2014年03月14日
旅の終わりに
“終わりのない旅はない”
いつも僕は、本の取材を続けながら、そう心の中でつぶやいています。
「あと、残り○軒・・・」
「大丈夫、終わらない旅なんて、ないんだから!」
苦しければ、苦しいほど、成し遂げたときの喜びは、大きいというものです。
今回も自分を励まし、だましながら取材活動を続けてきました。
そして、ついに昨日、最後の1軒を取材!
全54軒すべての温泉宿の取材を完了しました。
ん~、今回は、なかなか厳しいスケジュールでした。
だって、取材のスタートが昨年の5月ですからね。
わずか10ヶ月で、54軒の宿を回らなくてはなりませんでした。
過去に出した本の最多掲載軒数は、『ぐんまの源泉一軒宿』(上毛新聞社) の50軒ですから、今回出版する新刊は、1冊で取り上げた軒数では最多記録を更新することになります。
だもの、きつかったわけです。
で、今日、出版社にて、表紙のデザイン会議がありました。
出席者は、出版社より担当編集者と出版責任者。
そして、ディレクターとデザイナーと僕です。
机の上に、何点ものデザイン見本が並びました。
「写真は、こっちのほうがいい」
「文字は、これがいいね」
「帯は、これにしましょう」
と、忌憚のない意見が飛び交い、1時間ほどで修正案が出来上がりました。
こんなとき著者は、あまり意見を言わないようにしています。
だって、“売れる本” をみんなで作ろうとしているのですから、プロの考えを尊重するためです。
今回も、かなりマニア好みの奇抜な装丁に仕上がりそうであります。
今から、完成がとても楽しみです。
でも、それには原稿を書き上げなければなりません。
この週末は、仕事場にカンヅメになって、最後の原稿書きに専念するつもりです。
みなさ~ん、楽しみに待っていてくださいね。
小暮淳の温泉シリーズ第6弾は、4月26日の発売予定です。
よろしくね!
Posted by 小暮 淳 at 19:45│Comments(0)
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