2011年04月20日
いで湯伝説③ 「源頼朝」
今日は温泉発見人、御三家の1人、源頼朝について少し。
やっぱり県内で有名なのは草津温泉でしょうか。
建久4年(1193)、鎌倉幕府が開かれた翌年、源頼朝が浅間山麓での狩りの途中で、白根大明神(草津温泉の入り口にある)まで馬を乗り入れた際に、谷底に白煙が立ち上るっているのを発見したと伝わります。
その源泉が「白旗の湯」です。
湯畑へ何度も行ったことのある人でも、白旗源泉の湧出場所に気づく人は少ないようです。
草津のシンボル、湯畑の端に、もう1つ小さな湯畑があります。
ちょうど共同湯「白旗の湯」の前です。
木の囲いに覆われているので、見過ごしがちですが、湧出量1,500ℓ/分の立派な泉源であります。
中をのぞくと、小さな祠があり、頼朝を祀っています。
ちなみに「白旗」とは、源氏の象徴の白い旗から採ったものです。
同じ頃、沢渡温泉にも頼朝は現れています。
建久2年といいますから、草津を訪れた2年前になります。
やはり浅間山麓でイノシシ狩りをした際に、発見したと伝わります。
伝説によれば、酸性度の強い草津の湯に入った後に、沢渡の湯に入ると、荒れた肌があまりにもきれいになったことから、沢渡温泉は草津の“なおし湯”“ながし湯”“仕上げ湯”とも呼ばれるようになったとのことです。
でも、草津を発見した年より前だったという、なんとも整合性のなさが、伝説の伝説たるゆえんなのでしょうな。
ところが、今でも沢渡温泉には、頼朝ゆかりの品が残されています。
共同浴場の隣にある「龍鳴館」の男性浴室に、「頼朝の腰掛け石」なるモノがあります。
どうみても普通の石なのですが、そうだと言われれば「そうですか」と言うしかありません。
所々に傷があるのですが、これは水害や大火を被った跡だといわれれば、やはり「そうですか」と言うしかないのです。
日帰り入浴もできますので、興味のある人は、自分の目で見て確かめてください。
信じるか、信じないかは、あなたしだい!
いゃ~あ、伝説って、面白いですね。
やっぱり県内で有名なのは草津温泉でしょうか。
建久4年(1193)、鎌倉幕府が開かれた翌年、源頼朝が浅間山麓での狩りの途中で、白根大明神(草津温泉の入り口にある)まで馬を乗り入れた際に、谷底に白煙が立ち上るっているのを発見したと伝わります。
その源泉が「白旗の湯」です。
湯畑へ何度も行ったことのある人でも、白旗源泉の湧出場所に気づく人は少ないようです。
草津のシンボル、湯畑の端に、もう1つ小さな湯畑があります。
ちょうど共同湯「白旗の湯」の前です。
木の囲いに覆われているので、見過ごしがちですが、湧出量1,500ℓ/分の立派な泉源であります。
中をのぞくと、小さな祠があり、頼朝を祀っています。
ちなみに「白旗」とは、源氏の象徴の白い旗から採ったものです。
同じ頃、沢渡温泉にも頼朝は現れています。
建久2年といいますから、草津を訪れた2年前になります。
やはり浅間山麓でイノシシ狩りをした際に、発見したと伝わります。
伝説によれば、酸性度の強い草津の湯に入った後に、沢渡の湯に入ると、荒れた肌があまりにもきれいになったことから、沢渡温泉は草津の“なおし湯”“ながし湯”“仕上げ湯”とも呼ばれるようになったとのことです。
でも、草津を発見した年より前だったという、なんとも整合性のなさが、伝説の伝説たるゆえんなのでしょうな。
ところが、今でも沢渡温泉には、頼朝ゆかりの品が残されています。
共同浴場の隣にある「龍鳴館」の男性浴室に、「頼朝の腰掛け石」なるモノがあります。
どうみても普通の石なのですが、そうだと言われれば「そうですか」と言うしかありません。
所々に傷があるのですが、これは水害や大火を被った跡だといわれれば、やはり「そうですか」と言うしかないのです。
日帰り入浴もできますので、興味のある人は、自分の目で見て確かめてください。
信じるか、信じないかは、あなたしだい!
いゃ~あ、伝説って、面白いですね。
Posted by 小暮 淳 at 21:28│Comments(4)
│いで湯伝説
この記事へのコメント
伝説は チョコボールの銀のエンジェルみたいなもので
夢があればいいのです
('◇') 草津かぁ
泉水館行きたいなぁ
しかし 都内の人は草津が お好きで
硫酸塩塩化物泉の方が 肌にはいいのに(;・∀・)
今年も 草軽鉄道跡に人が集まりそうですね
夢があればいいのです
('◇') 草津かぁ
泉水館行きたいなぁ
しかし 都内の人は草津が お好きで
硫酸塩塩化物泉の方が 肌にはいいのに(;・∀・)
今年も 草軽鉄道跡に人が集まりそうですね
Posted by momotaka at 2011年04月21日 11:55
momotakaさんへ
草軽鉄道といえば、やはり昭和26年に封切られた、日本初のオールカラー映画 『カルメン故郷に帰る』 を思い出します。
僕の好きな映画で、ビデオで何度も観ましたね。
17あった駅のなかで唯一現存する旧「北軽井沢駅」駅舎。映画は、この駅に主人公が降り立つシーンから始まります。
駅前にある昭和17年創業の北軽井沢温泉「御宿 地蔵川」は、撮影当時、木下恵介監督やスタッフらが泊まった宿として有名です。
ぜひ、訪ねてみてください。
貴重な資料が展示されていますよ。
草軽鉄道といえば、やはり昭和26年に封切られた、日本初のオールカラー映画 『カルメン故郷に帰る』 を思い出します。
僕の好きな映画で、ビデオで何度も観ましたね。
17あった駅のなかで唯一現存する旧「北軽井沢駅」駅舎。映画は、この駅に主人公が降り立つシーンから始まります。
駅前にある昭和17年創業の北軽井沢温泉「御宿 地蔵川」は、撮影当時、木下恵介監督やスタッフらが泊まった宿として有名です。
ぜひ、訪ねてみてください。
貴重な資料が展示されていますよ。
Posted by 小暮 淳 at 2011年04月21日 21:56
('◇') 話しには聞きますが 映画も お宿も 見たことなく
チャンスが有れば 立ち寄ります
草軽鉄道なんて また復活して欲しいですね
前橋市内の路面電車も
(;^_^A 見たことないですがぁ…
チャンスが有れば 立ち寄ります
草軽鉄道なんて また復活して欲しいですね
前橋市内の路面電車も
(;^_^A 見たことないですがぁ…
Posted by momotaka at 2011年04月22日 12:30
momotakaさんへ
昭和29年に廃止された東武鉄道伊香保軌道線の前橋線のことですね。
当然、僕も生まれる前のことなので見たことはありませんが、以前取材で、前橋線・高崎線・伊香保線の全線を検証して回ったことがありました。
所々に、遺跡が残されていますよ。
昭和29年に廃止された東武鉄道伊香保軌道線の前橋線のことですね。
当然、僕も生まれる前のことなので見たことはありませんが、以前取材で、前橋線・高崎線・伊香保線の全線を検証して回ったことがありました。
所々に、遺跡が残されていますよ。
Posted by 小暮 淳 at 2011年04月22日 17:25