2013年03月14日
サヨナラの代わりに
3月は、移動の季節です。
昨夜は、送別会に出席してきました。
出会いは、2010年の12月。
僕が、人生の師と仰ぐ木彫家で絵本作家の野村たかあきさんから、「ジュンちゃんに会わせたい人がいるから」 と飲み屋に呼び出されました。
そして、会ったのが朝日新聞の I 記者でした。
そうです、のちの “2代目海パンカメラマン” であります。
「何か、群馬の女性をテーマにした温泉の記事を書いてほしい」
との要望があり、誕生したのが 『湯守の女房』 であります。
ネーミングは、当時、大流行していたNHKドラマの 『ゲゲゲの女房』 にあやかったことは言うまでもありません。
翌年、20011年の2月より、隔週の連載が始まりました。
さらに1年後の2012年2月からは、番外編として 『おやじの湯』 がスタート。
現在、『湯守の女房』 が38回。 『おやじの湯』 が7回。
通算で、45回の連載を続けてきました。
が!
次回、3月27日の 『湯守の女房』 の掲載をもって、最終回を迎えることになりました。
本当に長い間、読んでいただき、読者の方々には大変感謝しております。
連載が打ち切られる理由としては、僕の担当者である I 氏が、今月いっぱいで移動になってしまうからです。
担当者が替われば? と思われる人もいるかもしれませんが、いえいえ、I 氏だからこそ続けて来られた連載記事なのであります。
ここは、いさぎよく、スパッと最終回を迎えることにしました。
午後6時30分。
前橋駅南口の居酒屋に、3人が集合しました。
3人とは、当然、I 氏と僕と、2年4ヶ月前に2人を引き合わせた野村たかあきさんであります。
「カンパ~イ!」
「お疲れ様でした」
「2年間、ありがとうございました」
ちょうど、昨日は 『おやじの湯』 の掲載日でした。
残るは、あと1回。
でも、その1回もすでに取材を済ませて、原稿も新聞社へ送ってあります。
「そーだよな、オレが2人を引き合わせたんだから、感謝しろよ!」
野村さんが口火を切って、連載までの思い出話が始まりました。
ちなみに、『湯守の女房』 と 『おやじの湯』 の題字およびイラストは、野村さんの作であります。
飲むほどに、酔うほどに、別れがつらくなってくる。
出会いがあれば、必ずいつか別れがやってくるのが世の常だ。
でも分かっていても、やっぱり、別れはつらい。
今までにも、同じような別れを何度も繰り返してきました。
手がけた雑誌の数だけ、スタッフとも別れてきました。
連載の数だけ、担当者たちと別れてきました。
だから、別れは必ずしも “サヨナラ” ではないことも、知っています。
すべては、次なる人生へのステップのため ・・・
I さん、2年間、本当にありがとうございました。
新任地へ行っても、いい仕事をしてくださいね。
そして、いつかまた、一緒に仕事をしましょう!
だからサヨナラの代わりに、贈る言葉は、
「じゃあ、またね」
Posted by 小暮 淳 at 18:07│Comments(4)
│酔眼日記
この記事へのコメント
このところ、出かけるとお会いできてうれしゅうございます。
なぜか、すーっと師匠さまが視界にいらっしゃいます(笑)
ワタシも♨に感謝です。沢山の普通では出会えなかった人に会えました!
なぜか、すーっと師匠さまが視界にいらっしゃいます(笑)
ワタシも♨に感謝です。沢山の普通では出会えなかった人に会えました!
Posted by ぴー at 2013年03月15日 11:23
ぴーさんへ
そういえば、確かに最近は、ぴーさんとお会いしますね。
不思議な縁ですね。
これからもよろしくお願いいたします。
そういえば、確かに最近は、ぴーさんとお会いしますね。
不思議な縁ですね。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 at 2013年03月15日 17:16
なんと!!私たちも大変お世話になったIさんが。。。 ショックです。
是非よろしくお伝えくださいませ。
是非よろしくお伝えくださいませ。
Posted by しいこ みなかみ at 2013年03月18日 15:40
しいこ みなかみ さんへ
そうでしたね。
彼は、みなかみ町のことも取材して記事を書いていました。
今度は仕事ではなく、家族を連れて 「みなかみ18湯」 へ遊びに来ることでしょう!
そうでしたね。
彼は、みなかみ町のことも取材して記事を書いていました。
今度は仕事ではなく、家族を連れて 「みなかみ18湯」 へ遊びに来ることでしょう!
Posted by 小暮 at 2013年03月18日 17:29