2014年07月23日
増富温泉 「増富の湯」
昨日、山梨県の増富(ますとみ)温泉に行ってきました。
毎月開講しているNHK文化センターの温泉講座です。
僕は6年前から、この講座の講師をしています。
今年度から隔月で、偶数月は群馬県の温泉、奇数月は県外の温泉をめぐっています。
今までに長野県、新潟県、栃木県までは出かけたことがありましたが、山梨県は初の遠征であります。
増富温泉は、温泉ファンなら誰でも知っている日本を代表するラジウム温泉です。
温泉法の療養泉では、「放射能泉」 に分類されます。
その含有量は、鳥取の三朝(みささ)温泉と並び、世界トップクラス!
残念ながら群馬県内に、放射能泉の温泉はありません。
ので、今回、あえて遠出をして、体験学習をしてきました。
一行を乗せたバスは、上信越自動車道をひた走り、佐久市から国道141号を南下。
深い深い山の中の温泉場へ。
今回、お世話になったのは公共施設の 「増富の湯」。
当初は、老舗旅館の 「不老閣」 をお願いしてあったのですが、あいにく火曜は定休日とのこと。
女将さんの配慮により、ご紹介いただきました。
浴室には、温度の異なる4つの源泉風呂があります。
25℃の冷泉風呂、30℃と35℃と37℃の温泉風呂です。
さらに大浴場と42℃のゲルマニウム鉱石風呂もあります。
なんだか、温泉のテーマパークのようです。
まずは25℃の源泉そのままを注ぎいれた冷泉風呂へ。
「冷た~い」 のでありますが、それは最初だけ。
慣れてくると、不思議と湯と体が同化していきます。
放射能は気化することにより体内に取り込まれるらしいで、湯の中で大きく深呼吸をしましょう!
通常、放射線照射は生物に対して有害な作用があるとされていますが、微量であれば細胞を活性化させて免疫力を高めるため、逆に良い作用を与えてくれるのだそうです。
ちなみに、この作用を 「ホルミシス効果」 といいます。
25℃から30℃、35℃と段階を経て浴槽をめぐると、37℃では 「熱い!」 と感じてしまいます。
不思議なものですね。
源泉の泉質は、含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物炭酸水素塩泉。
大きいくくりでは放射能泉と呼ばれていますが、なめるとしょっぱい食塩泉であり、鉄分を含んだ含鉄泉でもあり、炭酸を含む炭酸泉でもあります。
この源泉1つで、8種類以上の泉質を備えているといいます。
まさに “泉質の王様” であります。
午前と午後、しっかり入浴したら、湯疲れをしてしまいました。
完全に帰りのバスは、ダウンです。
「先生、本当に群馬にはない湯だね」
「私も、湯疲れしてしまいました」
と、評判はいろいろでしたが、温泉講座としては大成功だったと思います。
さて、来月は群馬の秘湯へ行きますよ!
それまで元気に夏を乗り切ってくださいね。
Posted by 小暮 淳 at 13:46│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
中途半端な知識で 恥ずかしいですが
気化するのは 放射能で放射線ではありません
ラジウムは半減期が3〜4日で α線をだします
(曖昧な記憶)
放射線を浴びたり 体内に取り込みたいなら
別に 放射能泉に行かなくても平気です
日常的に被爆してますし 食品に 自然由来の放射能や人工放射能が入ってます
放射能以外の温泉成分が 体調を良くすると 認識する方がいいと 私は思います。
気化するのは 放射能で放射線ではありません
ラジウムは半減期が3〜4日で α線をだします
(曖昧な記憶)
放射線を浴びたり 体内に取り込みたいなら
別に 放射能泉に行かなくても平気です
日常的に被爆してますし 食品に 自然由来の放射能や人工放射能が入ってます
放射能以外の温泉成分が 体調を良くすると 認識する方がいいと 私は思います。
Posted by momotaka at 2014年07月24日 09:56
momotakaさんへ
ご指摘ありがとうございます。
訂正させていただきました。
ご指摘ありがとうございます。
訂正させていただきました。
Posted by 小暮 淳
at 2014年07月24日 15:41
