2018年09月14日
表紙のイラスト
今日は、高崎市内の公民館で講演を行ってきました。
一般の企業や団体が主催の場合は、講師の著書販売とサイン会を行いますが、公共の施設での開催では、物販が禁止されています。
ので、当日は著書の宣伝は、口頭やチラシの配布のみとなります。
でも毎回、サインを求められるのが常です。
聴講者らは、事前に購入した僕の著書を持って、会場に来られます。
講演の終了後や休憩時間に、それとなく 「サインをいただけますか?」 と声をかけてくださいます。
今日もサインを求められました。
「はい、いいですよ」
と僕も快諾。
温泉をテーマにした講演ですから、ほとんどの場合、僕の温泉に関する著書を差し出します。
ところが!
その男性から手渡された本は、先月発売されたばかりの 『民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) だったのです。
「もう、買われたのですか?」
「はい、先生のファンですから」
とは、ライター冥利に尽きるご返答であります。
うれしいですね!
温泉の講演なのに……
と、思っていたら別の女性が、
「私もお願いします」
と、本を差し出しました。
なんと!
7年前に出版した 『ぐんまの里山てくてく歩き』(上毛新聞社) でした。
「こんな古い本を今でも、お持ちなんですね?」
「ええ、この本を見て、山歩きを楽しんでいます」
とは、ライター冥利も尽き過ぎて、言葉を失ってしまいました。
ありがとうございます。
そんな折、今日、高崎市内に配布される上毛新聞に折り込まれるフリーペーパー 「タカタイ(高崎タイムス)」 に、『民話と伝説の舞台』 を紹介する記事が大きく掲載されました。
その写真のサイズのデカイこと!
通常の書籍紹介記事の4倍はあります。
「どうして、こんなに写真が大きいんでしょうね?」
著書の出版元の編集長と話しました。
「たぶん、表紙のイラストを読者に見せたかったんですよ」
とのこと。
納得です!
すでに本を見られた読者は、そのイラストに魅せられたはずです。
カッパや天狗、巨人にオオカミ、ムジナ、タヌキ……、そして浦島太郎。
民話や伝説の世界から飛び出した魑魅魍魎な主人公たちが、おどろおどろしくも生き生きと描かれています。
作画は、デザイナーの栗原俊文氏であります。
いつか、温泉以外の本を書いたら、「絶対に彼に装画を描いてもらおう」 と思っていました。
その願いが叶ったのが、この本です。
「カッパが怖い!」 「巨人の足と手が不気味!」 「浦島太郎がリアル!」
などなど、独特な彼の絵への評価が、今、話題となっています。
まだ、ご覧になっていない方は、ぜひ、書店にて手に取ってみてください。
その不思議な世界に、引き込まれるはずです。
Posted by 小暮 淳 at 18:29│Comments(0)
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