2016年08月01日
さらば、ウルフ!
永六輔、大橋巨泉と次々に昭和のテレビを彩った巨星たちが逝ってしまい、このところ落胆していました。
ら、昨晩、突然、ニュース速報で訃報のテロップが流れました。
「えっ」 と声を上げたのは、きっと僕だけではないはずです。
日本全国で、「えっ」 のウェーブが起きていたことでしょうね。
「小さな大横綱」 と呼ばれた、元横綱 「千代の富士」 の九重親方であります。
その精悍な顔立ちから 「ウルフ」 のニックネームで愛された、まさに昭和の大横綱でした。
享年61歳。
死因は、すい臓がんでした。
永六輔も大橋巨泉もショックでしたが、お2人とも80歳を過ぎていました。
もっともっとテレビやラジオで活躍して欲しかったけど、年齢を考えると 「遅かれ早かれ人は死ぬんだ」 と、自分なりに死を受け入れていました。
でも、ウルフは若過ぎる!
いくら病気だったとはいえ、永さんや巨泉さんは、何度も病から生還したじゃありませんか!
たった1度の闘病で逝ってしまうなんて、ウルフらしくないぞ!
今、僕の頭の中では、若かりし頃の僕と暮れなずむ東京の街が、走馬灯のようにめぐっています。
甘酸っぱい、青春の香りとともに……。
1978,年の夏。
音楽の道を目指して、僕は東京で暮らし出しました。
ひょんなことで知り合った女性がいました。
横浜生まれの横浜育ち。
その垢抜けた風貌に、群馬の田舎から出てきた青年は、すぐに恋をしてしまいました。
新宿、渋谷、原宿、吉祥寺、そして横浜……
毎週のようにデートに出かけました。
でも、1つだけ、僕には馴染めない彼女の趣味があったのです。
それは “相撲” でした。
しかも、熱狂的な千代の富士ファン!
どんなに楽しいデートも、「あっ、相撲が始まっちゃう!」 と、場所中は夕方までしか会えません。
やがて親しくなって、僕のアパートに来るようになっても、場所中は夕方からテレビに釘付けです。
気が付いたら、まったくの相撲音痴だった僕も、相撲ファンになっていました。
だから僕にとっては、千代の富士=横浜の彼女、なんですね。
そして、千代の富士が初優勝した年('81) に、僕らは別れました。
さらば、ウルフ!
青春をありがとう!
ご冥福をお祈りいたします。
Posted by 小暮 淳 at 21:05│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
ヾ(❀╹◡╹)ノ゙❀~~~コンバンワー♪
さらば、ウルフ❗️
青春をありがとう❗️
って、なんて素敵な記事でしょう‼️
いいつまみになりますね…( ^ω^ )
さらば、ウルフ❗️
青春をありがとう❗️
って、なんて素敵な記事でしょう‼️
いいつまみになりますね…( ^ω^ )
Posted by まちゃ姉 at 2016年08月02日 17:27
まちゃ姉さんへ
最近、仕事の合間の息抜きや、一日の終わりに晩酌をしながら、このブログを読んでくださっいる方が、増えているようです。
みなさんにとって一服の清涼剤になれたら、うれしいですね。
最近、仕事の合間の息抜きや、一日の終わりに晩酌をしながら、このブログを読んでくださっいる方が、増えているようです。
みなさんにとって一服の清涼剤になれたら、うれしいですね。
Posted by 小暮 淳 at 2016年08月03日 13:35