2010年09月28日
川古温泉 「浜屋旅館」③
毎月第4火曜日は、NHK文化センターの温泉講座日です。
本年度6回目講座の今日は、夏にアブの大発生により延期となっていた川古温泉へ行ってきました。
本日の受講生は18名。高齢者が多いため、この陽気の変化で体調をくずされた欠席者が、5人もいました。
雨の中、高崎駅~前橋駅経由で、高速道路にのって、一路、旧新治村(みなかみ町)へ。
バスの車内では、川古温泉の説明と、しっかり新刊本の宣伝をさせていただきました。
おかげさまで、ほとんどの受講生がサイン本をお買い上げになりました。
ありがとうございま~す!
川古温泉「浜屋旅館」の3代目主人、林泉さんとは、この夏に月刊「Deli-J」の取材でお世話になったばかりです。
偶然にも (ま、多少の作意はありましたが) 一昨日発行の月刊「Deli-J」に、川古温泉が掲載されました。
「雑誌って、すぐに反響がありますね。見て来たという人や問い合わせがすぐにありました」
月刊「Deli-J」は36万部発行の県内最大発行部数を誇るフリーペーパーですから、その反響は大したものです。
連載中の『源泉巡礼記』にも、根強いコアなファンが多く、掲載された温泉は、すべて回っているという読者がたくさんいます。
手前味噌になりますが、僕が取材申し込みの電話を入れると、「いつうちに来るかと、待っていたんですよ」とか「毎回読んでいます。うぁ~、本当にうちを取材してもらえるんですか?」と歓迎されることが、だんだん多くなってきました。
講演会などでも、「でりじぇい、読んでます」と声をかけてくださる人が、たくさんいますね。
午前の入浴を済ませ、昼食をとり、ロビーのソファーで休んでいたときです。
NHKの担当者が、風呂から上がってきて言いました。
「先生、露天風呂に先生のファンの方がいましたよ。でりじぇい見て、桐生市からやって来たと言ってます。僕が、“著者が来ている”と話したら、大変驚いていました。行ってあげてください」
「ほほう、そうですか。では、ひと風呂浴びに行って来ますかな」(と、いきなり偉そうな態度)
にはなりませんが、気を良くして、タオルを振り回しながら、鼻歌まじりで露天風呂へ。
それらしき中年男性に声をかけると、「本当に、書かれている方ですか?」と大喜びして、毎回読んでいるとか、ほとんど掲載された温泉は行っているとか、また本が出ましたねとか、機関銃のようにポンポンとファンぶりをアピールしてきました。
いやいや、嬉しいですね。
まさに物書き冥利に尽きます。
文章が書けるだけでも喜びなのに、その文章を読んで感化され、行動を起こしてくれる人がいるなんて。
読者とは、ありがたいものです。読者あっての、文筆業ですよ。
僕が「では、お先に」と風呂から上がろうとすると、その男性は立ち上がって、湯縁まで追いかけてきて「ちなみに、次は何温泉ですか?」と訊いてきました。
本来、雑誌の掲載予告はご法度なのですが、気を良くした僕は、昼食時に飲んだビールのほろ酔いも手伝って、ポロリとしゃべってしまいました。
「○○温泉ですか、いいですね~。楽しみにしています。今日はありがとうございました」
そう言って男性は、また湯舟に帰って行きました。
これだから、温泉ライターはやめられません!って。
本年度6回目講座の今日は、夏にアブの大発生により延期となっていた川古温泉へ行ってきました。
本日の受講生は18名。高齢者が多いため、この陽気の変化で体調をくずされた欠席者が、5人もいました。
雨の中、高崎駅~前橋駅経由で、高速道路にのって、一路、旧新治村(みなかみ町)へ。
バスの車内では、川古温泉の説明と、しっかり新刊本の宣伝をさせていただきました。
おかげさまで、ほとんどの受講生がサイン本をお買い上げになりました。
ありがとうございま~す!
川古温泉「浜屋旅館」の3代目主人、林泉さんとは、この夏に月刊「Deli-J」の取材でお世話になったばかりです。
偶然にも (ま、多少の作意はありましたが) 一昨日発行の月刊「Deli-J」に、川古温泉が掲載されました。
「雑誌って、すぐに反響がありますね。見て来たという人や問い合わせがすぐにありました」
月刊「Deli-J」は36万部発行の県内最大発行部数を誇るフリーペーパーですから、その反響は大したものです。
連載中の『源泉巡礼記』にも、根強いコアなファンが多く、掲載された温泉は、すべて回っているという読者がたくさんいます。
手前味噌になりますが、僕が取材申し込みの電話を入れると、「いつうちに来るかと、待っていたんですよ」とか「毎回読んでいます。うぁ~、本当にうちを取材してもらえるんですか?」と歓迎されることが、だんだん多くなってきました。
講演会などでも、「でりじぇい、読んでます」と声をかけてくださる人が、たくさんいますね。
午前の入浴を済ませ、昼食をとり、ロビーのソファーで休んでいたときです。
NHKの担当者が、風呂から上がってきて言いました。
「先生、露天風呂に先生のファンの方がいましたよ。でりじぇい見て、桐生市からやって来たと言ってます。僕が、“著者が来ている”と話したら、大変驚いていました。行ってあげてください」
「ほほう、そうですか。では、ひと風呂浴びに行って来ますかな」(と、いきなり偉そうな態度)
にはなりませんが、気を良くして、タオルを振り回しながら、鼻歌まじりで露天風呂へ。
それらしき中年男性に声をかけると、「本当に、書かれている方ですか?」と大喜びして、毎回読んでいるとか、ほとんど掲載された温泉は行っているとか、また本が出ましたねとか、機関銃のようにポンポンとファンぶりをアピールしてきました。
いやいや、嬉しいですね。
まさに物書き冥利に尽きます。
文章が書けるだけでも喜びなのに、その文章を読んで感化され、行動を起こしてくれる人がいるなんて。
読者とは、ありがたいものです。読者あっての、文筆業ですよ。
僕が「では、お先に」と風呂から上がろうとすると、その男性は立ち上がって、湯縁まで追いかけてきて「ちなみに、次は何温泉ですか?」と訊いてきました。
本来、雑誌の掲載予告はご法度なのですが、気を良くした僕は、昼食時に飲んだビールのほろ酔いも手伝って、ポロリとしゃべってしまいました。
「○○温泉ですか、いいですね~。楽しみにしています。今日はありがとうございました」
そう言って男性は、また湯舟に帰って行きました。
これだから、温泉ライターはやめられません!って。
Posted by 小暮 淳 at 20:46│Comments(0)
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