2016年01月23日
磯部温泉 「磯部ガーデン」②
「コンビニは、どこも売り切れですよ」
「明日、書店で買って帰ります」
三々五々、旅館に集まるメンバーたちが、口々に声をかけてくれます。
何のことかといえば、一昨日発売された 「週刊文春」 のことです。
別に僕の記事が載っているから売り切れているわけではなくて、今週号の文春は、甘利大臣の贈賄スクープ記事が掲載されているからじゃないでしょうか!?
そして、メンバーとは、僕が所属するフリーランスのクリエイティブ集団 「プロジェクトK」 の面々です。
昨日は新年会があり、会員の半分にあたる10人が磯部温泉(群馬県安中市) に集まりました。
「磯部ガーデン」 といえば、ご存知、“舌切雀のお宿” であります。
でも、何でか知っていますか?
誰もが知っている昔話の 「したきりすずめ」。
この物語は、口承により全国に残されています。
これらの話を拾い集めて、世に発表した人物が童話作家の巌谷小波(いわやさざなみ) です。
その巌谷先生が全国を回り、その土地土地に伝わる舌切雀の話を聞き取り調査したところ、磯部の伝承話が一番話にブレがなかったことから、「舌切雀のお宿はここだ!」 とお墨付きをいただいたそうです。
この時、泊まった宿が本館の 「磯部館」 だったので、 あちらが “雀のお宿”、別館だったこちらが “舌切雀のお宿” と名乗るようになったとのことです。
とかなんとか、ウンチクを語りつつ、面々は一風呂浴びた後、宴会場に集合。
代表のアートディレクター、桑原一氏の新年のあいさつの後、副代表である僕が乾杯の音頭を取りました。
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。では」
「カンパーイ!」
飲み放題のコースに加えて、同館社長や他の出席できなかったメンバーから差し入れられた酒もあり、アルコールの在庫は準備万端であります。
酒豪揃いの無制限の宴が始まりました。
気の置けない仲間たちとの、なんとも楽しいひととき。
これで1年間、また頑張れるというものです。
いい仕事、いい作品を、今年もたくさん生み出しましょうね!
Posted by 小暮 淳 at 20:42│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
買いましたよ〜
磯部温泉の日本初と言われている温泉マークを見た時は感動しました〜
磯部温泉の日本初と言われている温泉マークを見た時は感動しました〜
Posted by 優・寛の母さん at 2016年01月23日 21:40
優・寛の母さんへ
温泉マークのことを 「逆さクラゲ」 というけれど、あれはまさにクラゲそのものですね。癒しの記号です。
温泉記号発祥の地、磯部!
群馬の宝であります。
温泉マークのことを 「逆さクラゲ」 というけれど、あれはまさにクラゲそのものですね。癒しの記号です。
温泉記号発祥の地、磯部!
群馬の宝であります。
Posted by 小暮 淳 at 2016年01月24日 12:55