2024年12月21日
「そうまがわ」 ではありません
面白い仕事の依頼がありました。
それは 「無料送迎バス」 の体験ルポです。
いゃ~、知りませんでした!
団体なら送迎してくれる旅館があることは知ってましたが、毎週、定時に駅から発着する送迎バスがあるとは初耳でした。
しかも2名からOK! (1名の場合は要相談)。
ということで、高崎駅から送迎バスに乗り込み、相間川(あいまがわ) 温泉 (高崎市) へ行ってきました。
1泊2日のバス旅です。
で、利用して思いました。
これって、すっごく便利です。
だって、自分で車を運転する必要がないんですよ。
しかも、乗り継ぎもありません。
旅館の玄関まで、ノンストップ走行です。
これならば、初めて当地を訪ねる地理に不慣れな人でも、迷わず旅館まで行くことができます。
実際、県外者の利用が多いようです。
とりあえず高崎駅まで来れば、旅館まで連れてってくれるのですからね。
それと、もっとも利用者が多いのは、高齢者です。
運転免許返納後でも、気軽に温泉地へ行けるのだから、ありがたい。
これ、他人ごとではありませんって。
明日は我が身となる重大問題であります。
そして、何よりも旅の道中の景色を存分に堪能できるのが最高です!
だって自分で運転していたら、そんな余裕はありませんもの。
たぶん、みなさんも一度体験すると、ハマると思います。
閑話休題
で、ここから今日の本題です。
相間川温泉へは、取材で何度も何度も行っている僕ですが、今回、ある発見をしました。
「えっ! なんで?」
と、目を疑いました。
「いつから、そんなことになっちゃったの?」
というのも、旅館へ着くまでに見かける道路端の案内看板が、すべて “ひらがな” になっていたのです。
確か、以前は 「相間川温泉」 と漢字でした。
それが全部 「あいまがわ温泉」 になっているのです。
僕的には、なんか間が抜けた感じがするんですけどね。
(実際 「間」 が抜けています)
でも、なんでなんでしょうか?
宿に着いてから訊いてみました。
すると、意外な真相が!
なんでも、タレントの出川哲朗さんがテレビのロケで、近くを通りかかったときのこと。
(例のバイクで充電しながら旅をする番組です)
「相間川温泉」 の看板を見て、「そうまがわ温泉」 と読んだそうです。
確かに、地元の人でないと、「あいまがわ」 と正しく読める人は少ないかもしれませんね。
ということで、テレビ番組の放送がきっかけで、ひらがな表記にして、ちゃんと読んでもらい、名前を覚えてもらうことにしたそうです。
ただし、あくまでも名前を覚えてもらうための、ひらがな表記であり、正しくは 「相間川」 であります。
そんな、表記トリビアから始まった1泊2日の 「無料送迎バスの旅」。
どんな旅だったのかは、いずれエッセイにして発表いたします。
Posted by 小暮 淳 at 11:11│Comments(0)
│取材百景