2024年12月15日
前頭葉をお大事に!
≪前頭葉とは、哺乳類の脳の一部で、大脳半球の前部に存在する。哺乳動物の中では、高等なものほど、この部分が発達している。「意欲」「創造」「実行」 をつかさどる器官であることから “脳の司令塔” などと呼ばれている。≫
久々に、レジ前でキレている男性に遭遇しました。
コンビニに入ると、大きな怒鳴り声が聞こえました。
レジ前では、初老の男性が怒り心頭の様子。
「オレが先だったの!」
「申し訳ありません」
カウンターの中の若い女性店員が、平謝りしています。
「なに、笑ってんだよ!」
「笑っていません」
「笑ったよ! そういう態度が気に入らないんだよ!」
「申し訳ありません」
もう堂々めぐりであります。
店員が謝れば謝るほど、気に入らないようであります。
そこへ店長らしき男性が登場。
スッと、男性客の前へ入り込みました。
「な、な、なんだよ!」
「ここの責任者です (とでも言ったのでしょうか?)」
声は聞き取れませんでしたが、店長らしき人は、毅然とした態度で女性店員と男性客の間に立ち、完全に暴言をブロックしています。
思わず僕は、「カッコイイーー! よっ、店長!」 と心の中でエールを送っていました。
その後、間もなくして、初老の男性客は店から出て行きました。
スーパーやコンビニで女性店員に難癖をつけ、怒鳴っているのって、ほとんどが男性です。
しかも決まって、60~70代の初老です。
(あまり80歳以上の高齢男性は見かけません)
これって、前頭葉の問題なんですってね。
老化により、前頭葉が委縮してしまっている証拠なんですって。
そもそも日本人は、この前頭葉が発達した人が少ない人種らしいですよ。
それは社会構造にあるらしいです。
集団行動が得意で、人と同じことが美徳と考えられているため、人と違った新しいことをすると、“異分子” ととらえられ、「前例がない」 ことを理由に、出る杭は打たれてしまうからのようです。
さらに年齢を重ねると、その傾向は顕著になり、前頭葉の機能は、さらに低下するとのこと。
ゆえに感情のストッパーが効かなくなり、“怒鳴る” “キレる” といった老害を招きやすくなるようです。
「意欲」 → 「創造」 → 「実行」
これらは一連の流れです。
このホップ、ステップ、ジャンプの流れを止めることなく、歳を重ねていきたいと、つくづく思いました。
みなさ~ん、前頭葉をお大事に!
Posted by 小暮 淳 at 10:48│Comments(0)
│つれづれ