2021年06月21日
『やんちゃももたろう』 初口演
「マンネリは、いかんよね」
「ああ、マンネリはいかんよ」
回を重ねるごとに、そんな会話をするようになりました。
僕らは毎月1回、伊勢崎神社で 「神社かみしばい」 なる街頭紙芝居を行っています。
僕らとは、僕と僕の高校時代の同級生で、定年退職後に “ちんどん宣伝会社” を立ち上げた座長です。
今年の1月からは、地元の民話を基にした創作紙芝居 『いせさき宮子の浦島太郎』 を上演しています。
すでに新聞等で発表になっているので、ご存じの方もいるかもしれませんが、僕らは現在、新作紙芝居の制作にかかっています。
群馬のソウルフード 「やきまんじゅう」 を擬人化した時代劇ヒーロー物です。
原作と作画は、群馬在住の絵本作家・野村たかあき先生が担当してくださることになりました。
※(当ブログの2021年6月12日 「今日の朝日新聞 “拙者 焼きまんじゅうろうでござる!”」 参照)
その打ち合わせのため、先生の工房を訪ねた際に、手渡されたものがありました。
「作ったのはいいが、なかなかお披露目する場がなくてね。よかったら持って行ってよ」
それは立派な紙芝居でした。
タイトルは、『やんちゃももたろう』
先生の同タイトルの人気絵本の紙芝居版であります。
墨一色の版画で描かれた、美しい紙芝居です。
ストーリーは、みなさんが子どもの頃から慣れ親しんだ 「桃太郎」 とは、まったく違います。
いたずら小僧のやんちゃな桃太郎が、逆に鬼にとっちめられ、改心する話です。
昨日は、6月の口演日でした。
開演前に紙芝居を見せると、
「これは、面白い!」
と座長は一読するやいなや、初見で演じてみせました。
さすが、プロ!
所々にアドリブを加え、笑いを取りながら、子どもたちには難しい言葉があれば、その都度、分かりやすく説明していました。
そして、ラストの名ゼリフは、聴く者、見る者の胸にジーンと迫って来ました。
4回口演のうち2回、 『やんちゃももたろう』 を上演。
子どもさんよりも、親御さんたちに人気がありました。
会場では、野村先生の原作絵本の販売もしています。
次回は、7月11日(日)の開催です。
“マンネリ” しないように、作品を入れ替えて上演しています。
まだの人は、もちろん!
一度来られた人も、ぜひ、またお越しください。
スタッフ一同、お待ちしております。
Posted by 小暮 淳 at 11:15│Comments(0)
│神社かみしばい