2011年05月29日
アオキマリコ現象 ふたたび
ここ数年、発症していなかったので、先日は不意をつかれました。
かの有名な「本屋便意症状」のことです。
またの名を “アオキマリコ現象” とも言います。
今から20年以上も前のことです。
正確には1985年、某雑誌に東京都在住の青木まりこ(ペンネーム)と名のる29歳女性からの投書が載りました。
「なぜ、本屋へ行くとトイレに行きたくなるのでしょうか? それも大です。私だけでしょうか?」
という内容でした。
すると、「僕も」「私も」「俺も」と全国から同じ現象が起きるという投書が殺到!
ついには、この現象を最初の投書者である女性の名をとって「アオキマリコ現象」と名づけられました。
で、僕もまさに同じ現象に悩んでいた1人でしたから、当時、編集していた雑誌で、この現象を取り上げたりもしたのです。
が、「紙やインクの匂いが便意を誘発するのでは?」という諸説はありましたが、いまだに原因は不明。
この本屋好き、図書館好きには大敵の「アオキマリコ現象」ですが、なぜか花粉症のように長年発症しつづけると、徐々に症状は軽くなって、やがて免疫ができるのか発症しにくくなるのです(医学的な根拠はありません)。
僕も歳を取ってからは、花粉症も治まり、「アオキマリコ現象」も鳴りをひそめていました。
だから、勝手に完治したと思い込んでいたのです。
うかつ、でした!
先日、図書館で調べ物を始めた途端です。
図書館に入って、ものの5分と経っていないのに、急に下っ腹に異変が起き、続いて猛烈な便意が襲って来たのです。
ままま、まさか?
これはアオキマリコか?
そんな……
もう一刻も猶予はありません。
手にした本を書棚に返して、脱兎のごとくトイレへ飛び込みました。
完全なる再発です。
それも以前より増して、発症スピードと便意力がアップしています。
ライターという職業柄、図書館や本屋は頻繁に利用する場所なので、大変困っています。
どなたか、治療方法もしくは特効薬を知っていたら、ぜひ教えてくださいな。
Posted by 小暮 淳 at 20:45│Comments(0)
│つれづれ