2014年09月28日
大胡温泉 「三山の湯 旅館 三山センター」⑦
「小暮さんはさ、うちに来るとき、いっつもニコニコしながら入ってくるよね。なんだかさ、息子があたしに会いに帰って来たみたいで、うれしいよ」
なーんて、女将の中上ハツヱさんは、満面の笑みで僕を迎えてくれるのです。
僕と女将さんは、もう10年以上の付き合いになります。
最初の出会いは、ぷらりと立ち寄り、客として湯をいただきました。
そのとき長い立ち話をして、「だったら今度、取材させてください」 ということになり、その後、雑誌や新聞、さらに2冊の著書でも取材に訪れています。
プライベートも含めたら、もう何十回と訪ねていると思います。
「そうですよ、僕は女将さんの息子みたいなもんじゃないですか!」
「そうだよね。あの地震のとき、一緒に逃げたんだものね。家族と同じよね」
大胡温泉ファンには、つとに有名な話ですが、そうなんです。
2011年3月11日の東日本大震災の日、僕は、ちょうど大胡温泉にいたのです。
※(震災と大胡温泉については、当ブログの2011年3月12日 「大胡温泉ふたたび」、2012年3月11日 「あれから1年 大胡温泉」、2013年3月11日 「あの日あの時、大胡温泉」、2014年3月11日 「3.11 そして大胡温泉へ」 参照)
で、昨日は、久しぶりに大胡温泉(前橋市) に泊まってきました。
でも、取材じゃないんです。だからといって、プライベートでもありません。
実は、僕が所属するクリエイティブ集団 「プロジェクトK」 の年に1度の総会日だったのです。
プロジェクトKとは、群馬を中心に全国で活動するカメラマンやライター、イラストレーター、デザイナーなど、フリーランスで活動をする個人の集まりです。
今年の9月で、発足9年目を迎えました。
僕は、副代表を務めています。
ま、総会といっても結局、のん兵衛の集まりですからね。
真面目な会議はそこそこに、すぐに宴会が始まるわけです。
会員20名のうち、昨晩は14名が出席。
一番遠い人は、鹿児島県から飛行機に乗ってやってきました。
「小暮さんのお仲間だもの。うーんとサービスするよ」
だなん女将さんたら、張り切って、奮発して、ビールも日本酒もワインも、ジャンジャン出してくれました。
料理だって、息子で2代目主人の富男さんが、腕によりをかけた品々が、テーブル狭しと並びます。
いい酒、いい宿、いい仲間たち!
飲んで、語って、笑って、夜中まで、ドンチャン騒ぎは続きました。
女将さん、ご主人、そしてスタッフのみなさん、大変お世話になりました。
今朝はメンバー全員、大満足で帰って行きましたよ。
ありがとうございました。
Posted by 小暮 淳 at 20:44│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
大胡温泉最近行って無いなぁ〜
先日 つま恋温泉には宿泊して来ましたが とり鉄の人が多い宿ですね
そう言えば
東京の。 sakura-2005.com/archives/4520
化石水ポンプアップしてるのに 泉質が変わった様子
噴火の影響か?
先日 つま恋温泉には宿泊して来ましたが とり鉄の人が多い宿ですね
そう言えば
東京の。 sakura-2005.com/archives/4520
化石水ポンプアップしてるのに 泉質が変わった様子
噴火の影響か?
Posted by momotaka at 2014年09月30日 10:43
momotakaさんへ
噴火の影響?
今後、全国の温泉地で変化が現れるかもしれませんね。
大きな地震の後ですから、地下では何が起こっているか分かりません。
県内各地の源泉温度の変化をチェック中です。
噴火の影響?
今後、全国の温泉地で変化が現れるかもしれませんね。
大きな地震の後ですから、地下では何が起こっているか分かりません。
県内各地の源泉温度の変化をチェック中です。
Posted by 小暮 淳 at 2014年10月01日 10:25