2024年06月28日
R Y U
「以心伝心」
手にしたとき、その言葉が浮かびました。
以心伝心とは、口に出して説明をしなくても、心が自然に通じ合うことですが、一般的には人と人の関係に使う言葉です。
でも、その日、僕の脳と体は何か強い力に導かれるように、動き出しました。
現在、僕は 「竜」 を追いかけています。
今年は、辰年。
なので、竜にまつわる県内の地名や伝説を調べ上げ、その由来やいわれ、そして舞台を探し訪ねています。
数日前、さる町に伝わる竜伝説を調べようと、最寄りの図書館へ行きました。
ところが休館日でもいのに、蔵書整理のためか臨時休業の貼り紙が……。
仕方なく、その日はあきらめて、その足で書店へと向かいました。
書店といっても古本屋のチェーン店です。
僕は、暇があれば立ち寄って、文庫本の 「あ」 ~ 「わ」 までの著者別の棚を見て回ります。
ひと通り見て、気に入った本がなければ、そのまま店を出ます。
まあ、僕にとっては、ライフワークのような習慣の一つです。
で、その日、まるで何かに導かれるかのように 「し」 の棚に、吸い寄せられました。
柴田哲孝
僕の好きな作家の一人です。
群馬県沼田市が舞台の 『TENGU』 は大藪春彦賞を受賞した傑作です。
茨城県牛久沼が舞台の 『KAPPA』 も読みました。
いわゆるファンの間ではUMA (未確認生物) ミステリー3部作です。
もう1冊が 『RYU』。
ところがなぜか僕は、この本だけが未読だったのです。
気にはなっていたのですが、出合いのチャンスがなかったようです。
が!
その時、僕の目に、R・Y・U の3文字が飛び込んで来たのでした。
「竜」 を調べに図書館へ行ったら、「竜」 には合えず、古本屋を覗いたら 「RYU」 に合えたということです。
さっそく今、むさぼるように読んでいる最中であります。
今回の舞台は、沖縄県。
南国の平和な村に伝わる双頭の竜、「クチフラチャ」。
はたして、その正体は?
実は昨日、県内に伝わる竜伝説を追って、ある古刹を訪ねてきました。
住職にお会いして、竜が残していった “モノ” を見せてもらいに……
竜を追って、謎学の旅は、まだまだ続きます。
Posted by 小暮 淳 at 10:27│Comments(3)
│読書一昧
この記事へのコメント
辰年なのですごく気になります。
Posted by たけちゃん at 2024年06月28日 12:42
たけちゃんさんへ
気になりますよね。
十二支の中で、竜だけ架空生物というのも気になります。
竜って、何なんでしょうか?
謎学の旅に出かけます。
気になりますよね。
十二支の中で、竜だけ架空生物というのも気になります。
竜って、何なんでしょうか?
謎学の旅に出かけます。
Posted by 小暮 淳 at 2024年06月28日 16:03
小暮さん
偶然ですが、30日の伊勢崎神社へ向けて少し調べていました。
すると・・・
辰をモチーフにした切絵御朱印があるそうではないですか。そして6月は竜と鯉のコラボとか・・・
『急流の滝を登りきる鯉は、登竜門をくぐり天まで昇って龍になる』という故事から5月6月バージョンを作っているみたいです。
どんなものか?ちょっと楽しみにしております。
偶然ですが、30日の伊勢崎神社へ向けて少し調べていました。
すると・・・
辰をモチーフにした切絵御朱印があるそうではないですか。そして6月は竜と鯉のコラボとか・・・
『急流の滝を登りきる鯉は、登竜門をくぐり天まで昇って龍になる』という故事から5月6月バージョンを作っているみたいです。
どんなものか?ちょっと楽しみにしております。
Posted by たけちゃん at 2024年06月28日 16:25