですが、なぜかソフトクリームが有名だったんです。
 店の前には、いっつも学生たちが大勢たむろして、ソフトクリームを食べていました。

 僕は当時、付き合っていた彼女と、よく通いました。
 パンを買って、ソフトクリームを食べながら帰ったものです。
 甘くて、ほろ苦い、青春の思い出です。


 3軒目は、西武池袋線の椎名町駅前にあった 「キッチン 樅(モミ)」 です。
 椎名町にはバイト先の書店があり、毎日のように昼飯を食べに行った店です。
 ここの一番人気は 「モミライス」 !

 ケチャップで炒めたチキンライスの上に、玉子でとじたトンカツがのった、ボリューム満点の洋風カツ丼なのです。
 僕は、あの味が恋しくて、群馬に帰ってからも、東京へ出かけるときは必ず立ち寄っていたのですが、もう、今はありません。


 そんな思い出の店と味をネットで検索してみると、いるいる! いるんですよ!
 「金がないと六本木でトーストを腹いっぱい食べた」 とか 「こむぎ屋のソフトクリームは美味しかった」 とか、「モミライスをもう一度、食べたい」 という熱烈なファンたちが!

 きっと、会った事もない人たちなのでしょうが、共通の店に通っていたというだけで、親しみを感じるものですね。
 昔だったら、絶対に味わえない体験だと思います。

 ネットって、すごい!

 どこの誰かは知りませんが、懐かしい情報をありがとうございました。
 (モミライスの写真を見たときは、涙が出そうになりました)
   


Posted by 小暮 淳 at 21:02Comments(0)つれづれ

2014年07月16日

レトロ通りの懐かしライブ 2014


 四万温泉で開催される 『レトロ通りの懐かしライブ』(主催/四万温泉協会) の詳しい内容が決まりましたので、改めてご報告します。

 以前、お知らせした僕が所属する 「KUWAバン」 の出演時間にも、多少の変更がありました。
 今回もゲスト出演ということで、イベントのトリを務めさせていただくことになりました。
 主催者側の配慮もあり、今年は出演枠を拡大して45分のステージを行います。

 会場、出演、時間等は、下記のとおりです。


 <新湯横丁広場>
 13:00~  Nara Band
 13:45~  ザ・センセーショナルバンド
 14:30~  中森榛名バンド
 15:15~  KUWAバン

 <旧大黒屋>
 13:00~  まっさんず
 13:35~  腹笑(ハラショー)
 14:10~  布施一好
 14:45~  森村恭一郎
 15:20~  阿部浩二

 ※以上、2会場9組が出演します。



      レトロ通りの懐かしライブ 2014

 ●日 時   2014年7月26日(土) 13:00~16:00
 ●会 場   四万温泉 落合通り特設会場
          ※雨天の場合、会場の変更あり
 ●観 覧   無料
 ●問 合   四万温泉協会 Tel 0279-64-2321
   


Posted by 小暮 淳 at 22:45Comments(0)ライブ・イベント

2014年07月15日

だって若者だもの


 <高齢者に比べて若い世代の 「幸福度」 は低め>

 そんなの、あったりめーじゃねーの!
 と、新聞記事を読んでいて、つい声を上げていました。

 なんでも厚生労働省が全国の20~80代の男女5,000人を対象に行った健康意識に関する調査で、傾向が明らかになったと発表。
 原因として、「仕事上のストレスが現役世代の幸福度を押し下げている」 と分析しているそうです。

 なんか、マヌケな調査発表ですね。
 そもそも現役を引退した65歳以上と、20~29裁の若者の幸福度を比べること自体がナンセンス!
 スポーツでいえば、異なる競技の選手を比べて、どちらが強いか?弱いか?を論じている感じです。

 だって、若者だもの!
 若者ってさ、いつだって “現実(いま)” がキライなのよね。
 不満と、怒りと、焦燥と、嫌悪が、ないまぜになっているから 「若者」 なんだ。

 「今が一番幸せで~す」 なーんて言っている若者なんて、気持ち悪くて、いただけませんって。


 なんて傍観者みたいに言っている僕だって、いまだに “今” が大嫌いです。
 相変わらず、「今が、このまま続くくらいなら死んだほうがマシだ」 って思ってますもの。

 昨日と違う今日、今日と違う明日を求めているから生きていられるんですよ。

 でもね、確かに20代や30代に比べると、自己採点が少し甘くなってきているかもしれませんね。
 「家もあるし、家族もいるし、好きな仕事もできてるし・・・まあ、幸せなほうかも」 なんて。

 でも、やっぱりイカンのですよ!
 たまには過去を振り返ってもいいけど、立ち止まってはいけませんって。
 前を向いて、ひたすら歩き続けるのみ!であります。

 だって、若者だもの。
 えっ、もう若者じゃないって?
 だったら、バカモノでもいい。

 ただ僕は、幸せを数えたり、噛みしめながら生きている年寄りにだけはなりたくないって思うんです。
   


Posted by 小暮 淳 at 21:37Comments(0)つれづれ

2014年07月14日

赤兎馬の酔夢


 <昨日は皆さんで有り難うございます。(中略) 御来店、感謝してます>

 突然、届いたメールに驚くやら、うれしいやら・・・
 だって、こんなメールをもらったのは、初めてですもの。


 週末に、ちょっとした会合があり、高崎市内で某企業家たち数名と、密談を交わしてきました。
 会場は、駅前大通りに面した雑居ビルの2階。
 ドジョウの寝床のように細長くて狭い、小さな居酒屋です。

 カウンターとテーブル席が2つ。
 僕らは奥の席で、生ビールのジョッキとジョッキがぶつかり合う音を合図に、侃々諤々(かんかんがくがく) と議題に沿って会議を始めたのでありました。

 ま、マスターが1人で切り盛りしている小さな店ですから、密談の内容も筒抜けです。
 気が付けばマスターも加わって、
 「いいですね、その温泉! 今度、みんなで行きましょうよ!」
 てな具合に。

 もちろん僕が、この店に行くのは初めてですし、マスターにお会いするのも初めてです。
 でも人間には、“におい” っていうものがあるんですね。
 同類か、そうじゃないかっていう。
 完全にマスターは、同類の人間の “におい” をまき散らかしてました。

 何より僕は、生まれて初めて飲んだ幻の芋焼酎 「赤兎馬(せきとば)」 の超絶のうまさにノックダウン!
 水のような口当たりなのに、すぐに芳醇な旨みがググーっと口の中いっぱいに広がって、飲み干した後も、やわらかな甘みの余韻がズーっと口の中に残っているのであります。

 ちなみに 「赤兎馬」 とは、三国志に登場する1日に千里を走る名馬の名前だそうです。
 で、かつては鹿児島の蔵元が九州内だけに限定して販売していたということもあり “幻の芋焼酎” と呼ばれるらしいですよ。
 現在でも、本州ではなかなかお目にかかれないレアモノのようです。


 1杯が2杯、2杯のつもりが3杯と、飲むほどに旨みが増していきます!
 さらに、つまみに頼んだ 「塩もつ煮」(なんと、一皿100円) との相性もバツグンで、3杯が4杯に・・・


 で、一夜明けたら、マスターからメールが届いたのであります。
 冒頭の (中略) には、密談で交わしていた温泉のことや、群馬では滅多に食せない○○肉の話題にも触れてありました。

 マスター、ごちそうさまでした。
 素敵なお店ですね。
 酒も料理も、最高でした。
 ぜひ、温泉に入って、帰りにお店でまた一杯(といわずに何杯でも) やりましょうね。

 もちろん、赤兎馬と塩もつ煮で!
  


Posted by 小暮 淳 at 22:22Comments(0)酔眼日記

2014年07月13日

積善館ライブ 2014 夏


 今年もやって来ました!
 あの宮崎アニメ 『千と千尋の神隠し』 のモデルとなった四万(しま)温泉の老舗旅館 「積善館」 で開催される、真夏のライブ!

 我がスーパーローカルオヤジバンド 「KUWAバン」 の出演は、今回で4回目となります。
 と、いうことで、今回はちょっぴり、いつもと趣向が違います。
 なななんと、新メンバーを迎えての5人編成となりました!

 新たに加わったメンバーは、画家で朗読家の須賀りすさん。
 彼女は僕の絵本 『誕生日の夜』 の挿画とDVDの朗読をしてくださったアーティストです。
 今回、バンドには電子ドラムで参加してくださいます。
 よりパワフルになった 「KUWAバン」 のステージをお楽しみください。

 当日は昼間、四万温泉協会主催による 『レトロ通りの懐かしライブ』 にもゲスト出演します。
 宿泊のできない人は、ぜひ、こちらのライブにお越しください。
 ※(約30分のミニコンサートです)



     レトロ通りの懐かしライブ 2014

 ●日 時   2014年7月26日(土) 13:00~16:00
 ●会 場   四万温泉 落合通り特設会場
 ●観 覧   無料
 ●出 演   一般公募によるアーティスト
          ※「KUWAバン」の出演は15:30~の予定です。
 ●問 合   四万温泉協会 tel.0279-64-2321


        第11回 積善館ライブ
     KUWAバンライブ vol.4  2014 夏

 ●日 時   2014年7月26日(土) 20:45~22:00
 ●会 場   四万温泉 「積善館」 5F 佳松亭ロビー
 ●観 覧   無料
 ●出 演   KUWAバン   Vo.G 桑原 一
                    Vo.G  小暮 淳
                    G     木村 正明
                    Ba    酒井 寛
                    Dr    須賀 りす
 ●問 合   四万温泉 積善館 tel.0279-64-2101
   


Posted by 小暮 淳 at 19:52Comments(0)ライブ・イベント

2014年07月12日

摺渕温泉 「わたすげのゆ」


 ええ、ええ、もちろん、知っていましたよ。
 そこにレストランがあることも、立ち寄り湯があることも。
 国道120号は、片品方面の取材では必ず通りますからね。

 でも、 温泉地(宿泊施設のある温泉) とは、思っていなかったので、取材に行ったことはありませんでした。
 ところが今回、宿泊施設であることが判明!
 さっそく、1温泉地の1温泉宿として取材に行ってきました。


 温泉地名は、摺渕(すりぶち) 温泉。
 えっ、摺渕温泉!
 と、その名前に反応した人は、かなりの温泉通ですね。

 そうです。摺渕温泉は、片品川対岸にある利根郡片品村の温泉地です。
 でも、こちらの 「わたすげのゆ」 は、沼田市利根町であります。

 もしかして別源泉? と温泉成分表を見ると・・・
 こちらも、片品村にある摺渕温泉の一軒宿 「山十旅館」 と同じ、「正亨の湯」 でありました。
 ※(「山十旅館」 については、当ブログの2013年12月11日 「摺渕温泉 山十旅館」 を参照)

 と、いうことは?

 「はい、平成9年に先代が、対岸の源泉を引き湯して、入浴施設を始めました」
 と、2代目主人の小林敬一さん。
 そもそもはレストランだけだったようです。
 で平成18年に、2代目が簡易宿泊施設を併設したとのことでした。


 源泉が 「正亨の湯」 ということは、アルカリ性の単純温泉です。
 期待通りのツルツル、スベスベの湯を存分に浴んできました。

 そして湯上がりにはレストラン 「水芭蕉」 で、名物の岩魚料理と舞茸料理、そして “裁ちそば” と呼ばれる昔ながらの技法を用いた手打ちの十割そばを賞味。
 特筆すべきは、自家農園で採れた 「夏野菜のまるかじり」 セット!
 採れたての瑞々しい野菜のうまいこと!
 自家製の手づくり味噌とマヨネーズで、シャキシャキの新鮮野菜をバリバリ、ムシャムシャと一皿、ペロリと平らげてしまいました。

 季節限定なので、今が旬ですぞ!
  


Posted by 小暮 淳 at 20:26Comments(0)温泉地・旅館

2014年07月11日

夏だ! ライブだ! 源流まつり


 今年の夏も 「KUWAバン」 は、祭りやイベントに引っ張りだこであります。
 「KUWAバン」 とは、僕がギターとボーカルを担当しているスーパーローカルオヤジバンドです。

 先日、今月26日に四万温泉で開催される 『レトロ通りの懐かしライブ』 にゲスト出演することを報告しましたが、実は、その翌日も、みなかみ町で開催されるイベントに出演することが決定しました!
 イベントの名は、『利根川源流まつり』。
 昨年に引き続き、2度目の出演となります。

 場所は、みなかみ町の利根川源流にある 「ならまた湖畔」。
 当日は、奈良俣ダム周辺の施設やダムサイト、湖面を利用したイベントが終日開催されます。

 僕らが出演するのは、メイン会場のステージです。
 今年も昨年同様、GSやオールディーズなど懐かしのエレキサウンズをお届けします。

 もちろん、最後はお約束の、あの歌も歌いますよ。
 みなさん、一緒に踊りましょう!

 会場で、お待ちしております。



    利根川源流まつり 2014

 ●日 時   2014年7月27日(日) 10:00~15:00 ※小雨決行
          ☆「KUWAバン」 の出演は12:30~の予定です。
 ●会 場   群馬県みなかみ町 奈良俣ダム
          オートキャンパーズエリア ならまた
 ●料 金   入場無料
 ●問 合   みなかみ町観光協会 TEL.0278-62-0401
  


Posted by 小暮 淳 at 15:37Comments(0)ライブ・イベント

2014年07月10日

鎌田温泉 「湯の宿 畔瀬」②


 4年越しの約束を、やっと果たしてきました。


 鎌田温泉(群馬県片品村) の 「畔瀬(はんぜ)」 を訪ねてきました。
 前回の取材は、2010年9月に出版した 『群馬の小さな温泉』 の時ですから、丸々4年ぶりとなります。
 ※(「畔瀬」の歴史については、当ブログの2010年4月21日「鎌田温泉 畔瀬」を参照)

 「お久しぶりです」
 と出迎えてくれた2代目主人の入澤尚和さんとお会いするのも4年ぶりです。
 「あの時の約束を果たしに来ました」

 そう、4年前、時間の都合上、どうしても体験できなかったことがあるんです。


 「畔瀬」 の名物は2つ。
 1つは、毎分約200リットルという湯量豊富な自家源泉のかけ流し風呂。
 泉温も約47℃ありますから、加水も加温もしていません。
 正真正銘の完全放流式です。

 その源泉は硫黄成分を含む、アルカリ性の単純温泉。
 ツルツル、スベスベのいわゆる “つるすべ” の湯を存分に堪能することができます。


 そして、もう1つの名物が、オリジナル料理の 「じゃが芋豆腐」。

 前回は日帰り取材だったため、「今度、ぜひ、いただきます」 と、泣く泣く食さずに帰ってしまったのでした。
 でも今回は、宿泊取材です。
 もう、この日を待ち望んでいたのであります。

 見た目は、豆腐のようですが、豆腐ではありません。
 揚げ出し豆腐のように、表面がカリッと油で揚げられた四角い物体。
 タレも、ダシも、何にも付けずに、そのままいただきます。

 カリッ、とした歯ごたえのあと、想像を超えた食感と味覚が口の中いっぱいに広がりました。
 トロトロ~、っと流れ出すクリーム状の液体。

 「う、うまい!」
 でも、初めて食する “味体験” です。 
 それでも、何かに例えて形容するなら、ジャガイモ味の濃厚なクリームコロッケとでもいいましょうか!

 「これは、どうやって作るんですか?」
 と主人に問えば、
 「企業秘密です」 と笑いました。
 でも話を聞けば、試行錯誤の末、2年の月日をかけて誕生した唯一無二の同館だけのオリジナル料理だったのです。

 感動のあまり、「この料理をぜひ、販売したい」 と話を持ちかけてきた客もいたそうですよ。


 極上の温泉と、湯上がりにビールといただく極旨の創作料理!
 泊まってこそ味わえる、温泉宿の妙味でした。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:13Comments(0)温泉地・旅館

2014年07月07日

世界遺産の周辺温泉


 いやいやいや~!
 群馬県が、盛り上がっていますね。
 「富岡製糸場と絹産業遺産群」 が正式に世界文化遺産に登録されました。

 これで、県のブランド力もアップ!
 とばかりに、出版や観光関連は、躍起になってPR活動を始めています。

 温泉地も、例外ではありませんね。
 県内の有名温泉地では、世界遺産に便乗した誘客戦略に余念がありません。
 富岡製糸場をつなぐ、観光バスの運行を始める温泉地もあるようです。


 でもね、ちょっと待ってくださいよ。
 確かに、県外の観光客には草津温泉や伊香保温泉といったビッグネームのほうが知られていますが、県民にとってはいかがですか?
 富岡製糸場を見学した後に、わざわざ草津や伊香保まで足を延ばしますか?

 なに? 日帰りに決まっているって!

 だから、ちょっと待ってくださいよ。
 群馬県民だからこそ、「富岡製糸場と絹産業遺産群」 を1泊2日かけて、じっくりとめぐってもらいたいのです。
 それも、近くの温泉に浸かりながら、ゆっくりと!


 と、いうことで、僕がコメンテーターを務めている群馬テレビの 『ニュースジャスト6』 では、世界遺産から最も近い温泉を特集します。

 富岡製糸場から一番近い温泉はどこ?
 荒船風穴、高山社跡などの周辺温泉とともに紹介します。

 ぜひ、ご期待ください。


 ●放送局  群馬テレビ(地デジ3ch)
 ●番組名  「ニュースジャスト6」
         NJウォッチのコーナー
 ●放送日  7月9日(水) 18:00~18:30
 ●ゲ ス ト  小暮 淳 (温泉ライター)
 ●テーマ   「世界遺産の周辺温泉」
  


Posted by 小暮 淳 at 14:43Comments(2)温泉雑話

2014年07月06日

日光 けっこう 無礼講!


 今年も、行ってきました~!
 年に1度の、“12時間飲み放題バスツアー”。

 毎年僕は、某ミニコミ紙の社内懇親旅行に、ゲストとして呼ばれています。
 もう、かれこれ10年くらいになります。

 で、今年は、某紙の創刊30周年を記念した大イベントとなりました。
 創刊30周年ですよ!
 スゴイことです。

 僕も過去にミニコミ誌を3誌ほど手がけた経験がありますが、この世界は浮き沈みが激しくて、とにかく続けることが至難の業なのであります。
 その荒波の世界で、30年間も発行し続けることは、並大抵の努力ではありません。
 間違いなく、現存する県内では最古のミニコミ紙であります。


 「カンパ~イ!おめでとうございます!」
 午前7時、JR高崎駅東口を出発したバス車中。
 「旅のしおり」 とともに、お約束の缶ビールとつまみ袋が配られました。

 僕が乗り込んだのは2号車です。
 今回は記念旅行ということもあり、いつもの倍の参加者があったそうです。
 社員や関連会社、そしてミニコミ紙を配布している配布員の方々も一緒です。


 バスは、一路、栃木県の日光市へ。
 富岡製糸場が世界遺産に登録したからなのか、世界遺産つながりで 「日光東照宮」 を参拝しました。

 昨日は、あいにくの雨。
 でも、そんなの関係ねぇ~!
 とばかりに、傘を手に、ほろ酔い気分で、参道を歩きました。 

 「“三猿”って、こんなところにあったっけ?」
 「“眠り猫”って、こんなに小さかったっけ?」
 「えっ、確か昔は、“鳴き龍” の下で、手を叩けたよね」
 な~て、ヨッパライは不満タラタラなのであります。


 昼食のあと、午後はスペシャルイベントがありました。
 えっ、どんなスペシャシャルイベントだって?

 ええ、まあ、あの……、小暮淳さんという方の……、講話と歌のワンマンショーが……、開催されたわけです。

 と、いうことで帰りのバスは、社長さんからの要望により、僕が2台のバスに交互に乗車して、車内にて 「温泉の講話」 と 「クイズによる著書のプレゼント」、そして 「歌謡ショー」 をしてきました。
 歌謡ショーってのは、もちろん、いつものアノ歌をカラオケに合わせて歌っただけですけどね。
 でも、みなさん、大変喜んでくださり、大いに盛り上がりました。
 ※(アノ歌=『GO!GO!温泉パラダイス』)


 12時間後の午後7時。
 無事に高崎駅東口にバスは到着。

 飲んだ飲んだ、飲んだくれました!
 1年に1度の無礼講であります。
 これで、また1年間仕事を頑張れるというものです。

 R社の社長さん、社員のみなさん、関連会社のみなさん、配布員のみなさん、一日大変お世話になりました。
 ありがとうございました。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:26Comments(0)酔眼日記