2017年01月23日
楽しみは家の外に
「大人の引きこもり」 が増えているといいます。
新聞によれば、内閣府が昨年発表した15~39歳の引きこもりは、約54万人。
ただし、40歳以上の引きこもりに関しては今まで調査がなく、その実態は不明でした。
そこで今回、引きこもりの相談を受けている全国の自治体窓口のうち150ヶ所を調べたところ、129ヶ所で対応した経験があるとの回答あり、もっとも多かったのが40代(62%) だったといいます。
以下、続いて30代(52%)、20代(46%)、50代(45%)、10代(29%) の順です。
10代よりも40代、50代が多いというのに、驚かされました。
だって、引きこもりと聞けば、子どもや若者のイメージが大きいですからね。
つくづく、この国は病んでいると知らされました。
なぜ、引きこもるのでしょうか?
家でジッとしていることのできない僕には、到底、見当もつきませんが、これだけは言えると思います。
家の外より家の中のほうが、居心地が良い人たちなんでしょうね。
僕の知人の息子さんも中学生の時に不登校になり、そのまま10年以上、自宅の部屋に引きこもっています。
奥さんは、毎日、部屋の前に食事を運んでいるらしいのですが、いまだに籠城が続いているとのことです。
一度、相談されたことがありましたが、そもそも “引きこもり” とは、なんぞや? が分からない僕に解決案などあるわけがなく、ただただ彼のグチを聞いてあげただけでした。
幸い、我が家の子どもたちは、3人が3人とも小中学校で皆勤賞をいただくほどの、給食と部活大好き人間だったので、まったく引きこもりとは無縁の子育てでした。
おまけに長女は21歳で、長男は24歳で生涯の伴侶を見つけて、さっさと家を出て行ってしまいました。
思うに、子どもたちにとって我が家は、居心地が悪いのだと思います。
居心地が悪いから、家の外に居心地の良い場所を見つけるのです。
よって、家の居心地を悪くすれば、引きこもりはなくなるのであります。
ところで、40歳以上の引きこもりって、誰が面倒を看ているのでしょうか?
親だとしたら、かなり高齢で、経済的にも大変ですよね。
こりゃ~、大変な社会問題ですぞ!
みなさん、家の外に楽しみをいっぱい作りましょうね。
これが、僕の引きこもり防止策です。
Posted by 小暮 淳 at 18:18│Comments(0)
│つれづれ