2017年01月12日
水上温泉 「松乃井」③
水上温泉の 「松乃井」 に泊まってきました。
前回は、『みなかみ18湯〔上〕』 を出版した2012年でしたから5年ぶりになります。
あの時は、取材でした。
その1年前にも泊まっていますが、この時は某旅行協会主催の講演会でした。
講師として招かれました。
そして今回は、みなかみ町観光協会の新年会に招待されました。
温泉大使としてです。
でも、なぜか 「松乃井」 を訪れる時は、いつも真冬なんですよね。
当然ですが、ノーマルタイヤしか履いていない僕は、北へ行く時は公共交通機関を利用することになります。
今回もガタゴトと電車に揺られ、旅気分を味わいながら向かいました。
いや~、いいものですね。
散々、通い慣れた道程ですが、車の車窓からと電車の車窓からでは、映る景色が違います。
車の場合、前方の道路しか見ていませんものね。
でも電車では、右へ左へと、景色が流れて行きます。
沼田駅を過ぎて、上牧駅に着く頃は、田畑にうっすら雪が積っていました。
「うん、電車で来て正解だな」
なんて思いながら眺めていたら……
あれよあれよのうちに、電車は白銀の世界へ!
終点の水上駅に着いた時は、吹雪のように雪が舞い、あたりは真っ白しろすけ!
完全なる雪国です。
身震いをしながら、手袋にマフラー、毛糸の帽子をかぶり、ホームに降り立ちました。
改札口では、協会職員と駅長が出迎えてくれました。
かなりのビップ待遇ぶりであります。
“たかが大使、されど大使” ということなのでしょうか!?
宴会までは、1時間以上もあります。
まずは、ひとっ風呂浴びることに。
でも、4本の源泉を保有する 「松乃井」 には、貸切風呂も入れると7ヶ所も浴室があります。
どこから攻めますか?
やはり、“生温泉” と名づけられた “源泉湧湯かけ流し”の内風呂からでしょう!
湧湯かけ流し、とは?
源泉をできる限り外気に触れずに、温泉の鮮度を保ちながら浴槽へ流し入れるために、浴槽の底から直接湧き上がるように給湯口を設けている方式のことです。
総湯量約500リットルという豊富な自家源泉を持つ宿だから成し得る、独得の湯浴みスタイルなのであります。
生温泉を存分に堪能した後は、お楽しみの宴会ですが、まだ時間があります。
部屋にもどって、冷蔵庫の瓶ビールを取り出し、一人雪見酒を始めたのでした。
「大使、そろそろ会場の方へ」
「はーい!」
元気に大きな返事をしながら、グビッとビールを飲み干したのであります。
Posted by 小暮 淳 at 18:37│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
小暮先生、新年早々温泉大使としてのお仕事‥お疲れ様でした!また私の訳の分からない質問に対しても丁寧にお答えくださり有難うございました。
でも松乃井さんでの新年会でしたら「喜んで!」でしょうか?(笑)
しかし小暮先生、○○大使と聞くと私は年齢的にどうしても手塚治虫先生のマグマ大使を思い出してしまうのですが。「温泉」と「マグマ」どうも引っかかるモノが‥。失礼しました!
今年は是非みなかみ町にて『小暮大使による温泉講座』を楽しみにしています。(私の今年一番の願い) 小暮先生!宜しくです。
でも松乃井さんでの新年会でしたら「喜んで!」でしょうか?(笑)
しかし小暮先生、○○大使と聞くと私は年齢的にどうしても手塚治虫先生のマグマ大使を思い出してしまうのですが。「温泉」と「マグマ」どうも引っかかるモノが‥。失礼しました!
今年は是非みなかみ町にて『小暮大使による温泉講座』を楽しみにしています。(私の今年一番の願い) 小暮先生!宜しくです。
Posted by 水上のなべちゃん at 2017年01月13日 13:15
水上のなべちゃんへ
僕も年代的に、大使といえば 「マグマ大使」 ですね。
子どもの頃、夢中になって観ていました。
温泉講座の件ですが、5月頃にみなかみ町観光協会主催による講演会 が予定されているようであります。詳しい日時が決まりましたら、お知らせします。
僕も年代的に、大使といえば 「マグマ大使」 ですね。
子どもの頃、夢中になって観ていました。
温泉講座の件ですが、5月頃にみなかみ町観光協会主催による講演会 が予定されているようであります。詳しい日時が決まりましたら、お知らせします。
Posted by 小暮 淳 at 2017年01月14日 12:44