2018年08月20日
7回裏、チャンス到来!
いくつになっても、気の置けない仲間というのは、いいものです。
かれこれ20年、バンド活動をしています。
結成当時、30代だった者は50代になり、40代だった者は60代になりました。
平均年齢は58.4歳、正真正銘のオヤジバンドです。
昨日は、老神温泉(群馬県沼田市) の夏祭りに呼ばれて、午後と夜2回のステージを行ってきました。
お祭りということで、酒のピッチも上り、夜のステージに上る頃には、メンバー全員、ほろ酔いでしたが(1人、酩酊状態のメンバーもいました)、難なくこなし、フィナーレの花火大会を迎えました。
バンド活動の一番の楽しみといえば、なんといっても終了後の “打ち上げ” であります。
必ず僕らは宿泊をして、宿で反省会(?) を兼ねた酒宴を開きます。
昨晩も、観光協会が用意してくださった旅館に集まり、学生の修学旅行よろしく、全員で布団を並べて、夜が更けるまで、酒を酌み交わしながら、人生なんぞについて語り合っていました。
「あ~あ、気がつけば、還暦だよ」
と僕。
気にしていないようで、人生の4分の3が過ぎてしまったことがショックなんでしょうね。
気の置けない仲間の前では、思わず弱気な本音が口を突いてしまいます。
「ここらで一発、逆転ホームランを打ちたいなぁ~」
と言えば、誰かが、
「また本を出したんだから、印税がガッポガッポでしょう!?」
と、からかいます。
「そんなわけ、ねーだろ! 今までに何冊、本を出したと思ってんだよ。だったら今頃は、左うちわの生活をしているよ」
「9回の裏に、奇跡が起きないかね?」
と、さらに弱音を吐く僕。
「9回裏? 人生は、まだ終わりじゃないだろう?」
と、また誰かが、ツッコミを入れてくれます。
「でも、あと20年で、何ができる?」
「20年もあるじゃないか! 小暮さんは、まだ7回の裏だね」
「7回の裏か……、だったら、まだまだ逆転が可能だな!?」
「しかも、チャンス到来!」
「チャンス?」
「だって、また妖精を見たんだろう? 吉兆の表れだよ」
※(当ブログの2018年8月15日 「妖精ふたたび」 参照)
そうでした!
10年前に “妖精” を見たときは、翌年から温泉本の出版が始まったのでした。
今回も、果報が授かるのでしょうか?
だとしたら期待をせずに、寝て待ちたいと思います。
人生、7回裏。
ランナーは、一塁、三塁。
一発、逆転のチャンス!
次が、どんな球でも、迷うことなく、思いっきり、フルスイングするぜ!!
Posted by 小暮 淳 at 18:17│Comments(0)
│酔眼日記