2025年03月16日
勤勉な小便小僧
友人の車で移動していたときのこと。
信号待ちをした際に、彼が交差点脇の歩道を指さして言いました。
「あれ、二宮金次郎じゃありませんか?」
見れば、確かに二宮金次郎の銅像です。
小学校でもないのに、ポツンと立っています。
まるで、児童の登下校を見守るように……
「でも、今はアウトだよね。あれは “歩きスマホ” と同じだもの」
昭和の時代、全国の小学校の校庭には、必ず鎮座していた二宮尊徳像。
薪を背負って (労働をしながら)、本を読んでいる (勉強する) 姿は、まさに “勤勉” の象徴でした。
でも令和の時代、全国から姿を消しつつあります。
理由は、いろいろあるようです。
まず、少子化により児童数が減少し、廃校が増えたこと。
また校舎の老朽化に伴い、新築する際に、時代にそぐわないと撤去されたことなど。
今、まことしやかに騒がれているのが、「歩き読書」 は危険だという理由です。
現代に照らし合わせれば、「歩きスマホ」 を肯定しているようなものだというのです。
なんだか、ちょっと違うような気もしますが、これが令和という時代なんでしょうね。
僕には、よく分かりません。
実は先日、“小便小僧” にも会いました。
某ショッピングセンター内のトイレです。
男性トイレの小便器の前に立つと、隣には若い男性が……
放尿をしています。
がーーーーっ!!!!
チラッと見て、ビックリ仰天!
彼は、放尿しながら両手でスマホを見ているのです。
「えっ!? どういうこと?」
好奇心からチラチラと横目で見ると、彼のズボンのチャックは全開です。
中は見えませんが、ちゃんとイチモツは露出しているようです。
放尿は続いています。
スマホをいじる手は、器用にスクロールをくり返しています。
おおおおーーーー!
なんと勤勉な青年だろう~!
と一瞬、感心もしましたが、同時に 「ついにスマホ依存症は、ここまで来たか!」 との驚きも隠せません。
いやいや、それより物理的な不思議が、あるじゃありませんか!
そう、両手手放しで、放尿ができるって、どういうこと?
神業?
それとも、彼のイチモツがホースのように異様に長いんでしょうか?
僕が真似をしたら、絶対にズボンの全面は、ビショビショになってしまいます。
勤勉なのか? 依存症なのか?
令和の小便小僧は、実に器用なのでありました。
Posted by 小暮 淳 at 11:16│Comments(0)
│つれづれ