2024年02月13日
牧水の声を聞いた
突然、大きな郵便物が届きました。
送り主は、「利根沼田若山牧水顕彰会」 とあります。
中身は、すべて牧水に関する資料でした。
歌人の若山牧水 (1885~1928) は、利根川水源の山や渓谷に魅せられて、たびたび群馬を訪れています。
中でも有名なのは、大正11(1922)年に10月14日から28日までの15日間、長野~群馬~栃木を旅した 『みなかみ紀行』 です。
この旅だけでも牧水は、群馬県内の9つの温泉地に立ち寄っています。
そして、牧水といえば酒をこよなく愛した歌人としても知れています。
朝に2合、昼に2合、そして夜には6合。
毎日、一升の酒を欠かさなかったという酒豪ぶりでした。
それゆえか、温泉を愛し、酒を愛したこの歌人に、僕はとても親近感を覚え、長年、興味をいだき続けています。
そして、ついには昨年11月より高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」 にて、『<みなかみ紀行 令和版> 牧水が愛した群馬の地酒と温泉』 という紀行エッセイの連載を始めました。
また昨年9月には、高崎市の倉賀野公民館で 『“みなかみ紀行から見る” 牧水が愛した群馬の地酒と温泉』 という演題にて、2時間にわたる講演を行いました。
たぶん、そんな僕の “牧水愛” が、風の便りに本家本元の利根川上流の水源の町まで届いたんでしょうね。
送られてきた資料の束には、こんな一文が添えられていました。
<牧水の声を聞いた数少ない人と感じました>
ひぇ~!
なんという殺し文句なんでしょうか!
そんなことを言われれば、豚も木に登ってしまいますって!
若山牧水顕彰会のみなさん、ありがとうございます。
送っていただいた資料は、今後の取材、執筆の参考にさせていただきます。
そして、これからも牧水同様、群馬の温泉と地酒を愛し続けていきます。
いつか、みなさんとお会いできる日を楽しみにしています。
Posted by 小暮 淳 at 11:23│Comments(4)
│執筆余談
この記事へのコメント
お酒をこよなく愛し、
全国を旅した歌人と知りました。
群馬のどこをそんなに愛したのか、
小暮さんの2時間もの講演、一度聞いてみたいです。
全国を旅した歌人と知りました。
群馬のどこをそんなに愛したのか、
小暮さんの2時間もの講演、一度聞いてみたいです。
Posted by まいちゃ at 2024年02月13日 23:28
まいちゃさんへ
一般公募の講演会の場合は、このブログ上でも告知しています。
また地域の広報誌などにも掲載されますので、チェックしてみてください。
一般公募の講演会の場合は、このブログ上でも告知しています。
また地域の広報誌などにも掲載されますので、チェックしてみてください。
Posted by 小暮 淳
at 2024年02月14日 19:03
![小暮 淳 小暮 淳](http://www.gunmablog.net/img/usr_write.gif)
人の世は楽しみ多し
然れども
酒なしにして 何の楽しみ
私は、この歌が好きです。
然れども
酒なしにして 何の楽しみ
私は、この歌が好きです。
Posted by タカトシ at 2024年02月15日 12:13
タカトシさんへ
酒好きの牧水ならではの有名な歌ですね。
僕も好きな歌で、座右の銘となっています。
酒好きの牧水ならではの有名な歌ですね。
僕も好きな歌で、座右の銘となっています。
Posted by 小暮 淳
at 2024年02月15日 13:41
![小暮 淳 小暮 淳](http://www.gunmablog.net/img/usr_write.gif)