2014年11月14日
花咲温泉 「ペンション銀河」
温泉地名は花咲(はなさく) 温泉ですが、源泉名は奥武尊(おくほたか) 温泉であります。
日本百名山の一座、武尊山のふもとに広がる武尊高原(片品村) には、3本の源泉が湧いています。
日帰り温泉施設 「花咲の湯」 の 「越沢の湯」。
旧 「チロリン村」 の 「花咲の湯」。
そして今回、訪ねたペンション村の 「オグナの湯」 です。
「オグナの湯」 だけは、湧出地が離れているため源泉名が異なります。
と、いうことで、昨日からペンション村に入り込み取材を続け、夜は 「ペンション銀河」 に泊めていただきました。
なぜ、銀河なのか?
「ええ、私の誕生日が7月7日、七夕なんですよ。それで “天の川=銀河” です」
と、主人の永井建二さん。
奥様の敏子さんとともに、長崎県は天草の出身です。
なぜ、群馬県の片品村に?
「埼玉に暮らし、東京で会社を経営していましたが、家族で尾瀬とスキーに来ていました……」
ここの自然環境に惚れ込んでしまい、平成元年に家族全員で引っ越してきてしまったとのことです。
ん~、群馬に居ると当たり前の環境ですが、やはり他県の人からみれば、自然に恵まれた素晴らしい環境なのですね。
なんだか話しを聞いていて、群馬県人として嬉しくなってしまいました。
泉質はアルカリ性単純温泉。
泉温は約30度。
さらに湧出地から3キロも離れているため、宿にたどり着く頃には、だいぶ温度が下がっているとのこと。
もちろん加温しているのですが、加水はありません。
「熱かったら、源泉でうすめてください」
と言われ、浴室に入ると、
“加水用冷泉” と書かれた源泉の注ぎ口がありました。
これは、いい!
いくら薄めても、源泉の濃度が薄まることはありません。
ちょうど良い温度で、じっくりと入浴することができました。
湯上がりは、ご主人自らが腕をふるう欧風コース料理をいただきながら、ビールをいただきました。
宿の前に菜園があり、野菜類はすべて自家製です。
デザートのシャーベットまでもが、菜園で収穫されたイチゴで作られていました。
いつもいつも取材では、旅館の会席料理ばかり食べているので、洋食はとても新鮮でした。
温泉と洋食!
これはこれで、相性が良いものです。
ビールではなく、ワインをいただけば良かったと、後になってちょっぴり後悔しました。
Posted by 小暮 淳 at 21:16│Comments(0)
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