2013年04月09日
どこかで 誰かが③
「歳をとるとさ、夜中の2時、3時に目が覚めちまうんだよ。そんな時は、寝床の中でラジオを聴いているんだけどね・・・」
昨日の公民館での酒宴のことです。
僕の前の席にいた最長老のOさんが、誰にでもなく話し出しました。
「そしたらさ、ビックリしたねえ~! 小暮さんが出ているんだよ!」
エ~!とか、ヘ~!とか、座にいた人たちは一様に驚いていましたが、一番驚いたのは名前を呼ばれた僕本人です。
「えっ、ラジオは、どこを聴いていたんですか?」
「俺は、いつだってNHK専門さ! でも、驚いたね。小暮さんって人は、町内では、そこそこの有名人だとは聞いていたけどさ、全国区だとは知らなかったよ。お見それしました(笑)」
と、最後は笑いをとってくれました。
それにしても、深夜に僕がラジオに出ていた?
・・・・・
真相は分かりませんが、たぶん、2月に放送された 『亀淵昭信のにっぽん全国ラジオめぐり』 が再放送されていたのかもしれませんね。
まあ、いずれにせよ、どこで誰が、自分のことを見たり聞いたりしているか、分からないということです。
すると、今度は、T さんという年配の方が、
「なんだい、Oさんは、小暮さんのことを良く知らねーなぁ! 俺なんか、小暮さんの本は全部買って持っているからねぇ~」
と、言い出した。
「えーーーっ、本当ですか~~????」
と、またもや、当の本人がビックリ仰天であります。
「全部ですか?」
と問えば、
「ああ、温泉の本全部と里山の本も持っているよ」
とは、重ねてビックリ!
と、いうことは、読者様ではないですか!
読者様は、神様ですぜ!
その神様が、こんな身近な町内にいたとは、ありがたいやら、申し訳ないやら、恐縮してしまいます。
世の中って、狭いんだか、広いんだか分かりません。
町内の人たちに、自分の職業について話したことなんて、ないのにね。
なぜか、こうやって、みなさん僕のことを知ってくださっている。
どこかで、誰かが、ちゃ~んと見ててくれるんですね。
やっぱり、世の中って、捨てたもんじゃありませんって!
Posted by 小暮 淳 at 21:53│Comments(0)
│つれづれ