2025年01月12日
なぜ令和の時代に紙芝居なのか?
昭和30年代生まれの僕でさえ、紙芝居を街頭で見た記憶はありません。
だもの、“昭和レトロ” といっても、かなり限られた世代の昭和の記憶なのです。
では、なぜ、そんなに古い昭和の娯楽を、令和の現代に復活させたのでしょうか?
僕は2021年の1月から、街頭紙芝居のお手伝いをしています。
きっかけは、同級生の紙芝居師から 「地元群馬の民話や伝説を題材にしたオリジナル紙芝居を作りたい」 との相談を持ちかけられたからでした。
第1作は、のちにテレビ番組 『ナニコレ珍百景』 でも登録された伊勢崎市の浦島太郎伝説でした。
街頭紙芝居というレトロ感と、浦島太郎という奇抜さがウケたようで、新聞やテレビなどのマスコミにも取り上げられ、話題となりました。
では、なぜ、こんなにもアナログな大道芸が、令和の現代に支持されたのだしょうか?
僕は3年間の活動を通して、知らられざる街頭紙芝居の魅力に気づきました。
それは、エンターテインメント性です。
紙芝居は 「話す」 「演じる」 という演者のパフォーマンスだけでなく、観客も 「見る」 「聴く」 だけではなく、声を出して参加する相互交流型の娯楽なのです。
さらに、最大の魅力はオールマイティーな年代が参加できる今時、珍しい娯楽だと思います。
紙芝居を知っている年配者には懐かしく、知らない大人にも昭和を感じられ、まったく未知の物として体験する子どもたちにとっては、逆に新鮮でテーマパークのようなワクワク感があります。
時に子どもたちは、自作の紙芝居やクイズを持ってきます。
これが、面白い!
子どもの発想って、どこまでも自由なのだと感心します。
現代人は、ほとんどのことをスマホ一つで解決してしまいます。
人と人のコンタクト、商品の発注、そしてゲームなどの娯楽……
でも、すべてがインドアなんですね。
令和の人たちは、昭和の人たちに比べると、どんだけ不精になったんでしょうか?
今年も僕らは、街頭紙芝居の活動を続けます。
寒い日も暑い日も、雨の日でも上演しています。
それは老若男女問わず、みんなの喜ぶ笑顔が見たいから!
今年も 「神社かみしばい」 および 「玉村かみしばい」 を、よろしくお願いいたします。
「神社かみしばい」 新春スペシャル公演
~おめでたい壽獅子頭舞が登場!~
●日時 2025年1月25日(土)、26日(日)
10時、11時、12時、13時
※屋外開催 (悪天候時は室内)
●会場 伊勢崎神社 境内 (群馬県伊勢崎市本町21-1)
●入場 投げ銭制 ※ペイペイ可
●問合 壽ちんどん宣伝社 TEL.090-8109-0480
※小暮は26日のみ在社します。
Posted by 小暮 淳 at 11:52│Comments(2)
│神社かみしばい
この記事へのコメント
昨年末はなかなか足を運べなかったので
26(風呂)の日ですが
お邪魔致します(^_^)
26(風呂)の日ですが
お邪魔致します(^_^)
Posted by みわっち at 2025年01月12日 21:05
みわっちさんへ
今年もよろしくお願いいたします。
会場で、お待ちしております。
今年もよろしくお願いいたします。
会場で、お待ちしております。
Posted by 小暮 淳
at 2025年01月13日 10:30
