2011年07月01日
今日、群馬DC開幕!
いよいよ、今日7月1日から群馬県民待望の「群馬DC」がスタートしましたね。
えっ? 知らない?
それって何って?
(ですよね、今ひとつ盛り上がっていないし、何をやるのかさえ知らない県民は大勢いると思います)
群馬デスティネーションキャンペーンとは……
ま、いいや。
今日の新聞に、いろいろ書いてありますから興味のある人は拾い読みしてみてください。
で、要は、群馬県を観光県として全国に売り込もうというキャンペーンなのですが、これが良く分からない。
県の情報誌 「ググっとぐんま」 の編集に係わっていた僕でさえ、通常時とキャンペーンとの違いが判然としないのです。
だもの、一般県民なんて、あまりピンと来ないでしょうな。
以前、ブログにも書きましたが、群馬DCのポスターに“温泉”が入っていないこと自体が、問題です!
キャンペーン中だけ人が来れば、いいのですか?
という話です。
安売りのチラシを配ったときだけ客が来ても、意味がないじゃありませんか。
真の魅力を伝えないことには、やがて客は離れて行ってしまいます。
震災後、県内の温泉地はキャンセルの大打撃を受けました。
ゴールデンウィーク中は多少盛り返したものの、その後は、どこも例年以下の不況に泣いています。
確かに、観光地はどこも、今回の群馬DCに寄せる期待は、大きいかもしれません。
でも、やはりそれは、チラシ効果ではダメなんですよ。
「群馬って、いいところだな。また来よう!」
という真の魅力をきちんと伝えないことには、所詮、祭りは “まつりごと” で終わってしまいます。
最近温泉地では、震災後に客の変化が起きています。
確かに、全体的な集客数は落ちているのですが、質が向上したといいます。
「ヘンな客が少なくなった」
「お湯の分かる客が増えた」
という声を聞くようになりました。
「小暮さん、時代が来ましたよ。我々の時代がね」
そう拳を握り締めて、僕に喜びの表情を見せたのは、僕が大好きな温泉旅館の主人です。
先代から宿を引き継ぐとき、
「うちは湯がいいから心配はいらねぇー、湯がいい所に客は来るんだよ」
と言われた言葉を大切にして、今日まで湯を守り継いできた人です。
「最後は、温泉へ湯を求めて人は来るんですよ。湯治文化の再来です」
と、僕はいつも彼に会うと、そう声をかけています。
湯の良さは、キャンペーンでは伝わりませんからね。
Posted by 小暮 淳 at 18:52│Comments(3)
│温泉雑話
この記事へのコメント
本当にDCは、解りづらいですね。
近所のお年寄り達は、赤城山で何かをやるらしいと言っています(間違いでは無いのですが)
前橋の人は、前橋だけで行うと思っていますが、群馬県全体で行うので、へたをすれば、前橋には、全然お客様は来ないかもしれない
何もしなければ、もっとお客様が減るので、ここは頑張らねば。
近所のお年寄り達は、赤城山で何かをやるらしいと言っています(間違いでは無いのですが)
前橋の人は、前橋だけで行うと思っていますが、群馬県全体で行うので、へたをすれば、前橋には、全然お客様は来ないかもしれない
何もしなければ、もっとお客様が減るので、ここは頑張らねば。
Posted by ヒロ坊 at 2011年07月02日 08:13
愚策は成果なく 終わるのが見え見えですが(;^_^A
自分には 昨年同様に
温泉巡りをするしか 協力出来ません。
しかし 今の群馬から 温泉を 除いたら いったい何が残るのか?
┐(´д`)┌
違いがあるから 観光は楽しい訳で コピー観光地しか 無い事に 早く気がつき 反省して欲しい。
今の お偉いさんでは
群馬自体が 限界集落になりそうな予感
なので 今は 小暮様の応援をしてますd(^-^)
群馬から 新湯治文化を発信してください
自分には 昨年同様に
温泉巡りをするしか 協力出来ません。
しかし 今の群馬から 温泉を 除いたら いったい何が残るのか?
┐(´д`)┌
違いがあるから 観光は楽しい訳で コピー観光地しか 無い事に 早く気がつき 反省して欲しい。
今の お偉いさんでは
群馬自体が 限界集落になりそうな予感
なので 今は 小暮様の応援をしてますd(^-^)
群馬から 新湯治文化を発信してください
Posted by momotaka at 2011年07月02日 10:21
ヒロ坊さんへ
県民ひとりひとりが、観光大使!
自分が自慢できる群馬の良いところを、コツコツとみんなで宣伝していきましょうよ。
真に良いものなら、必ず支持されるはずですから。
momotakaさんへ
応援、ありがとうございます。
観光から湯治へ!
温泉を正しい道へと導けるよう、努力していく所存でありんす。
県民ひとりひとりが、観光大使!
自分が自慢できる群馬の良いところを、コツコツとみんなで宣伝していきましょうよ。
真に良いものなら、必ず支持されるはずですから。
momotakaさんへ
応援、ありがとうございます。
観光から湯治へ!
温泉を正しい道へと導けるよう、努力していく所存でありんす。
Posted by 小暮 淳 at 2011年07月03日 22:14