2024年04月03日
死に急ぐ子どもたち➁ コロナの弊害
<これまで以上に自殺リスクが高い状態が続く可能性が高い>
2021年のコロナ禍に、さる大学教授が発表した言葉です。
自粛→コミュニケーション不足→孤立化→孤独化
その結果、18歳以下の自殺者数が過去最高になった年の新聞記事で見つけた言葉です。
あれから3年。
悲しいかな、教授の言葉は的中してしまいました。
先日、厚生労働省と警察庁は、2023年の自殺者数の確定値を発表しました。
それによれば、小中高生は計513人で、1980年の統計開始以降最多だった2022年の514人に次いで多かったといいます。
“次いで” といっても、たった1人違いですからね。
最多が続いている、危機的な状態には変わりありません。
「行動制限が長く続いたコロナ禍で対人関係を学べず、学校や家庭での悩みが深刻化している可能性がある」
(厚労省の担当者)
自殺の原因・動機別では、「心身の健康問題」 「学業不振」 「交際問題」 「家庭問題」 が多かったといいますが、不思議なのは男子が減少しているのに対して、女子が増加傾向にあるということ。
なぜ、なんでしょう?
一方、自殺者の総数は前年から44人減って、2万1837人。
一時の3万人超えからみれば、減少傾向にあります。
ところが、全体では男性が増加、女性が減少しています。
これは、むべなるかな。
18歳以下とは、自殺の原因・動機が明らかに異なります。
「経済・生活問題」 がダントツ。
物価高を背景に、経済的に困窮する人が増えているからです。
僕は、大人たちの自殺に、とやかく言うつもりはありません。
でも、子どもの自殺は見過ごせません。
学校と家庭という、小さな世界しか見ていないのです。
その外に出れば、未知の自由が広がっていることを教えてあげたい。
だから、子どもたちよ!
今が嫌だったら、逃げろ!
逃げて、逃げて、逃げまくれ!
逃げ切った先には、キミを理解してくれる大人たちがいるから!
それまで、歯を食いしばって、逃げ続けるんだ!
死に急ぐ必要はないぞ!
キミの心と命は、この世でたった一つの尊いものなんだよ。
Posted by 小暮 淳 at 11:08│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
絶望の淵に沈む子どもたちのなんと多いことでしょう。考えない日はありません。
Posted by まいちゃ at 2024年04月07日 00:46
まいちゃさんへ
子どもが自ら死を選択するということは、自分の未来を描けないということです。
そんな世の中にしてしまったのは、大人たちの責任です。
子どもたちは、夢を見れない大人たちに絶望しているのかもしれませんね。
子どもが自ら死を選択するということは、自分の未来を描けないということです。
そんな世の中にしてしまったのは、大人たちの責任です。
子どもたちは、夢を見れない大人たちに絶望しているのかもしれませんね。
Posted by 小暮 淳
at 2024年04月07日 10:43
