2024年01月13日
連載ヒストリー
ライターの仕事は、大きく2つの作業に分かれます。
「取材」 と 「執筆」 です。
取材は、現地へ行ったり、関係者に会ったり、資料を調べたりと “動” の作業です。
執筆は、ただひたすらに文章をつむぐ “静” の作業です。
この真逆の作業が実に心地よくて、何十年と、のめり込んでいます。
さらに執筆は、依頼内容により大きく3つに分かれます。
1つは、「寄稿文」。
特定のテーマで書く、一回こっきりの単発受注です。
新聞や雑誌の特集などで依頼されることがあります。
2つめは、「連載」。
1年、2年とスパンを決めて、同一テーマで依頼されるコラムやエッセイです。
これらは、のちに書籍化されることもあります。
3つめは、「書き下ろし」。
書籍の出版を前提として、期日までに取材して、原稿を収めます。
制作期間が1~2年と長いため、他の仕事をしながらライフワークとしてこなします。
で、この中で一番テンションが上がる執筆は、どれかというと、断然、「連載」 です。
ライターという職業の根幹をなす、メイン (花形) の仕事だと思っています。
連載を持っているかどうかによって、ライターとしての真価を問われるからです。
真価とは?
アイデンティティーです。
ライターとして、何をテーマに追い求めているのか?
飲食店でいえば、看板メニューのようなもの。
だから僕は、常に連載ネタを探して、媒体に対して提案を続けています。
最初に連載を持ったのは、20年前のこと。
「月刊ぷらざ」 (ぷらざマガジン社) という生活情報誌に書いた 『源泉ひとりじめ』 (2004年4月~06年9月) という温泉記事でした。
はい、そうです!
“初心忘るべからず” という思いを込めて、このブログのタイトルにしました。
以来、新聞や雑誌に、いくつもの連載を書いてきました。
その中のいくつかは書籍化され、現在でも書店に並んでいます。
現在、僕は4本の連載を抱えています。
内訳は、週刊1本、不定期3本。
テーマは、パズル、温泉、民話、地酒とバラバラです。
今年は、これに新聞連載が加わります。
すでに初回の原稿を入稿しました。
ただし、新聞社との取り決めがあり、今ここで掲載日を公表することができません。
ごめんなさい!
掲載日当日に知らせしますので、突然のサプライズを楽しみに待っていてください。
ということで、今年も新しいことが、てんこ盛りです。
ライターという職業が天職だと思い、取材と執筆に奔走してまいりますので、よろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 12:09│Comments(0)
│執筆余談