2023年05月30日
アナログの力
僕は、現金派です。
だから財布は、いまでも昭和チックな二つ折りの革財布です。
現金のほかには、数枚の銀行カードとポイントカード、健康保険証……
それと名刺が数枚、くらいです。
その中に、気が付けば必ず入っている一枚の小さな紙切れがあります。
外食チェーン 「かつや」 の100円割引券です。
なぜ、切れることがないのでしょうか?
利用している人は、知ってますよね!
この割引券、エンドレスなんです。
500円以上の食事をすると、必ず会計時に一枚くれるのです。
だから、次に行った時に100円割引券を出しても、その場で、また一枚もらえます。
ゆえに、財布の中には一年中、この割引券が入っています。
これって、すごくありませんか?
そもそも、安い店なんです。
「カツ丼(梅)」 が、520円(税込み572円) で食べられるのに、さらに100円引き!
さらに、それがエンドレスです。
だったら、次は奮発して600円台のメニューにしちゃおうか!ってなりますよね。
この感覚って、絶対に男性を虜にしますって!
しかも、一人で昼食をとる外回り中の男性ならば、財布の中の割引券を見るたびに、誘惑されるはずです。
これって、完全なるサブミナル効果ですよ!
常に潜在意識の中に、カツ丼が描かれていますもの。
ポイントをためるデジタル時代に、あえて紙切れを手渡すアナログ戦略。
「ポイントをためるなんて面倒くさいことは、できるか!」
という昭和気質の殿方には、単純明快でお得なシステムだということです。
なんて書いていたら、トンカツが食べたくなってきました。
これまた、サブミナル効果なんですね。
「かつや」 の戦略にハマりました。
今日のランチは、ちょっと奮発してカツカレーにしようかな!?
だって、100円引きだもんね。
Posted by 小暮 淳 at 11:28│Comments(0)
│つれづれ