2015年01月01日
年頭所感 ~もう一人の自分~
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
と、いうことで、我が人生57回目の新年を迎えました。
でも、なんということはない、いつもと同じ朝でした。
午前9時半、起床。
(夜型の僕としては、いつものことです)
階下へ下りると、すでに家内も娘もいません。
これも、いつもと同じ光景ですが、不在理由が異なります。
通常だと、“勤めと学校のため” ですが、元旦の今日は “初売り” に出かけたようです。
なぜだか、女性は 「福袋」 が好きなんですね。
男には、理解できません。
その、理解できない男が、もう一人。
彼女と年明けを祝った、朝帰りの息子が、パジャマ姿でリビングにいました。
「おめでとう」
と言えば、
「おめでとう」。
そして、ひと言・・・
「おやすみ」
いいですね、若者って!
僕も彼の年齢には、大晦日から一晩中遊んで朝帰りしたものです。
「おやすみ。あ、午後はお前も、おばあちゃんちへ行くんだろ?」
「ああ」
年賀状に目を通して、返信を書いていると、もう昼です。
大きな紙袋を抱えた家内と娘が帰って来ると、時を計ったように、嫁いだ長女一家がやって来ました。
「あけましておめでとうございます」
と、娘ムコに続いて、
「ジイジ~、おめれとう!」
と4歳の孫が、飛びついて来ました。
そうなんです。
僕は、正真正銘のおじいちゃんなのでした。
ふだんは娘夫婦と同居していないものですから、抱き上げた両手に違和感と戸惑いを感じます。
しばらく会わない間に、大きくなったし、日本語もしっかりしてきました。
素直に、可愛いと思います。
こんなとき、僕は、どんな顔をしているのでしょうか?
こんなにも賑やかな我が家は、久しぶりであります。
僕と家内と長男と次女。
これに長女夫婦と孫の7人が、2台の車に分乗して、大移動であります。
家内の実家へ新年のあいさつに寄ってから、僕の実家へ。
小暮家の新年会の始まりです。
うちの7人に、僕の両親、そして兄夫婦と姪っ子が加わり、総勢12人が顔を合わせました。
「オレとばあちゃんが結婚したら、こんなにも家族が増えました。ありがとう。乾杯!」
と、90歳のオヤジの音頭で始まりました。
「おじいさん、長生きはするものですね」
「ああ、そうだな」
「これを幸せっていうんですよ」
と、オフクロも嬉しそうです。
なんか、とてもヘンな気分であります。
なんだか、僕が僕でないような、不思議な空間でした。
息子がいます。娘たちがいます。孫もいて、ムコもいる。
僕は、この人たちから見たら父であり、義父であり、祖父なんだと・・・
そして、僕にも兄と父と母がいて・・・
いつもいつも夢ばかり見て、自分のことばかり考えて生きている僕にとって、正月は、なんだか異次元の世界に迷い込んだようであります。
自分勝手に、いい加減に生きてきたつもりだけど、こうやって同時に現実も築いてきたんだ・・・
と、改めて家族の顔を一人一人、眺めてしまいました。
正月って、いいものですね。
Posted by 小暮 淳 at 20:26│Comments(2)
│酔眼日記
この記事へのコメント
お父さんの乾杯のひと言、かっこいい!!
あっ!90歳のお父さんね小暮さんの想いもステキです。
なんかいいなぁ〜。
小暮家。
そうそう。私、一応、女子ですが、福袋キライです。
あっ!90歳のお父さんね小暮さんの想いもステキです。
なんかいいなぁ〜。
小暮家。
そうそう。私、一応、女子ですが、福袋キライです。
Posted by 優・寛の母さん at 2015年01月01日 22:19
優・寛の母さんへ
おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
新しい年がスタートしました。
年がいもなく、希望に胸がふくらんでいます。
今年も、大いに自分に期待したいと思います。
おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
新しい年がスタートしました。
年がいもなく、希望に胸がふくらんでいます。
今年も、大いに自分に期待したいと思います。
Posted by 小暮 淳 at 2015年01月02日 12:19