2017年01月08日
月夜野温泉 「みねの湯 つきよの館」⑭
「やっぱ、ここからの景色、好きだわ~」
部屋に着くなり窓を開け、思わず、ひとりごちたのであります。
<左手に子持山から続く小さな峰々を望み、正面に上越新幹線の上毛高原駅を抱く味城山と、それに連なる雄大な大峰山……。眼下には青々とした棚田が広がり、こんもりと生い繁る鎮守の杜が、なんとも懐かしい気持ちにしてくれる。僕は勝手に、ここからの景色を 「トトロの森」 と名付けている。今にも、ネコバスが駆け抜けて行きそうではないか……。>
これは2007年に、某情報誌に連載していたエッセイに記した一文です。
でも、今は冬。
棚田は雪に覆われて、一面の銀世界。
鎮守の杜も、綿帽子をかぶり、森閑とたたずんでいます。
旅装を解いて、ビールを1本飲んで、ひと休み。
その後、仲間と連れ立って、“天空の湯舟” へ。
<極めつけは、夕景の妙である。稜線をシルエットにして、鮮やかな緋色に燃え上がる夕焼け美は、一度眺めたら忘れられない。やがて帳(とばり) がおりると、天空の主役は月に替わった。まるで全天周映画の投影を観ているよう。>
(『ぐんまの源泉一軒宿』 より)
「おおお~!」
湯の中から、喚声が上がります。
遠くの峰々が夕陽に照らされて、赤く燃え上がるように稜線を際立てています。
「♪ 山が燃える~ ♪」
思わず歌ってしまった 『天城越え』 に、一同、「おお、まさに!」 と感嘆の声をもらします。
しばし、僕らは天空の湯舟に乗って、月夜野盆地の上空を遊覧していたのであります。
昨晩は、月夜野温泉の一軒宿 「つきよの館」(群馬県利根郡みなかみ町) に泊まってきました。
といっても取材ではありません。
新年会であります。
僕が所属しているクリエーター集団 「プロジェクトK」の面々が集まりました。
気の置けない仲間たちとの宴は、それはそれは楽しいものであります。
昨年の反省なんてなんのその、今年の抱負と夢が、てんこ盛りの爆笑トークが、延々と夜が更けるまで続きました。
“フロいーな(2017)” の年が、始動しました。
メンバーのみなさん、今年も裸の付き合いを、よろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 14:10│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
明けましておめでとうございます。
今年もblogやイベントそして新刊など楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。
今年もblogやイベントそして新刊など楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。
Posted by つっちー at 2017年01月08日 15:13
つっちーさんへ
おめでとうございます。
その節は、遠路はるばるお越しいただき、ありがとうございました。
今年もお会いできるといいですね。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
おめでとうございます。
その節は、遠路はるばるお越しいただき、ありがとうございました。
今年もお会いできるといいですね。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 2017年01月08日 21:23