2010年07月22日
あの頃、みんな若かった。
一昨晩のマナビーズ同窓会。
いやいや、大変盛り上がりました。
まずは当時、編集していた受験雑誌 『学ing(まなびんぐ)』 が、酒席に広げられました。
懐かしさから、全員食い入るようにページをめくります。
巻末連載の『鬼丸先生の一筆両断』は、木彫家で版画家で絵本作家の野村たかあきさんが担当したページです。
サブタイトルに「受験生の心の迷いをズバッと解消! 豪傑・鬼丸先生の激励説法」と書かれています。
これは受験生のために「気は持ちよう」とか「急がば回れ」とか「念には念を入れよ」とかの言葉を、ズバッと墨字で書いて、座右の銘にしてもらう企画でした。
最終号には『鬼丸の受験本番のための十カ条』なんていう企画もありました。いろいろ知恵を絞って考えていたんですね。
そして、この雑誌の極めつけ企画といえば、年一回、全ページ劇画で贈る特別号です。
1年目は『未来戦士 COOLファイター』というタイトルで、受験の敵、プレッシャーマンやスランプ大王と戦う受験戦士の話です。
主人公は中学3年生の大和学と李麗美。変身するときの口上が、これまたカッコイイ!
「常に冷静かつ沈着な洞察力と判断力を持ち、いかなる場合も己に与えられた使命に忠実に行動し、やがて訪れる輝かしい未来のために闘志を燃やす 愛と夢とヤル気のチャレンジャー! 近未来戦士COOLファイター!!! 」
2年目は学園友情ドラマ、まなびヶ丘中学3年B組の仲間たち劇場 『ぼくらの夢、将来、そして今できること……』を全ページ劇画にしています。
ともに原作・脚本は僕、作画はイラストレーターの飯塚裕子さんです。
今見ても、なかなかクォリティーが高くて、充分楽しめる内容でした。
そんな遊び心いっぱいの仕事ができた、いい時代だったのですね。とっても楽しい仕事だったと、盛り上がりました。
何よりも一番盛り上がったのが、1枚の写真です。
12年前の温泉合宿でのスナップ。旅館の大広間を借りての練習風景です。
昔も今も変わってないと思っているのは自分だけなんですね。
たかが12年前なのに、ギターを抱えている僕は、少年なのですよ。
ドラムの野村たかあきさんも若い! 今の息子さんによく似ています(息子が似たんだ)。
あの頃、僕はまだ30代、そして今は50代です。野村さんは、あの頃40代、そして今は還暦を過ぎました。
いやいや、外見は少し(かなり)変わっちゃったけど、中身はさらにパワーアップしているマナビーズの懲りない面々でした。
ぜひ、また10年後に同窓会をやりましょうね。
※イラストレーターの飯塚裕子さんが、自身のブログでマナビーズの使用前(12年前)と使用後(現在)のメンバー写真を公開しています。ご興味のある方は、「きゃろっとぷらん」のブログをご覧ください。
http://maebashi.cool.ne.jp/carrot_plan/index.html
Posted by 小暮 淳 at 14:37│Comments(0)
│酔眼日記