2025年01月14日
迷えぬ二十歳
一日遅れですが、二十歳 (はたち) になられたみなさん、おめでとうございます。
昨日は 「成人の日」 でした。
なんだか、ややこしいですね。
すでに成人年齢は18歳に引き下げられていますもの。
「成人の日」 は18歳を祝うのかと思えば、さにあらず。
以前同様、20歳なんですってね。
で、まぎらわしいので、全国の自治体では 「成人式」 とは言わずに、「はたちのつどい」 という名の式典を開催したところが多いようです。
僕が成人 (20歳) を迎えたのは、ほぼ半世紀前ですからね。
隔世の感があります。
いや~、テレビで見ていると、みなさん豪華な衣装に身を包んで、きらびやかであります。
時代なんでしょうか?
年々、派手になり、コスプレ化に拍車がかかっているような気がします。
ところが、インタビューを聞くと、これがビックリ!
みなさん、大人なんで大変驚きました。
「介護の仕事に就きたい」 とか 「テレビ番組の制作をしたい」 と、具体的に人生の設計を立てています。
と思えば、「仕事よりもプライベートを重視したい」 「多様性を重んじたい」 なんていう声も聞かれました。
そして、一番多かったのが、両親への感謝の言葉でした。
そんなこと言われたら、お父さんお母さんは、さぞや嬉しいでしょうね、
で、ほぼ半世紀前に成人した僕が見た今どきの20歳は、実に真面目で平凡だということです。
見た目は派手なのに、中身は真逆なんですね。
なぜ、こんなに良い子たちが増えているのでしょうか?
一説には、SNSの普及が挙げられています。
昔の20歳に比べると、圧倒的に情報量が多いんですね。
早い話が、“耳年増(みみどしま)” になっているということ。
本当は、未来なんて見えないほうがいいんですけどね。
「大人になると、こうなる」 的な情報が、知らず知らずに刷り込まれているのかもしれません。
だって、こんなことを言う20歳が、何人もいたんですよ!
「年金が心配です」
ア然としました。
ちなみに、なぜ、二十歳を 「はたち」 というのか、ご存じですか?
所説あるのですが、こんな語源をみつけました。
人が手と足の指を使って数えられる最大の数が20です。
数えられる 「果て」 の数字という意味で、「はて」 → 「はた」 → 「はたち」 になったといいます。
20歳が果てだなんて、もったいない!
人生100年時代に、20歳なんて、まだまだ世の中では赤ん坊です。
情報などに迷わされず、未知の可能性を夢見てほしいものです。
とりあえず、おめでとう!
迷いながら翔べ、若人たちよ!
Posted by 小暮 淳 at 11:55│Comments(0)
│つれづれ