2016年12月31日
ゆく年に除夜の鐘を
平成28年が、まもなく暮れようとしています。
つくづく昭和が遠くなったと感じます。
子どもの声がうるさいからか、保育園や幼稚園の建設に反対したり、不審者対策からなのかマンション内でのあいさつを禁止したり……
昭和の時代には考えられなかったような出来事が、身の回りで次々と起きています。
“除夜の鐘” も、その1つのようです。
除夜の鐘は、騒音なのでしょうか?
確かに、昭和と平成ではライフスタイルが大きく変わりました。
それによって、個人の価値観の相違も多様になりました。
だから、除夜の鐘を 「うるさい!」 と感じる人がいても不思議はありません。
でもね……
やっぱり、価値観は変化しても、文化は継承していきたいものです。
それを忘れてしまったら、ご先祖様が泣きますぜ!
ということで、古式ゆかしく、「紅白歌合戦」 のあとは、「ゆく年くる年」 を観ながら、除夜の鐘を聴いて新年を迎えたいと思います。
読者のみなさま、今年1年間、お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
よい年をお迎えください。
そして、来年もよろしくお願いいたします。
平成28年12月31日 大晦日 小暮 淳
2016年12月30日
マロの独白⑲ いくつ寝るとお正月
こんにちワン!
マロっす!
ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。
お久しぶりでやんした。
つうか、今年はオイラの出番が少なかったと思いませんか?
ま、そんだけ、ご主人様が忙しかったということなんですけどね。
オイラの出番が少ないということは、ご主人様の仕事が順調に進んでいるしるしですから、飼い犬としては喜ばしいことであります。
それにしても、1年なんて、あっという間でやんすね。
月日が経つのは、本当に早いものです。
オイラが、この家に来て、もう10年ですからね。
当時の小暮家は、それはそれは、にぎやかでしたよ。
長女様は色気盛りの高校生で、長男様は生意気盛りの中学生。
次女様にいたっては、ピカピカの小学1年生でしたからね。
そんて、みんながみんな、オイラを可愛がってくれました。
やがて1人消え、2人いなくなり、残った次女様も難しい年頃のようで、ご主人様も奥様も腫れ物に触るような扱いでございます。
でも、でもでもーーーーー!!!
あと、いくつか寝ると、待ちに待ったお正月がやって来るんでやんす!
長女様夫婦とお孫様、長男様夫婦、ご主人様と奥様と次女様とオイラと……
ね、にぎやかでしょう!
5人+1匹家族だったのが、10年経ったら8人+1匹家族になったんですよ!
これって、すごい事だと思いませんか?
ワ~、今から楽しみだな~!!
オイラ、毎日、歌をうたって、お正月が来るのを待っているんだ!
♪ もういくつ寝るとお正月
お正月には散歩して
ドッグフード食べて 昼寝して
いつもと変わらぬお正月 ♪
来年もよろしくだワン!
2016年12月29日
今年も最後はゲゲゲのゲ
今年も残り、あと2日となりました。
みなさんは、どんな1年間でしたか?
反省すべき点も多々あることでしょう。
でも、昨年よりも成長した事もいっぱいあるはずです。
1年の最後ぐらい、自分の “頑張ったとこ” を褒めてあげようじゃありませんか!
では、僕から振り返ってみますね。
今年を表す漢字一字は、「奔」 でした。
昨年が 「労」 だったわけですから、飛躍的に前向きになれた年だったと言えます。
とにかく、飛び回っていた1年でした。
<温泉>
過去には年間100回以上めぐっていた年もありましたが、ここ数年は体力の衰えと取材内容の変化もあり、かなり少なくなりました。
今年は、68回。昨年とほぼ同様です。
<講演>
そのぶん、講演やセミナー、講座などの出張が増えました。
みなかみ町の 「温泉大使」 や中之条町の 「観光大使」 に任命されたこともあり、関連イベントでのスピーチや講話を含めると30回以上になります。
<メディア>
なんと言っても、今年はメディアへの露出が多かった年でした。
1月の 「週刊文春」 から始まり、3月の 「毎日新聞」 全国版と立て続けに掲載され、4月には大阪のラジオ局 「毎日放送」 に生出演しました。
やっぱり、全国区の反響は違います。
著書の売り上げにも影響しますし、ブログやネット検索の数が桁違いに伸びますもの。
そして、極めつけは9月に行った 「東京ビッグサイト」 での2回講演ですかね。
群馬の温泉を全国の人たちに知っていただけたと思います。
さてさて、いよいよ奔走した2016年も、まもなく暮れようとしています。
最後に、僕をいつも励まし、突き動かしてくれている、あの七ヶ条を復唱したいと思います。
そう、故・水木しげる先生の 『幸福の七ヶ条』 であります。
※(詳しくは当ブログの2015年12月26日「ゲゲゲの七ヶ条」参照)
〔第一条〕
成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
〔第二条〕
しないではいられないことをし続けなさい。
〔第三条〕
他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
〔第四条〕
好きの力を信じる。
〔第五条〕
才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
〔第六条〕
怠け者になりなさい。
〔第七条〕
目に見えない世界を信じる。
2016年12月27日
さらば青春の聖地
♪ ひとつひとりじゃ淋しすぎる ふたりじゃ息さえもつまる部屋
みっつ見果てぬ夢に破れ 酔いつぶれ夜風と踊る街
哀しみばかりかぞえて 今日も暮れてゆく
あゝ青春は燃える陽炎か あゝ青春は燃える陽炎か ♪
(『あゝ青春』 by 吉田拓郎)
奇しくも前回、ブログに拓郎のことを書いたところ、翌日の新聞紙面に、こんなニュースが掲載されました。
『フォークソングの聖地 42年の歴史に幕』
「つま恋」 という名を聞いて、胸の奥のほうがキューンと締め付けられる思いを抱くのは、たぶん50代以上の方々でしょうね。
決して、群馬県吾妻郡のキャベツの産地ではありませんよ。
「つま恋」 とは、静岡県掛川市にあるヤマハリゾート施設のこと。
1974年に開業し、翌年の夏には、あの伝説の野外フォークコンサートが開催されました。
『あゝ青春』 は、その時のオープニング曲であります。
そして1979年には、前回ブログに記した愛知県の離島、篠島でのアイランドコンサートが開催されました。
この時のオープニング曲も 『あゝ青春』 でした。
残念ながら僕は、同じ時代に青春を過ごしていたにも関わらず、まだ高校生だったことや家庭の事情もあり、歴史の現場には立ち会えませんでした。
もちろん、ライブビデオは擦り切れるほど、くり返し観ましたけどね。
で、大人になってから “聖地巡礼” の旅に出たのであります。
つま恋にも、篠島にも……
その青春の聖地が、1つ姿を消しました。
施設の老朽化が進み、修繕費がかさむこと。
利用客の減少により、業績不振に陥ったこと。
理由は多重のようですが、やはり一番に感じることは時代の変化です。
価値観の多様化、に尽きる気がします。
きっと今の若者も、それぞれの夢を抱いて真っ直ぐに生きていることでしょう。
そして僕らにも、夢中になった青春の群像があったのです。
今でも記憶の中で、ゆらゆらと陽炎のように揺らめいています。
2016年12月24日
今はまだ人生を語らず
<拝啓 吉田拓郎様
あれから25年。あの夏の日が忘れられなくて、あなたと青春を燃やした島、篠島へ行ってきました。青い海と空、そして気さくで人なつっこい島人たちと四季を遊んできました。みんな、あなたとあの日のことを覚えています。島が沈みそうになった1979年7月26日の熱い熱い夏の日を……>
昨晩は、NHKテレビに釘づけになってしまいました。
『SONGSスペシャル 吉田拓郎70歳・初めて挑んだライブに密着』
10代から熱狂的なファンとして、彼を追いかけてきた僕にとっては、ただただ感動の1時間でした。
若い時の拓郎もやんちゃで良かったけど、古希を迎えた枯れた拓郎も実に良いのであります。
で、冒頭に記した文面であります。
なんのことを言っているかは、拓郎ファンならお分かりですよね。
1979年に知多半島沖の離島・篠島で夜通し開催された 「アイランドコンサート」。
その伝説の島に、僕とフリーカメラマンの故・大河原義弘氏は、2年間通い詰めました。
今から10年以上前のことです。
そして僕らは、今の篠島を知ってほしいと、各地で展示会を開催しました。
前橋・宇都宮・横浜、そして地元の安城市(愛知県) のギャラリーでも行いました。
タイトルは、フォト&エッセイ展 『島人たちの唄』。
この文章は、その時のDMやチラシに書かれたものです。
テレビでは、珍しく拓郎本人が、自分の作った曲の中で、好きな歌ベスト5というのを発表していました。
70歳になった拓郎が選んだ、そのベストワンとは?
僕がカラオケで歌う、この曲でした。
♪ 朝日が昇るから 起きるんじゃなくて
目覚める時だから 旅をする
教えられるものに 別れを告げて
届かないものを 身近に感じて
超えて行け そこを
超えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず ♪
『人生を語らず』
この歌に、何度救われたことでしょうか。
70歳の拓郎を見て、「まだまだ」 と勇気と情熱が湧き上がってきました。
もちろん今日は、朝からこの歌が頭の中で、エンドレスに流れています。
2016年12月22日
カレンダー・レディー
今でも、僕のことを 「編集長」 と呼ぶ人たちがいます。
僕は過去に、3つの雑誌の編集長を務めたことがあります。
だから当時のスタッフは、僕が雑誌の編集を辞めた後でも、「小暮さん」 とは呼ばずに、旧役職名で呼んでくれます。
最初は、「もう僕は、キミたちの編集長じゃないよ」 と訂正していたのですが、「編集長っていうのは、編集長のニックネームだと思ってください」 とかなんとか言われて、そのまま今日まで来てしまいました。
だから元スタッフから 「編集長」 と呼ばれることには慣れたのですが、たった1人だけ今でも違和感を感じ続けている人がいます。
その人は、Kさんという女性です。
彼女は、僕が編集長をしていた雑誌に、僕が辞めてから入ったスタッフです。
だから本来は、彼女にとって僕は、編集長ではありません。
なのに、僕が編集室を訪ねると、決まって 「編集長、ご無沙汰しています」 と声をかけてくれるようになりました。
それこそ、「僕はキミの編集長じゃないんだから、おかしいよ」 と思うのですが、彼女にとっても “ニックネーム” になってしまっているようです。
でもね、本当の編集長がいるわけですから、その人が2人の会話を聞いたら、さぞかし張り合いが悪いのじゃないかなって、不安に思うのであります。
そんなKさんから、今年もひと足早く、クリスマスカードとプレゼントが届きました。
<来年は入社から丸10年を迎えます。節目の年も宜しくお願いします!>
と書かれたメッセージ。
そして、恒例の卓上カレンダーです。
毎年、僕は彼女から届く、このカレンダーを楽しみに待っています。
今年も残りわずかとなりました。
過ぎ去った1年間を振り返りつつ、新しいカレンダーのページをめくります。
1月、2月、3月……
5月で手が止まります。
順調に取材と執筆が進めば、この頃には新刊が出版されているわけです。
6月、7月、そして8月
来年の8月8日は、火曜日なんですね。
僕の誕生日です。
いよいよ、還暦にリーチです。
50代最後の夏を、どう生きようか?
思いっ切り、暴れてやろうか!?
考えただけで、ワクワクしてきます。
Kさん、毎年毎年、素敵なプレゼントをありがとうございます。
あれもやりたい、これもしてみたい、それも……
夢と期待に胸がふくらむ本当に素敵なプレゼントです。
10年の節目の年に、思い出に残るような仕事が、一緒にできるといいですね。
来年もよろしくお願いいたします。
2016年12月21日
相間川温泉 「ふれあい館」④
相間川温泉 「ふれあい館」 と聞いて、「あっ、表紙の温泉!」 と気づいた人は、かなりの温泉通ですね。
いや、コアな僕の読者かもしれません。
そうなんです。
今年5月に出版した拙著 『西上州の薬湯』(上毛新聞社) の表紙を飾った温泉であります。
なんとも幻想的な黄褐色の湯をたたえる露天風呂。
神秘的でもあり、いかにも体に効きそうな “薬湯” の名にふさわしい写真であります。
昨日は、今年最後の温泉講座日でした。
僕は8年前からNHK文化センター前橋教室で、県内外の名湯・秘湯をめぐる温泉講座の講師をしています。
今年最後の講座地は、旧倉渕村(現高崎市) の相間川温泉でした。
前橋駅と高崎駅で受講生が乗車したバスは、榛名山へと向かいました。
あれ、方角が違うって?
いいんです。
まずは、同系列の鉄分を多く含んだにごり湯に体を慣らすため、榛名湖温泉(高崎市) に立ち寄ったのであります。
榛名湖畔に建つ 「レークサイドゆうすげ」 は、僕のお気に入りの湯の1つです。
この日も茶褐色をした濃厚な湯が、惜しみなくザバザバと、かけ流されています。
なんてったって、ここの魅力は、湯舟の中から榛名湖が湖面すれすれに一望できること。
あたかも湖の中にいるような野趣にあふれた絶景風呂なのです。
「朝風呂は、気持ちいいですな~」
と受講生らも、ご満悦の様子。
湯上がりは、早くも缶ビールで喉を潤してしまいました。
午前中から、ほろ酔いムードで、目的地へ。
「ふれあい館」 の名物といえば、ズバリ! 釜飯でしょう。
待ってましたとばかり、一斉に釜に点火。
熱々で、ホッカホッカの山菜釜飯に、ほお張り付いたのであります。
食後の休憩をはさんで、いざ、浴室へ!
おお、おおおおーーーーッ!
今日も今日とて、温泉ファンを裏切らない濃厚なにごり具合です。
ここの湯は、鉄分が多いのですが、塩分も海水並みに濃いのであります。
だから湯舟の中で、ちょいと手を突いただけで、お尻がフワリと浮いてしまうのです。
「いゃ~、これまたスゴイ湯ですな」
「群馬の温泉は、実に奥が深い」
と、受講生からは、賛辞をいただきました。
ただし、塩分と鉄分の多い温泉は、実際の温度よりも体感温度が低く感じられるので、長湯は禁物です。
湯あたりには、ご注意を!
湯上がりは、もちろん、再度、ビールで乾杯!
帰りのバスの中では、年末恒例の講師による歌の披露がされました。
♪ GOGO温泉パラダイス YUYU湯の国ぐんま県 ♪
ってね。
来年も元気に、名湯・秘湯の旅に出かけましょうね!
2016年12月19日
オール群馬で行こう!
<最終的には、県内の温泉地が一丸となること。オール群馬ですよ>
<はい、オール群馬で頑張りましょう!>
これは、僕と某温泉旅館の社長とのメールのやり取りです。
僕は今年、みなかみ町(群馬県利根郡) の 「温泉大使」 と中之条町(群馬県吾妻郡) の 「観光大使」 に任命されました。
当然ですが今年は、通常の温泉取材のほかに、大使関連の仕事が増えました。
となると、僕も人の子です。
講演やセミナーなどに呼ばれれば、なにげに大使話をします。
「みなかみ町には18の温泉地があります。中之条町には9つの温泉地があります。知っていましたか? では、全部言ってみましょうか」
なーんてね。
また、これも当然のことなのですが、任命以降は、連載や講演資料などのプロフィール欄には、2つの大使名が記載されます。
ここでも必然的に、温泉地のPRがされるわけです。
決して、他の温泉地と比べて、エコヒイキをしているわけではないんですよ。
大使とは、そういうものなのです。
で、冒頭のメールのやり取りになったわけです。
お相手は、大使に任命されている町の観光協会長であり、県の温泉協会の理事も務めている方です。
もちろん、彼は僕が、県内の温泉地および温泉宿をくまなく回っていることを知っています。
決して、僕に自分の町の宣伝だけさせようなんてことは、毛頭考えていません。
「オール群馬で行こう!」
いつしか、僕と関わる温泉関係者の間では、合言葉のようになりつつあります。
「県外の年寄りが、『ああ、死ぬ前に、もう一度だけ群馬の温泉に行きたいね』 そう行ってもらえたら私の本望です」
僕が講演の最後に、よく言う言葉です。
“みかん” といえば愛媛県、“うどん” といえば香川県、“りんご” といえば青森県……
では、“温泉” といえば?
全国の人が躊躇することなく、“群馬県” といえる日が来るまで、「オール群馬」 の姿勢を貫きたいと思います。
もちろん、逆もですぞ!
群馬といえば、温泉です。
2016年12月17日
またもや快挙! みなかみ18湯
「小暮さん!快挙です。また、やりました!!」
昨晩遅く、みなかみ町観光協会の担当者から電話がありました。
声を荒げ、興奮しています。
「21位ですよ、21位!」
毎年、旅行会社員など旅のプロが選ぶことで知られる温泉ランキング 『にっぽんの温泉100選』(観光経済新聞社主催) の2016年度の発表がありました。
1位はぶっちぎりの強さで、今年も草津温泉(群馬県) です。
なんと、14年連続1位だといいますから、絶対王者の風格であります。
で、昨年までは上位100位にも入らないランキング外だった 「みなかみ18湯」(群馬県) が、彗星のごとく現れ、21位に初登場したというのです。
そもそも 「みなかみ18湯」 とは、2012年9月と翌年4月に出版した拙著 『みなかみ18湯〔上・下〕』(上毛新聞社) から生まれたネーミングですからね。
歴史は、非常に浅いわけです。
ということは、全国の人はもちろん、県内の人にだって、まだまだ知られていない言葉です。
それが、いきなり21位ですよ!
スゴすぎます。
しかも、先月発表になった 『温泉総選挙 2016』 の 「リフレッシュ部門」 1位に引き続いての快挙です。
※(2016年11月17日のブログ「祝!みなかみ18湯」参照)
“神ってる” としか言いようがありません。
今年4月の 「みなかみ温泉大使」 就任以降、ミラクルな出来事が続いています。
もしかしたら、僕は “アゲ○○大使” なのでしょうか!?
それにしても大使冥利に尽きる、うれしいニュースであります。
全国のみなさ~ん、これを機に、ぜひ 「みなかみ18湯」 へ来てくださいね!
2016年12月16日
明日はどっちだ!?
「ご主人、お願いしますよ」
「ダメだよ」
「そこをなんとか。3ヶ月でいいんですから」
「そう言って、以前、スポーツ紙をとってあげたじゃない」
顔見知りの新聞販売所の店員が、新聞の勧誘にやって来ました。
僕は長年、彼の店から1紙購読しているのですが、時々こうやって、他の新聞の勧誘にも来るのです。
「あの時のことは、とても感謝しています。でも、またノルマもらっちゃって」
「2紙は無理だよ。じゃあ、A紙をやめて、3ヶ月だけB紙をとってあげるよ」
「それじゃあ、ダメなんです。私の成績にならないんですよ。お願いします! サービスしますから」
「サービスって言ったって、どうせ洗剤だろ?」
すると彼は、僕の顔色を伺いながら、こんなことを言ったのです。
「ご主人は、『あしたのジョー』 はお好きですか?」
好きだ?
誰を相手に、ジョーの話を持ち出しているんだい? あんちゃん!
『あしたのジョー』 は、オレにとっちゃ人生のバイブルだよ。
何度、読んだかわかりゃしねぇよ。
その昔のまた昔、オレの髪が今の倍以上長かった頃だよ。
ライブハウスのステージでは、必ずジョーの話をしたもんさ。
「ジョーのように、真っ白になって燃え尽きて死にたい」 ってね。
髪の毛だけは、一丁前に白くなったけど、人生はまだまだ中途半端なんだよねぇ。
そんなオレに、『あしたのジョー』 が好きかって、どういう意味だよ?
好きだったら、全巻まとめて持って来てくれるとでも言うのかい?
「はい、持ってきます!」
「えっ……(絶句)」
翌日、タブロイド版の 『あしたのジョー』全52巻が届きました。
過去には、全巻集めては手放していた人生のバイブルが、こうやってまた我が家に揃いました。
夜、寝る前に酒を飲みながらページをめくる喜び……。
まだ舞台は、ドヤ街でジョーが、やっとボクシングに目覚めたところです。
これから毎晩、力石徹やウルフ金串やカーロス・リベラやホセ・メンドーサたちに会えるんですね。
ワクワクします。
でも、ドキドキもしています。
だって、新聞をもう1紙とったことを、まだ家族には話していないんですから。
2016年12月15日
今年の漢字は 「奔」
先日、2016年の世相を1字で表す 「今年の漢字」 が発表されました。
「金」 だそうです。
リオデジャネイロ五輪の日本人選手の金メダルラッシュ、舛添要一前東京都知事の 「政治とカネ」 の問題、トランプ次期米大統領の金髪などが選考の理由だったようですが、確か何年か前も 「金」 だった年がありましたよね。
やはりオリンピックの年だったような……。
ふ~ん、なんだか僕とは無縁の漢字であります。
「キン」 と読んでも、「カネ」 と読んでも、僕の1年とは関係ない言葉です。
では、自分にとって今年は、どんな1年だったのだろうか?
と、はたと考えあぐねてしまいました。
今年の主だった出来事といえば、5月に温泉シリーズ第8弾 『西上州の薬湯』(上毛新聞社) を出版したこと。
4月に、みなかみ町(群馬県利根郡) から 「温泉大使」 に、10月に中之条町(群馬県吾妻郡) から 「観光大使」 に任命されたこと。また、それらに関連するイベントに参加したこと。
11月にNPO法人設立1周年を記念したパネル討論会を開催したこと。
ぐらいでしょうか……
それ以外は、いつもの年と変わらないと思います。
相変わらず温泉には、取材や講座で回っていますが、例年並であります。
ただ、今年は、講演やセミナーが増えたような気がします。
少ない月で1~2回、多い月では4~5回のペースで開催しています。
東京ビッグサイトやニューサンピア高崎などの大きなイベントに呼ばれたのも、例年にない変化だったかもしれません。
と、いうことで、僕の今年の漢字は 「奔」。
いつも奔走していた1年でした。
平気で1週間ぐらいは、家族の顔を見ない時がありましたからね。
家族としては、家の中が静かで喜んでいたと思います。
今年も余すところ半月であります。
まだまだ、僕の東奔西走は続きます!
2016年12月12日
原点回帰
なぞなぞ、です。
「最初は4本、次は2本、最後は3本、な~に?」
答えは、「人間の一生」です。
赤ちゃんはハイハイ、やがて二足歩行となり、老人になると杖をつく。
まさにオヤジが現在、“3本” なのであります。
もちろん二足歩行もできますが、家の外へ出るときは杖と介助が必要です。
でも、このなぞなぞには、続きがありそうですね。
本当の最後は、“0本” です。
寝たきり、または車イス生活です。
まさに、オフクロが今、その状態であります。
「いいかい? 上げるよ」
リモコンを使って、僕はオフクロが寝ているベッドを操作します。
上半身が起き上がると、オフクロは手の力だけで移動し、ベッドの縁に座ります。
「ちょっと待ってておくれよ」
3度の食事以外はベッドで寝たきりのため、上半身を起こしただけでも、めまいがするそうです。
ここで3~4分、座ったままの状態で安静にさせます。
「さっ、もう、いいだろ? 一気に乗り移っちゃおう!」
「いち、にの、さん。いち、にの、さん、いち、にの……」
何度か一緒に、かけ声をかけながら、ゆっくり、ゆっくりと車イスに移動させます。
オフクロは、89歳。
頭もしっかりしているし、これといって大きな病気は抱えていません。
でも、日に日に老齢による衰弱が始まっています。
すでに体重は、40キロを割ってしまいました。
体は、骨と皮だけとなり、筋肉がまったくありません。
そのため、歩行が困難になってしまいました。
「ごちそうさま。おいしかったよ」
「体力が無いわりには、食欲はあるね」
「はい、大変おいしゅうございました」
オフクロは僕が作る料理を、いつも 「おいしい、おいしい」 と言って、残さず食べてくれます。
「もう寝るかい?」
「はい、そうします」
「だったら、オムツを替えないとね」
「はい、お願いします」
半年前までは、ベッド脇の簡易トイレに一人で行けたのですが、今は到底無理です。
オムツ(リハビリパンツ) のお世話になっています。
でも、今の大人用オムツって、とっても便利にできているんですよ。
ズボンを脱がずに着脱ができるんです。
「ほら、テーブルに手をついて」
「怖いんだよ。早くしておくれね」
「もっと足を開かなくっちゃ、交換できないじゃないか」
なんとも不思議な光景です。
58年前、2人の関係は逆だったのですからね。
僕が、この人にオムツを替えてもらっていたのです。
「どう? すっきりした?」
「ああ、気持ちがいいよ。ありがとうね」
小さな小さなオフクロは、まるで幼子のよう。
すっかり昔と、立場まで逆転してしまいました。
「おやすみ」
「ありがとね。おやすみなさい。明日もよろしくお願いします」
僕が洗い物を済ませて、振り返ると、もうオフクロは寝息を立てて寝ています。
さーて、お次は、オヤジの番だ!
こっちは、手ごわいぞ!
じいさん、待ってろよ!
逃げるんじゃ、ないぞ!
(オヤジは、オムツ交換が大嫌いなのです)
2016年12月10日
父として祖父として……そして
<娘としては猛烈に観てて恥ずかしかった>
6年前に嫁いだ長女からメールが届きました。
先日放送された群馬テレビの 「ぐんまトリビア図鑑」『温泉ライター小暮淳の素顔』 を観ての感想です。
思えば長女とは、会話らしい会話をした記憶がありません。
中学~高校は反抗期と思春期で、父親とは口を聞こうとはしませんでしたし、高校を卒業と同時に家を出て、その数年後には結婚をしてしまいました。
孫が産まれてからは時々、遊びに来るようになりましたが、会話は、もっぱら母親とばかりです。
娘にとって父親なんて、そんなものだと思っていました。
<じぃじがテレビに出ている~、かっこいい~って大喜びだよ>
と、孫のK君(5歳) の感想も添えられていました。
放送翌日のことでした。
今日また、長女からメールが届きました。
<Kが、じぃじ観たい観たいって、この間録画したの朝から5回もリピートして見せてるよ。登場シーンで、じぃじ~じぃじ~って爆笑しながら何度も何度も喜んでいる>
そして、
<似合わない白髪でテレビに出てて、恥ずかしいな~って思ったけど、Kが喜んでいたからすべて良し。おとう、年取ったな~って、切なくなってたんだ。>
<でも嬉しかったよ。もう10回以上観てしまったよ!>
この辺りから、僕の涙腺がゆるみ出しました。
だって、こんな長いメールが娘から届いたは初めてだったのです。
<Kに言われて、本当におとうが私のお父さんで良かったって思ったよ。いつか親孝行させてね!>
もうダメです。
こんなに涙ってこぼれるんだ、と思うくらい、ポロポロと流れてきます。
通りの真ん中で、ケータイを握り締めて泣いている初老の男の姿は、どんなふうに映っていたことでしょうか。
親になるのではなく、親にならせてもらうのだと言います。
いまさらながら、自分は人の親なんだと思い知らされました。
最後に、こんなことも
<Kが、じぃじ温泉連れてってくれないの~だってよ!>
お安い御用であります。
湯の中で、孫を相手にウンチクをたれてやろうじゃありませんか!
2016年12月08日
今日から3日間! ポスターフェスティバル
前橋市民のみなさん、こんにちは!
いえいえ、市外だろうが県外だろうが、全国から来て見ていただいてもよろしいのです。
明日から3日間、前橋市の中心商店街(通称:Qのまち) で 「歳末大感謝祭」 が開催されます。
温泉宿泊券が当たる大抽選会もありますぞ!!
で、この感謝祭にあわせて、今年も群馬デザイン協会の企画・協力による 「ポスターフェスティバル」 が今日から開催されます。
昨年同時期に弁天通り商店街で開催された 「弁天通りポスター祭」 が大変好評だったため、今年はエリアを拡大して全中心商店街で実施することになりました。
協会所属のデザイナーやイラストレターたちが、商店街の一店一店を訪ね、コミュニケーションを重ね、お店の魅力や特徴を話し合い、創り上げた力作ばかり45点!
1点1mもある迫力あるポスターが、揃いました。
Qのまち商品券がもらえる人気投票も実施しています。
えっ、なんでライターの僕が、そんなにも宣伝するのかって?
はい、理由は2つ!
僕が所属しているクリエーター集団 「プロK」 のメンバーが多数参加しているのです。
僕の著書に関わっているデザイナーも作品を出展しています。
それと、毎年僕は、抽選会の特賞である温泉旅館の選出をしているからです。
※歳末大感謝祭は、9日(金)~11日(日) の開催です。
たった3日間と期間は短いですが、ぜひ、この機会に前橋中心商店街 「Qのまち」 に足をお運びください。
『Qのまち ポスターフェスティバル』
●会期 12月8日(木)~10日(土)
10:00~19:00 (入場無料)
●会場 前橋プラザ元気21 1階にぎわいホール
※元気21とシネマまえばしの連絡通路では、A3サイズに縮小して展示し、平成29年1月9日(月) まで人気投票を継続しています。
2016年12月07日
伊香保温泉 割烹旅館 「春日楼」
伊香保中心街を通る県道(通称:一文字通り) から 「かみなり坂」 を下った、一番下。
「ここも伊香保なの?」 と一瞬、戸惑うほどの静寂に包まれています。
春日楼は、伊香保温泉で、石段街から一番離れた旅館です。
まるで一軒宿のように、ポツンとたたずんでいます。
でも、そのたたずまいは、旅館というよりは料亭。
形の良い松やヒイラギなどの樹木に囲まれた庭園を歩きます。
それもそのはず、ここは伊香保で唯一の割烹料理の宿なのです。
“現代の名工” を受賞した料理長が腕をふるいます。
玄関では下足番の 「熊二郎」 と、調理見習と描かれたエプロンをした 「熊五郎」 がお出迎え。
どちらも本物のクマの剥製です。
「熊五郎は、私より古いんですよ。でも、いまだに見習い中です。フフフッ」
と笑う古参従業員の一場ふみえさん。
昭和52年の創業時から客人を出迎えているクマだといいます。
フロントのカウンターを見れば、ちょうど上毛新聞の1面が出ています。
群馬テレビの番組広告を指さして、今晩の出演のことを伝えると、
「あらら、みんなに伝えなくっちゃね。他のお客さんにも」
と明るく気さくな人柄がのぞきます。
ネットの書き込みなどを見ると、「従業員がアットホームで居心地が良い宿」 などとありますが、本当に家庭的で、ともすると取材に来ていることを忘れてしまいそうな宿です。
夕刻までに取材を終え、ひと風呂浴びて、匠の料理をいただき、あとは部屋にもどってテレビを観るだけ……
畳の上で、ゴロンと横になっていると、
「小暮さん、大変です。3チャンネルが出ませんよ!」
と大声を上げるカメラマン氏。
「どれどれ……、本当だ!」
と、あわてる僕。
他のチャンネルは、すべて映るのに3チャンネル(群馬テレビ) だけが映りません。
放送まで、あと1時間です。
でも、ご安心ください。
事情を話すと、すぐに番頭さんが、すっ飛んできてくれました。
結局、僕らの部屋のテレビは映らなかったため、わざわざ隣の部屋を用意してくださいました。
ありがとうございました。
事なきを得て、無事に9時のオンエアを見ることができました。
放送終了後からメールと電話が、続々入ってきました。
みなさん、観てくださったのですね。
感謝!
今日、家に帰ってパソコンを開いてみると、やはりメールが届いていました。
「髪の毛は、黒いほうが若く見えて良い」 などの意見もありましたが、みなさん、楽しんでくださったようであります。
「もっと素顔を知りたい」 なんていうメールもありましたよ。
テレビを観てくださった友人・知人・読者のみなさん、本当にありがとうございました。
お礼申し上げます。
温泉ライター 小暮淳は、ますます裸になって、温泉を駆け回りますよ!
応援、よろしくお願いします。
2016年12月06日
いよいよ今夜放送!
群馬県民のみなさん、こんにちは!
もしくは、群馬テレビの受信可能な隣県民のみなさん、こんにちは!
いよいよ今夜、放送ですよ!
今日の新聞は、ご覧になりましたか?
上毛新聞1面および読売新聞33面(群馬版) に、大きく番組の広告が掲載されました。
“火曜夜9時は見逃せない!!!”
“地域の埋もれた記憶を掘り起こしてトリビアに紹介!”
“ぐんま!トリビア図鑑”
そして、今夜の12月6日放送だけ太字で大きく書かれています。
“温泉ライター 小暮淳の素顔!”
その横にはロケ地となった温泉のある地名が……
“前橋市(旧大胡)”
そーです!
今回、僕が裸になる温泉は、あのリウマチが治ったという噂が広まり、一時、首都圏からもわんさか湯治客が訪れた “奇跡の井戸水” が湧く、知られざる前橋市の秘湯であります。
前橋市民だって、温泉ファンでなければ知らない、知ってても、なかなかたどり着けない住宅地の中の一軒宿です。
温泉の話はもちろん、名物の隠れグルメなども紹介しつつ、カメラは僕の “過去” を暴き出します。
20代のカーリーヘアの風来坊時代、ストリートやライブハウスでのシンガーソングライター時代、そして雑誌の編集長時代とタイムスリップして、やがて現在の僕へともどって来ます。
さてさて、どんな素顔が飛び出すのでしょうか?
お茶の間で、お楽しみください。
※再放送は、12月10日(土) 10:30~と12日(月) 12:30~です。
2016年12月05日
「なかのん」 が観光大使に
「なかのん」 って、知っていますか?
頭は、岩風呂と満開の花を表しています。
趣味は温泉めぐりで、スポーツやアートが大好きな、中之条町(群馬県吾妻郡) のイメージキャラクターです。
その 「なかのん」 が、このたび(11月6日) に中之条町の観光大使に就任しました。
そうです!
僕に続いて、6人(?)目の大使であります。
僕の就任が10月1日ですから、後輩になります。
でも町内での知名度でいけば、「なかのん」 のほうが断然有名なのであります。
ちなみに 「なかのん」 には、子どもがいます。
「なかっこちゃん」 といいます。
頭は、温泉のしずくを表しています。
いつも元気で、ちょっと甘えん坊。
好きなものは、「なかのん」 と、中之条のおいしいお米 「花ゆかり」。
どちらも “花と湯の町なかのじょう” にふさわしく、しっかり温泉をPRしています。
手元に届いた中之条町の広報誌によれば、同日、2人(?) に特別住民票が交付されたとのことです。
また、今年の 「ゆるキャラグランプリ2016」 で、「なかのん」 は第275位と大健闘!
昨年が305位ですから、30位もランキングがアップしました。
ということで、小暮淳ともども中之条町観光大使の 「なかのん」 を、よろしくお願いいたします。
「なかっこちゃん」 も、忘れないでくださいね。
2016年12月03日
マロの独白⑱ がんばれ!ご主人様
こんばんワン! マロっす。
ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。
お久しぶりでやんした!
3ヶ月以上ぶりなんですね。
みなさん、元気でしたか?
オイラは、寄る年波で少々足腰が弱くなりましたが、元気に散歩と昼寝をしています。
なんでこんなにも、ご無沙汰してしまったのか?
それは、もう、ご主人様の多忙以外にありませんって!
この数ヶ月間は、取材に講演にロケにと飛び回っていて、ほとんど家に居ませんでしたもの。
帰って来ても夜遅くだと、オイラのいるリビングには寄らずに、そのまま自分の部屋へ入ってしまいます。
でもね、たまに昼間帰って来ると、
「おお、マロマロマロ~~!! 」
って、擦り寄ってきて、オイラを思いっ切り抱きしめてくださるんですよ。
そして、「散歩、行くか? 散歩!」 って外へ連れ出してくれます。
だから、どんなにご主人様が忙しくても、オイラはいつも我慢して、ご主人様が遊んでくれる時を待っているんです。
でもね……、
そんな疲れているご主人様に対して、他の家族は冷たいんですよ。
昔は、もっと違ったんですけどね。
長女様が嫁いで行き、長男様も結婚して所帯を持ち、賑やかだった小暮家は、ずいぶんと淋しくなりました。
昔のように、一家団らんの笑い声も聞かれなくなりました。
「ねえ、おとうの仕事ってなに?」
「……」
「まじ、よく分からないんだけど。本を書いているから、作家?」
「……」
高校生の次女様と奥様の会話です。
オイラは、リビングのストーブの前で、うたた寝をしているふりをしながら聞いています。
会話といっても、次女様が一方的にしゃべって、奥様は無関心なんですけどね。
「友だちがさ、テレビで、おとうを観たんだって」
「……」
「笑った顔が、私にそっくりだって言うんだよ」
「……」
「チョー傷つくんだけど!」
「……」
クスッ、クスクス(笑)
オイラ、聞いていて笑いをこらえるのに必死でやんした。
確かに、3人きょうだいの中では、次女様が一番、ご主人様に似ていますもの。
顔も、性格もね。
それにしても、クールなのは奥様です。
一切、ご主人様ネタには、言葉を返しません。
倦怠期っていうヤツですかね。
“亭主元気で留守がいい”ってことですかね。
いつか次女様も、いなくなってしまうですよね。
あーあ、心配だなぁ~。
でも、ご安心ください。
オイラがいますよ!
がんばれ、ご主人様!
オイラは、いつだって、ご主人様の味方ですからね。
2016年12月01日
新連載スタート!
西上州のみなさん、こんばんは!
今日は、地域限定のお知らせです。
西上州(群馬県西部地区) といっても、広うござんす。
もっと詳しく言うと、安中・磯部・松井田(以上、安中市)、八幡・室田(以上、高崎市)、大戸(東吾妻町) のみなさ~ん、こんばんは!
温泉ライターの小暮です。
よろしくお願いいたします。
というのも、地域限定のフリーペーパーで、いよいよ明日から連載が始まるのであります。
その情報紙の名は、「生活info (くらしインフォ)」(関東新聞販売/4万3,900部発行)。
先月18日に創刊した、ホッカホッカのフリーペーパーです。
で、この冊子に僕が毎月、巻頭エッセーを連載することになりました。
タイトルは、ズバリ!『西上州の薬湯』。
そう、今年出版した著書と同名タイトルです。
連載では、上記の配布エリアにある温泉を “一号一湯”紹介していきます。
この冊子は、毎月各週(第1週と第3週の金曜日) の発行で、僕は第1週を担当します。
そして第3週を担当しているのが、高崎市在住のジャーナリスト、木部克彦氏であります。
木部氏といえば、かつて 『続・群馬の逆襲』(言視舎) という著書の中で、僕のことを “温泉バカ一代” と褒め称えてくれた人物であります。
昔から面識はあったのですが、最近は彼の自宅にまで招かれて、酒を酌み交わす “呑み友” でもあります。
偶然ではありますが、そんな群馬をこよなく愛する2人が、交互にエッセーを連載することになりました。
まあ、なんか、とってもレアな冊子になりそうですね。
ということで、西上州のみなさん!
末永く、ご愛読のほど、よろしくお願いいたします。