2021年09月17日
長くて短くて硬くて柔らかい話
全国大学保健管理協会関東甲信越地方部会研究集会
ながーーーーーーい!
漢字23文字のタイトルが付いたプログラムが送られて来たときは、正直、ビビりました。
なんのことかと言えば、昨日開催されたオンラインイベントのタイトルです。
僕は、このなんとも長く堅苦しい集会にゲストスピーカーとして呼ばれ、講演をしてきました。
きっかけは、2年前。
いつもの飲み屋のカウンター。
馴染みの客から声をかけられました。
「今度、うちのイベントで温泉の話をしてもらえませんか?」
の誘いに、酔っていたこともあり何にも考えず、二つ返事で引き受けてしまいました。
時はめぐり、1年後の昨秋。
新型コロナウイルス感染拡大により、群馬県内の某ホテルで開催が予定されていたこのイベントは、延期となってしまいました。
そして今年、主催者側の苦渋の選択の結果なのでしょうか?
1年遅れでオンラインによる開催となりました。
イベントのサブタイトルには、こう書かれています。
<互いに支え合いながら連携する支援のあり方を求めて ~ウィズ・コロナ時代に~>
そしてプログラムを開けると、2日間にわたり、そうそうたる演者の肩書がオンパレードです。
○○大学学長、××大学教授、△△医院院長……
げっ、げげげーーーーっ!
その肩書の羅列を見ただけで、僕はめまいがし、気分が悪くなり、嘔吐しそうになりました。
ばっ、ばっ、場違いじゃないかーーーーっ!
なんで、ヤツ (常連客) は、オレなんかを誘ったんだよ~!!
これって、パワハラ? それともイジメ?
だって、演者の略歴一覧で、“高卒” なんて、僕だけですよ。
まあ、昔から学歴コンプレックスなんて、微塵も持ち合わせてないし、心臓は心臓が見えないくらい毛に覆われていますけどね。
それにしても、“場違い” であります。
恐る恐るプログラムの自分のページをめくりした。
<教育講演2 ポスト・コロナ時代を見据えて>
<演者:小暮 淳 (温泉ライター/NPO法人 『湯治乃邑(くに)』 代表理事)>
とあります。
教育講演? ポスト・コロナ時代?
完全に僕とは無縁の言葉たちであります。
えーーーーーい、もう、こうなりゃ、どうにでもなれーーーーっ!
と、半分ヤケのヤンパチ状態で、当日に臨みました。
会場は主催の当番校であります群馬大学の荒牧キャンパス
オンエア1時間前に入り、担当者と打ち合わせの後、カメラの前に立ちました。
イベントのタイトルが長いわりには、演者一人の持ち時間は40分と、かなり短めです。
ふだん90~120分の講演をしている僕からしたら、あっという間に終わってしまいました。
しかも、しっかり笑いも取りましたよ!
ステージ (?) に立ったら、こっちのものです。
ライブを得意とするお笑い芸人と一緒です。
どんなに硬いタイトルを付けられようと、ウケた者勝ちですからね。
しっかり、やわらか~い、温泉話をしてまいりました。
結果、ちゃ~んと 「コロナが収束したら群馬の温泉へ、いらっしゃ~い!」 って、 “ポスト・コロナ時代を見すえた” 話に仕上がりました。
めでたし、めでたし (笑)
主催者のみなさん、もしよろしかったら、これに懲りずに、また呼んでくださいませ。
Posted by 小暮 淳 at 11:37│Comments(0)
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