2025年04月25日
いいかんぺー紅白歌合戦
朝、目覚めると僕は、まず第一に2つの事をチェックします。
①スケジュール
②天気
①取材や打ち合わせ等の外出予定がある場合は、前日の内に準備してありますが、ない場合、急ぎの原稿等があるかどうかのチェックです。
②まず新聞の天気予報を見て、さらに詳しくネットで情報を集め、念には念を入れて雨雲レーダーもチェックします。
で、外出予定もなく、急ぎの原稿もなく、しかも天気が良好だった場合、僕はすぐさま、メールを打ちます。
<オッハー! 今日、一席空いてますか?>
送信先は、行きつけの呑み屋のママです。
昨日は、こんなメールが返ってきました。
<おつかれさ~ん! 今日は暇だから良かったよ~!>
“小さな小さな旅” の始まりです。
昼過ぎ、リュックを背負って家を出て、歩き出します。
バス停まで約20分。
市内循環バスは、どこまで乗っても一律100円です。
昨日は、JRの駅で下車しました。
まずはコンビニに寄って、新聞を一紙、購入。
それを持って、近くのレストランへ。
パスタを食べつつ、新聞を隅から隅まで読破。
まだまだ時間はあります。
「そういえば、会期が始まっていたはず」
と、前々から気になっていた歴史資料館へ立ち寄りました。
郷土の偉人の企画展です。
学芸員の解説を受けながら、30分間の閲覧を楽しみました。
さて、そろそろ店へ向かうか?
行きつけの呑み屋、酒処 「H」 の営業時間は午後4時からです。
が、それは建前で、それより前でも常連客らは、お構いなしにやって来て、呑み始めています。
まだ4時前だけど、呑み始めるか?
「いや、待てよ、今日は気温も高く、汗をかいたな」
と思い、歴史資料館を出た僕は、その足で、日帰り温泉施設へ向かいました。
「カンパ~イ! おつかれさま~!」
僕とママと、もう一人の常連客と、まずは生ビールです。
やがて常連客が、もう一人来て、しばらくはにぎやかに談笑していたのですが、やがて、1人帰り、2人目も帰り、気づいたら僕とママの2人っきりになってしまいました。
「ねっ、今日は暇だって言ったでしょ」 とママ。
でもね、こんな日は、とっても珍しいんですよ。
いつもは予約でいっぱいで、立ち呑みが出るくらいの繁盛店なんです。
1年に1回か2回くらいですかね、僕とママが2人っきりになれる日があるんです。
こんな日は、決まって2人だけの、とっておきの “ゴールデンタイムSHOW” が始まります。
題して、「いいかんぺー紅白歌合戦」。
(「いいかんぺー」 とは群馬の方言で、「いい加減」 のことです)
「まずは紅組からお願いします」
と僕は、ママにマイクを渡します。
何が 「いいかんぺー」 なのか?
はい、歌詞です。
なんでもいいから好きな洋楽をリクエストします。
曲は知っているけど、外国語だから歌えない曲を、適当にデタラメ発音で歌うのです。
この日、ママが選んだ曲は、70年代にヒットしたフランス語の歌でした。
「次は白組ね」
僕は大好きなビージーズの曲をリクエスト。
まあ、青春時代を思い出しながら、なんとか歌い切りました。
昨日は、帰りのバス時間の都合もあり、ここまででしたが、余裕がある日は、この後、ミッシェル・ポルナレフなんかを歌うんですけどね。
ママ、次回はいつになるのかね?
「いいかんぺー紅白歌合戦」 の続きを楽しみにしています。
Posted by 小暮 淳 at 11:13│Comments(0)
│酔眼日記