2018年12月17日
温泉文化をユネスコ無形文化遺産へ
すでに群馬県民のみなさんは、マスコミ等の報道でご存じの方も多いと思いますが、群馬県温泉協会など5団体の代表を発起人とする 「温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会」が設立され、今日、群馬県庁県民ホールにて発会式が行われました。
末席ではありますが、僕もNPO法人 「湯治乃邑(くに)」 の代表として、応援に駆けつけました。
まず開会のあと、発起人の紹介があり、代表である群馬県温泉協会長の岡村興太郎さんのあいさつがありました。
岡村さんは、群馬を代表する秘湯の一軒宿、法師温泉 「長寿館」 のご主人でもあります。
僕が温泉ライターとして、こうして長年やって来れたのも、岡村さんの後押しがあったからこそです。
そんな恩人が代表を務める協議会だもの、知らんぷりはできませんって!
県知事や議員など、来賓のあいさつのあと、同会の特別顧問である高崎商科大学特任教授の熊倉浩靖さんが、設立趣旨説明として趣意書を読み上げました。
熊倉さんといえば、そうです! 先月、NPO法人 「湯治乃邑」 主催によるパネルディスカッションにゲストパネリストとして登場し、僕と温泉談義をしてくださった方であります。
ということは、やはり恩義がある僕としては、応援しないわけにはなりません。
では、なぜ、日本の温泉文化のユネスコ無形文化遺産への登録推進が、群馬県からなのでしょうか?
趣意書より抜粋します。
●温泉が絹産業に代わる本県の基幹産業になりうる可能性があること。
●全国の温泉地ランキング 「にっぽんの温泉100選」 で16年連続1位を獲得した草津を筆頭に、50位以内に入る伊香保、万座、みなかみ18湯、四万など魅力的な温泉地があること。
●また 「最も印象の良かった温泉地ベスト10」、「最も行ってみたい温泉地ベスト10」 にも草津と伊香保が入り、年間延べ宿泊者数の都道府県ランキングでは4位であること。
●こうした状況から本県が登録推進の先導役になる立場にある。
とし、賛同と行動を求めています。
いかがですか、県民のみなさん、全国のみなさん!
賛同をいただけますでしょうか?
ぜひ、日本の温泉文化をユネスコ無形文化遺産へ登録させましょう!
Posted by 小暮 淳 at 19:32│Comments(3)
│ユネスコへの道
この記事へのコメント
群馬県民の一人、ナベちゃんです。小暮先生には大変申し訳ありませんが、ナベちゃんには正直難しすぎて温泉文化についてもユネスコ登録の意義についても‥よく解りません(アホです)。ただ限りあると思われる温泉資源‥現在その恩恵を受けられる「幸せ感」は先生にも負けないつもりです。日本の「宝」は全国に沢山ありますが、温泉も大切な宝。そこに(各地に)あるのが当たり前??? 全国の皆様、そろそろ温泉を大切に守らなくてはならない時期が来ているのではありませんでしょうか? 「未来に残そう温泉文化」?? もっともっと小暮先生に、教えを乞わなければならないナベちゃんです。
Posted by 水上のナベちゃん at 2018年12月17日 21:45
今年は、肌荒れを温泉湯治で治癒しました
公的な活動に力を出したいのですが、なかなか現状の情報を見たり聞いたりするので精一杯な毎日です
見えないところで、支えたいとおもいます。
公的な活動に力を出したいのですが、なかなか現状の情報を見たり聞いたりするので精一杯な毎日です
見えないところで、支えたいとおもいます。
Posted by ぴー at 2018年12月18日 12:02
水上のナベちゃんへ
推進協議会設立の意図には、いくつものメリットが見込まれていると思います。
一番大きいのは、ユネスコ無形文化遺産に登録されれば、観光客が増えるということ。それも海外からインバウンドの増加です。
それと、これは話題性だけですが、群馬県にとっては富岡製糸場と上野三碑に続く登録となり、「ユネスコ三大遺産」が揃います。
その他もろもろのことを考えているようですが、僕の賛同理由は1つです。“消えゆく温泉”を守ること。現在のままでは、やがて群馬県をはじめ全国から半分の一軒宿の温泉が消えてしまいます。
“入って残そう!群馬の温泉”を唱えている僕としては、まず、「こんな温泉もあるんだ」と知ってもらえることが大切なのです。
現在行っている講演活動も、一人でも多くの人に、温泉地と温泉の魅力を知ってもらいたいからです。
今回の運動が、その潤滑油、もしくは起爆剤になってくれたらと思い、陰ながら応援しています。
ぴーさんへ
湯治の成果があったのですね。
素晴らしい!
何かに体験談を発表してください。
著書『ぴーの湯治のすすめ~美しくなりたかったら温泉に入りなさい』
の出版パーティーには、お祝いに駆けつけます。
推進協議会設立の意図には、いくつものメリットが見込まれていると思います。
一番大きいのは、ユネスコ無形文化遺産に登録されれば、観光客が増えるということ。それも海外からインバウンドの増加です。
それと、これは話題性だけですが、群馬県にとっては富岡製糸場と上野三碑に続く登録となり、「ユネスコ三大遺産」が揃います。
その他もろもろのことを考えているようですが、僕の賛同理由は1つです。“消えゆく温泉”を守ること。現在のままでは、やがて群馬県をはじめ全国から半分の一軒宿の温泉が消えてしまいます。
“入って残そう!群馬の温泉”を唱えている僕としては、まず、「こんな温泉もあるんだ」と知ってもらえることが大切なのです。
現在行っている講演活動も、一人でも多くの人に、温泉地と温泉の魅力を知ってもらいたいからです。
今回の運動が、その潤滑油、もしくは起爆剤になってくれたらと思い、陰ながら応援しています。
ぴーさんへ
湯治の成果があったのですね。
素晴らしい!
何かに体験談を発表してください。
著書『ぴーの湯治のすすめ~美しくなりたかったら温泉に入りなさい』
の出版パーティーには、お祝いに駆けつけます。
Posted by 小暮 淳 at 2018年12月19日 13:26