2012年11月16日
自称 、おんせん県
大分県が、「おんせん県」 を名乗り出したんですってね。
それも、「うどん県」 で脚光を浴びた香川県のマネなんですってね。
2匹目のドジョウが出たということは、3匹目も4匹目も出るんですかね?
「りんご県」 とか 「みかん県」 とか 「ぎょうざ県」 とか 「やきそば県」 とか・・・・
でも 「りんご県」 「みかん県」 は、名乗り出ないと思いますよ。
だって、自信がある県ですもの。
“自他共に認める” ものは、自ら名乗り出たりしませんって。
人は、自信がないものに対して、「自称」 という言葉を使います。
自称とは、“(本当はそうでないのに)自分のことを自分で○○だと言うこと” です。
その点、今回の騒動では、草津温泉のコメントがフルっていましたね。
「日本一は自分で名乗るものではなく、認めてもらうもの」(観光協会・談)
とは、カッコイイ!
さすが自然湧出量全国一の貫禄です。
源泉の数や湧出の量が日本一を主張するどこかの県とは、レベルが違います。
数や量ですか?
掘削した穴の数や汲み上げた湯の量で勝負するのですか?
やっぱり、温泉の中の温泉。
キング・オブ・オンセンといえば、自然湧出泉でしょう!
その泉源から湧き出る量が日本一なのですから、草津温泉の自信たるや大したものです。
向かうところ敵なし!
それゆえ、言えるコメントです。
“名乗るものではなく、認めてもらうもの”
今回の騒動は、どうしても中国のやり方(手口) を彷彿してしまいます。
なんでもかんでも商標登録して、自分たちのモノにしてしまうやり方です。
でも、言葉だけを独占したところで、所詮、「自称」 は 「自称」です。
中身が伴わなければ、決して他人は認めてくれませんよ。
さて、では、真の日本一の温泉県は、どこなのでしょうか?
当然、それを決めるのは、県外の人たちです。
派手な宣伝やPRをするのもいいけれど、真実を伝える努力を惜しまないでほしいものです。
Posted by 小暮 淳 at 21:21│Comments(0)
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