2013年06月08日
雑誌の同窓会②
僕は過去に、3つの雑誌の編集長を歴任してきました。
でも、そのうち2誌は、お恥ずかしい話、廃刊に追いやってしまった “幕引き編集長” なんです。
残る1誌だけが、僕が立ち上げた雑誌です。
2001年3月の創刊から3年間、「月刊 D」 という雑誌の初代編集長を務めました。
現在、「月刊 D」 は、創刊から今年で丸12年を迎える息の長い雑誌に成長しています。
「編集長~! ご無沙汰しています。お元気ですか?」
先日、「月刊 D」 の創刊メンバーで、現在でも編集スタッフをしているE嬢から電話をもらいました。
「今年も編集長を囲んで、同窓会を開きたいと思います。ぜひ、来てくださいね」
だなんて、うれしいじぁ~あ~りませんか!
9年も前に、彼女らを見捨てて、突然、編集室を去った “無責任編集長” に対して、こうして毎年、声をかけてくれるなんて・・・
編集長冥利とでも、言うのでしょうか?
まさしく、クラス会に呼ばれる元担任のような気分なのであります。
と、いうことで昨晩は、昔の “教え子たち” と再会をして、美酒に酔いしれてきました。
「それでは、これからも、よろしくお願いしま~す。カンパ~イ!」
と、E嬢の発声で、創刊当時スタッフによる “雑誌の同窓会” がスタートしました。
E嬢は、現在、妊娠7カ月。
9月には、第2子を出産予定です。
「忙しそうですね。もうかっちゃているんでしょう! 今日は編集長のおごりですか?」
と、イヤミを言うのは、現在、3代目編集長を務めているS君。
「バカいえ! あの頃のほうが安定した収入があって、金はもっていたよ。ダメ、ダメ、割り勘に決まっているじゃないか!」
と、僕は笑いを取りながらも防衛線を張ります。
以上の2人が、創刊当時のメンバーで、現在も編集にたずさわっている現役スタッフです。
そのほか、今は編集室を辞めて別の仕事に就いているM君とO君も、忙しいなか駆けつけてくれました。
あれから9年・・・
長いような、短いような。
でも、確かに時は流れたんだと実感します。
だって、あの頃、結婚していたのはS君だけでしたからね。
この9年の間に、O君もE嬢もM君も結婚をしました。
そして、3人の結婚式すべてに、僕は出席しています。
もちろん、みんな僕より10歳以上も年下であります。
E嬢なんて、親子ほど歳が離れています。
でも、こうやって、みんな仲良く、毎年集まってくる・・・
「ああ、オレって、けっこう幸せなんだなぁ~」
なんて、みんなの笑顔を見ていたら、しみじみと感じてしまいましたよ。
みんな、ありがとう!
いつまでも、元気で、健康で、明るく、そして楽しく。
これからも、よろしくお願いします。
来年は、他のスタッフにも声をかけて、盛大に同窓会を開きましょうね。
Posted by 小暮 淳 at 22:06│Comments(0)
│酔眼日記