2022年02月28日
明日の 「ほっとぐんま630」
【街頭紙芝居】
自転車の荷台に舞台をのせた紙芝居屋さんが、路地や公園にやって来て、子どもを集め、アメやセンベイなどのお菓子を売ります。そのお菓子を買った子どもだけが紙芝居を見ることができるのです。
(東京都立図書館HPより)
街頭紙芝は昭和5(1930)年、東京で誕生したといわれています。
戦後の昭和20年代には、全国で7,000人以上の街頭紙芝居業者がいたそうですが、同30年代になるとテレビの普及とともに、急激に衰退していきました。
僕は30年代生まれですから、街頭紙芝居の記憶はギリギリであります。
見たことがあるような、ないような……
それでも、懐かしいと感じるのは、きっと紙芝居の中に、昭和の良き時代の思い出が、いっぱい詰まっているからかもしれませんね。
このブログでも、たびたび紹介している 「神社かみしばい」。
街頭から紙芝居が姿を消して半世紀以上が立ちますが、令和の世に復活させた男がいます。
彼の名は、石原之壽(いしはらのことぶき)。
僕の高校時代の同級生です。
定年退職後、彼は大道芸人となり、「壽ちんどん宣伝社」 を立ち上げます。
ところが、彼の活動の行く手をコロナ禍がふさぎました。
活動を始めた矢先、全国から祭りやイベントが消えてしまったのです。
当然、チンドンでの出演依頼もパッタリ途絶えました。
そんな中、彼は考えました。
一人でも演じられ、屋外で密にならないモノはないか?
それが街頭紙芝居でした。
2020年1月より、彼は出身地である伊勢崎市内の神社境内で、街頭紙芝居を始めました。
最初は、既存の紙芝居やクイズなどを演じていたようです。
その年の夏、彼から連絡があり、「地元の民話を題材にしたオリジナルの創作紙芝居を作りたい」 との声かけがあり、昨年の1月からは、僕も口演に参加しています。
そんな彼の活動は、たびたびメディアに紹介されています。
が先日、ついに! 天下のNHKが取材に入りました。
一日中、会場に貼り付き、彼の活動の一部始終を撮影。
口演終了後には、インタビュー映像まで撮影して行きました。
この時の様子は、明日夜のニュース番組の中で、特集として放送されます。
ぜひ、ご覧ください。
(もしかすると、僕も、ちょこっとぐらいは映っているかもしれません)
「ほっとぐんま630」
~ぐんまびと~
●NHK前橋放送局 (地デジ1CH) 県域放送
●2022年3月1日(火) 18:30~19:00
Posted by 小暮 淳 at 12:30│Comments(0)
│テレビ・ラジオ