2024年11月04日
二刀流と二党流
こういう状態を “ロス” っていうんでしょうね (ロサンゼルスだけに)。
米大リーグのワールドシリーズをドジャースが制覇しました。
地元ロサンゼルスでの優勝パレードの映像を見ながら、喜び半分、淋しさ半分を感じた人は僕だけではないはずです。
スーッと秋風が吹いた瞬間でした。
暑い、熱い、「大谷の夏」 が終わりました。
まさか60歳を過ぎてから、こんなにも野球が面白いと感じるとは……
だって生まれてこの方、野球なんて、まったく興味を持ったことがありませんでした。
テレビで見たことがあるとすれば、高校野球で地元の高校が優勝した年のスポーツニュースくらいのものです。
子どもの頃、巨人ファンのオヤジは、毎日、テレビの野球中継を見ながら晩酌をしていました。
当時、テレビのチャンネル権は、絶対的に家長のものでした。
しかも、テーブルをはさんだテレビの正面がオヤジの指定席で、その席には他の家族は座ることも触れることもできません。
「ああ、今日も野球か……」
ゴールデンタイムを陣取ったオヤジの背中に、ため息をつきながら泣く泣く茶の間を後にしたものです。
なんで、あんなスポーツが面白いんだろう?
攻撃と守備に分かれていて、ベンチで休んでいる選手もいて、何時間もタラタラと試合を続けている野球の、どこが面白んだ?
サッカーやバスケットやバレーのように、チャッチャカ、チャッチャカ動けばいいのに……ってね。
野球をやった経験でもあれば、その面白さが分かるのでしょうが、僕には理解不能の世界でした。
その食わず嫌いの偏見を変えてくれたのは、大谷翔平です。
きっと日本全国には、僕のような野球オンチたちが大谷翔平見たさに今年は、“野球” をテレビ観戦したことでしょうな。
野球には興味がないけど、野球のことは分らないけど、大谷翔平は見たい!
まさに、唯一無二のスーパースターです。
来年は、いよいよ二刀流が復活です。
まさに、大谷翔平の “一挙手一投足” に注目が集まります。
僕も来年は、負けじと “二党流” で応援したいと思います。
もちろん、ウィスキーと日本酒の二党流です。
♪ 春よ来い 早く来い 野球覚えたジュンちゃんが グラスと猪口を携(たずさ)えて 肝臓鍛(きた)えて待っている ♪
Posted by 小暮 淳 at 12:12│Comments(0)
│つれづれ