2010年12月04日
2つのグループ展
まったく仕事がないという事はないのですが、取材の予定も入ってなくて、とりあえず急ぎの原稿もない日は、今日のように目覚まし時計をかけずに、目が覚めたときから、のんべんだらりと1日を始めます。
トースト焼いて、コーヒー飲んで、新聞読んで、ダラダラと……。
寝ている愛犬マロ君を無理やり起こして、かまって遊んで、もう1杯コーヒー飲んでから、やっと仕事部屋へ入ります。
手帳をチェックして、来週の取材の資料にパラパラと目を通して、読みかけの文庫本などを読んでいると、もう、お昼です。
さてさて、午後は……。
そういえば、友人からDMとパンフレットが届いていたっけ!
どれどれ、ともに会期は明日までだ……。
と、いうことで、午後の昼寝を返上して、2つの絵画展をハシゴすることにしました。
1軒目は、前橋市東上野町の「わーくはうす すてっぷ」で開催中の 『第10回 チャリティーアート展inすてっぷ』。
詩画作家の星野富弘さんや、きり絵作家の関口コオさんら、そうそうたる面々にまざって、友人のアクリル画家、須賀りすさんがブースを構えて絵を展示していました。
本人も会場にいたので、先日の出版祝賀パーティーに来てくれたお礼をしながら、しばし立ち話を。
ブースには、絵のほかに、彼女のデザインした手拭いや風呂敷などのグッズも販売されていました。
良く見ると、なつかしい絵本が!
何年も前に、僕が文章を書いて、彼女が絵を描いた絵本 『誕生日の夜』 です。
つい、自分で書いた本なのに、手に取ってペラペラとページをめくってしまいました。
今はもう、嫁いで1児の母親となっている長女が、まだ3歳だった頃の思い出を書いた絵本です。
「さっき、買って行った人がいましたよ」と彼女。
なんだか嬉しいような、くすぐったいような、不思議な感覚です。
本って、いつまでもこうやって形として残り続けていくんですね。書いた本人は、どんどん年老いていくというのにね。
2軒目は、群馬県生涯学習センターで開催中の 『第23回 ホワイト展』 へ。
ホワイトとは、生涯学習センターで主に人物画の実習を行っている自主学習グループです。うちのバンドのメンバーの1人が、グループの一員で、作品を出展しているというのですが……
あれれ~っ、会場の中をグルリグルリと何回も回って良く見たのですが、彼の作品は見当たりません。
受付で聞いてみると、なんと「出展していない」という。
どうも、DMを出した後に、仕事が忙しくて作品が間に合わなかったようなのです。
あーあ、無駄足か……
いえいえ、我が人生にないもの、それは「ムダ」という言葉です。
今日のこの時間、偶然にも3階で、パステル画家の唐沢政道先生が、教室を開いているというじゃあ~りませんか!
そりゃー、顔を出さないわけにいかないでしょう。
唐沢先生とは、4年前、『新・ぐんまカルタ』(ぐんまカルタ制作実行委員会) を作った仲間であります。
先生は取り札の描画、僕は読み札の編集を担当しました。
(※『新・ぐんまカルタ』 は、県内有名書店にて、現在も販売されています)
その先生が、先日の僕の出版祝賀パーティーに欠席されました。
理由は、ガンの手術とのこと。
心配していたのですが、もう復帰して教室を開いているとは!
「小暮くーん、先日は悪かったなぁ。ガンになっちゃってさ」
と先生は、突然の訪問にもかかわらず、明るく僕を迎えてくれました。
抗ガン剤の副作用で頭髪が抜けてしまったとかで、毛糸の帽子をかぶられていました。
なのに、先生ったら、
「おーい、みんな! 彼はベストセラー作家の小暮君、知っているだろ、源泉一軒宿の本だよ」
なんて、生徒さんたちに僕を紹介しだしたのです。
おまけに、「今日は本、持ってないの?」と言って、僕に駐車場の車まで本を取りに行かせ、「はい、まだ持ってない人、買って! すごーく、いい本だから、買いなさい」だなんて……。
その場で、7冊も売れてしまいました。
唐沢先生、ありがとうございます。
いつもいつも明るい人です。
凄い先生なのに、決して偉ぶらない。そして僕みたいなハスッパな人間にも、対等に付き合ってくださる人です。
人生に、ムダという言葉は、やっぱり、ないのですね。
こんな日がな1日が、僕の人生には、もっともっと必要なのでしょうね。
トースト焼いて、コーヒー飲んで、新聞読んで、ダラダラと……。
寝ている愛犬マロ君を無理やり起こして、かまって遊んで、もう1杯コーヒー飲んでから、やっと仕事部屋へ入ります。
手帳をチェックして、来週の取材の資料にパラパラと目を通して、読みかけの文庫本などを読んでいると、もう、お昼です。
さてさて、午後は……。
そういえば、友人からDMとパンフレットが届いていたっけ!
どれどれ、ともに会期は明日までだ……。
と、いうことで、午後の昼寝を返上して、2つの絵画展をハシゴすることにしました。
1軒目は、前橋市東上野町の「わーくはうす すてっぷ」で開催中の 『第10回 チャリティーアート展inすてっぷ』。
詩画作家の星野富弘さんや、きり絵作家の関口コオさんら、そうそうたる面々にまざって、友人のアクリル画家、須賀りすさんがブースを構えて絵を展示していました。
本人も会場にいたので、先日の出版祝賀パーティーに来てくれたお礼をしながら、しばし立ち話を。
ブースには、絵のほかに、彼女のデザインした手拭いや風呂敷などのグッズも販売されていました。
良く見ると、なつかしい絵本が!
何年も前に、僕が文章を書いて、彼女が絵を描いた絵本 『誕生日の夜』 です。
つい、自分で書いた本なのに、手に取ってペラペラとページをめくってしまいました。
今はもう、嫁いで1児の母親となっている長女が、まだ3歳だった頃の思い出を書いた絵本です。
「さっき、買って行った人がいましたよ」と彼女。
なんだか嬉しいような、くすぐったいような、不思議な感覚です。
本って、いつまでもこうやって形として残り続けていくんですね。書いた本人は、どんどん年老いていくというのにね。
2軒目は、群馬県生涯学習センターで開催中の 『第23回 ホワイト展』 へ。
ホワイトとは、生涯学習センターで主に人物画の実習を行っている自主学習グループです。うちのバンドのメンバーの1人が、グループの一員で、作品を出展しているというのですが……
あれれ~っ、会場の中をグルリグルリと何回も回って良く見たのですが、彼の作品は見当たりません。
受付で聞いてみると、なんと「出展していない」という。
どうも、DMを出した後に、仕事が忙しくて作品が間に合わなかったようなのです。
あーあ、無駄足か……
いえいえ、我が人生にないもの、それは「ムダ」という言葉です。
今日のこの時間、偶然にも3階で、パステル画家の唐沢政道先生が、教室を開いているというじゃあ~りませんか!
そりゃー、顔を出さないわけにいかないでしょう。
唐沢先生とは、4年前、『新・ぐんまカルタ』(ぐんまカルタ制作実行委員会) を作った仲間であります。
先生は取り札の描画、僕は読み札の編集を担当しました。
(※『新・ぐんまカルタ』 は、県内有名書店にて、現在も販売されています)
その先生が、先日の僕の出版祝賀パーティーに欠席されました。
理由は、ガンの手術とのこと。
心配していたのですが、もう復帰して教室を開いているとは!
「小暮くーん、先日は悪かったなぁ。ガンになっちゃってさ」
と先生は、突然の訪問にもかかわらず、明るく僕を迎えてくれました。
抗ガン剤の副作用で頭髪が抜けてしまったとかで、毛糸の帽子をかぶられていました。
なのに、先生ったら、
「おーい、みんな! 彼はベストセラー作家の小暮君、知っているだろ、源泉一軒宿の本だよ」
なんて、生徒さんたちに僕を紹介しだしたのです。
おまけに、「今日は本、持ってないの?」と言って、僕に駐車場の車まで本を取りに行かせ、「はい、まだ持ってない人、買って! すごーく、いい本だから、買いなさい」だなんて……。
その場で、7冊も売れてしまいました。
唐沢先生、ありがとうございます。
いつもいつも明るい人です。
凄い先生なのに、決して偉ぶらない。そして僕みたいなハスッパな人間にも、対等に付き合ってくださる人です。
人生に、ムダという言葉は、やっぱり、ないのですね。
こんな日がな1日が、僕の人生には、もっともっと必要なのでしょうね。
Posted by 小暮 淳 at 18:10│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
おはようございます。
無駄? んーー 毎日無駄な時間9割な、『上州女』。
群馬のかかあ殿下会に、いまだ入会できておりません。
無駄? んーー 毎日無駄な時間9割な、『上州女』。
群馬のかかあ殿下会に、いまだ入会できておりません。
Posted by ぴー at 2010年12月05日 10:37
ぴーさんへ
残り1割のために、無駄な9割の時間が存在するのですよ。
残り1割のために、無駄な9割の時間が存在するのですよ。
Posted by 小暮 淳
at 2010年12月05日 18:12
