2014年04月04日
3年目の乾杯
またしても昨晩、酒を浴びてしまいました。
ある日のこと。イラストレーターの I 女史から、
「考えてみたら、まだ “てくてく” の打ち上げって、やってませんよね?」
とのメールが届きました。
女史の言う “てくてく” とは、2011年の1月に上毛新聞社から出版した拙著 『電車とバスで行く ぐんまの里山 てくてく歩き』 のことです。
この本の表紙および本文のイラストを描いてくださったのが、彼女でした。
2011年といえば、前年の秋に 『群馬の小さな温泉』 を出版したばかりで、しかも年内に、もう1冊 『あなたにも教えたい 四万温泉』 の出版が予定されていた年でした。
また、出版直後に東日本大震災も発生しています。
きっとバタバタしていて、それどころではなかったんでしょうね。
言われてみれば、確かに打ち上げは、まだしていません。
と、いうことで、なんと出版から3年以上経った昨日、僕らは再会したのであります。
僕らとは、僕と女史と、カメラマンのY氏です。
小雨の降る高崎駅前。
3人が顔を合わせるのは、何年ぶりでしょうか?
本を製作していた3年前も、個々には会っていましたが、3人が揃うことはなかったと思います。
「カンパ~イ!」
居酒屋の店内に、オジサン、オバサンたちの元気な声が響きます。
3人の前には、合作となった 『電車とバスで行く ぐんまの里山 てくてく歩き』 が置かれて、当時の製作秘話が語られました。
そもそも、この本は2006年~2010年の4年間に、高崎市のフリーペーパー 『ちいきしんぶん』(ライフケア群栄) に連載された 「里山をゆく」 と 「ぶらり水紀行」 という2つの紀行エッセーをまとめたものです。
当時の担当編集者がY氏であり、カメラマンとしても同行してくれたのでした。
おかげさまで売り上げも好調のようで、すでに増刷もされています。
今でも春になると山登りの入門書として、中高年に売れているようです。
「ああ、小暮さん、里山取材は楽しかったよね。また、こんな企画の連載をやりたいね」
「そうですね、山歩きなのに、いっつも酒ばかり飲んでいましたね」
「だから楽しかったんですよ」
そう言って、まるで同窓会で集まったクラスメートのように、思い出を肴に飲み明かしたのでありました。
でも僕にとっては、一昨日の水上温泉の打ち上げと続いての連チャン宴会であります。
あっという間に酔いが回ってしまいました。
おかげで今日は、朝から二日酔い状態。
暖かな陽気に誘われて、何度も何度も昼寝をしていました。
I さん、Yさん、やっぱり打ち上げって楽しいですね。
また一緒に、本を作りましょう!
Posted by 小暮 淳 at 20:58│Comments(0)
│酔眼日記