2022年10月29日
晴れ、ときどき朔太郎日和 ②
「ラッキー!」
思わず声に出していました。
たかが500円、されど500円。
小市民にとっては、大きな至福なのであります。
昨日、調べ事をしに県立図書館へ行ったついでに、前橋文学館まで足を延ばしました。
今年は詩人・萩原朔太郎の没後80年にあたり、朔太郎を介した企画展 「萩原朔太郎大全2022」 が全国52か所の文学館や美術館などで開催されています。
前橋文学館は、萩原朔太郎を常設展示する本家本元であります。
いわば、朔太郎ファンの聖地!
現在、前橋文学館では、3つの関連企画展を同時期開催しています。
①「萩原朔太郎研究会 歴代会長展」
②「ふだん着の詩集、よそゆきの詩集~萩原朔太郎著作展」
③「見よ、友情の翼、高く飛べるを アニメ 『啄木鳥探偵處』 展」
入館して、受付の前まで行くと、「本日は……」 と書かれたプレートが目に入りました。
一瞬、定休日? 臨時休業? と思いきや、「本日は入館無料」 と書かれているではありませんか!
えっ、どういうこと?
「無料なんですか?」
との問いに、受付嬢いわく、
「今日は、県民の日ですから」
おお~、そんなことは、すっかり忘れていました。
10月28日は群馬県民の日、なんですね。
そういえば昔、まだ子どもたちが幼かったころ、ディズニーランドへ行った記憶がよみがえって来ましたよ。
この日は、群馬県民だけ入場料が安かったんですよね。
だからディズニーランドの駐車場は、群馬ナンバーだらけでした。
タダで観れて、しかも企画展は3本立て!
真面目に暮らしていると、良いことがあるものです。
たっぷり1時間以上かけて、観覧してまいりました。
個人的に興味深かったのは、「ふだん着の詩集、よそゆきの詩集~萩原朔太郎書作展」。
朔太郎は自ら、自分の著書の装丁デザインを手がけていたのですね。
それらにまつわるエトセトラが、著書と言葉の展示にて知ることができました。
前橋文学館ならではの好企画だと思います。
天高く、感性が研ぎ澄まされる秋。
あなたは、何をしますか?
秋風に誘われて、文学館めぐりなんて、いかがですか?
前橋市制施行130周年記念
「萩原朔太郎研究会 歴代会長展」
●会期 開催中~2023年1月15日(日)
●時間 9時~17時
●会場 前橋文学館 2階展示室
●料金 一般500円 (高校生以下無料)
●休館 水曜日、11月24日(木)、年末年始
●問合 前橋文学館 TEL.027-235-8011
(前橋市千代田町3-12-10)
<同時期開催>
「ふだん着の詩集、よそゆきの詩集~萩原朔太郎著作展」
●会期 開催中~12月11日(日)
●会場 2階 常設展示室
「見よ、友情の翼、高く飛べるを アニメ 『啄木鳥探偵處』 展」
●会期 開催中~2023年1月22日(日)
●会場 3階 オープンギャラリー
Posted by 小暮 淳 at 11:59│Comments(0)
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