2024年05月24日
腹五分で行こう!
つくづく、食が細くなったと思います。
ラーメン1杯食べ切るのがやっとで、もう、お腹いっぱいです。
食堂で、隣の席の若い男性が、ラーメンにチャーハンと餃子のセットを頼んでいました。
ただただ、その食いっぷりに、見惚れてしまいました。
食欲って、美しい!
自分もあんな時代があったなと……
なんて懐かしく思っていたら、その隣の席に僕と同年配の男性が座りました。
注文を聞いていたら、「大盛り」 の声が!
さらに 「ギョーザ」 を付けていました。
ああ、うらやましい。
この男性は、胃袋が若いんですね。
きっと、「腹八分」 なんていう言葉は、無縁なんだろうな。
カウンターの隅で、僕は、たまたま数日前に読んだ本の一節を思い浮かべていました。
五木寛之・著 『大河の一滴』
その昔、大ベストセラーになりました。
久しぶりに手に取り、読み返してみました。
<腹八分(ぶ)、という表現がある。これは正しいが、人間の一生を通じての数値ではなかろうと感じてきた。私の直感では、三十代の人間が腹八分である。>
さらに五木氏は、こう分析します。
<十代は、腹十分。腹いっぱい食べればいい。二十代ですでに免疫の中核である胸腺は成長を止める。すなわち二十代とは腹九分の年齢だ。三十代を腹八分とすれば、四十代にさしかかった人間は腹七分がいい線だろう。五十代では腹六分、六十代になれば腹五分で十分ではないか。>
当時の五木氏は、ちょうど今の僕の年齢です。
そこで食事の量を半分にしました。
1日3食をやめて、1食半を心がけるようにつとめたといいます。
ほほう、腹五分ね。
ちょっと少ないんじゃないの?
なんて、その時は思ったのですが、よくよく考えてみたら、すでに僕も食事量は若い頃の半分になっていました。
朝は、パン1枚 (個) とコーヒー
昼は、麺類か丼物 (単品)
夜は、つまみ2品
ほらね、こんだけで1日のエネルギーが足りるようになっていました。
でも、一抹のさみしさはあります。
もう二度と、麺類+丼物のWオーダーができないんだと……
死ぬまでに一度、挑戦してみたいものですが、無謀ですかね?
Posted by 小暮 淳 at 11:22│Comments(2)
│読書一昧
この記事へのコメント
挑戦するなら、おすすめの町中華屋があります。
「風雷」と言う前橋の中心市街地にある、お店でタンメンとチャーハンでなんと800円。
どちらも美味しく、お腹十分目になること間違いなし。
歳のいった御夫婦でやっているので、忙しくなると疲れると言うので、たまに行く位にしてください。
「風雷」と言う前橋の中心市街地にある、お店でタンメンとチャーハンでなんと800円。
どちらも美味しく、お腹十分目になること間違いなし。
歳のいった御夫婦でやっているので、忙しくなると疲れると言うので、たまに行く位にしてください。
Posted by ヒロ坊 at 2024年05月24日 15:10
ヒロ坊さんへ
コアな情報をありがとうございます。
800円とは安い!
すぐにでも食べに行きたい!
のですが、食べ切れる自信がありません。
もう少し若い頃ならば挑戦したのですが……(悲)
コアな情報をありがとうございます。
800円とは安い!
すぐにでも食べに行きたい!
のですが、食べ切れる自信がありません。
もう少し若い頃ならば挑戦したのですが……(悲)
Posted by 小暮 淳
at 2024年05月24日 18:58
