2011年05月08日
自粛の自粛の影響
これは、どういうことなんでしょう?
本日の上毛新聞、読書欄の売り上げ 「週間ベスト10」(前橋・煥乎堂本店調べ) で、拙著の 『ぐんまの源泉一軒宿』 が、9位に返り咲いているんです!
で、2週間前にはランクインしていた 『群馬の小さな温泉』 と 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 は、ランキング落ちであります。
新旧、入れ替わりです。
なんとも不思議でなりません。
なぜ、ここにきて、1年半も前に出版した本が返り咲いたのでしょうか?
先日、某デザイン会社の社長さんと話していたときのことです。
「こういう時は、小暮さんの本が売れると思うよ。自粛(じしゅく)の自粛の影響ですよ」
と、謎めいたことを言い出しました。
“自粛の自粛” は、決して “自粛の解除” ではない。
“自粛を自粛する”んだから、“多少は自粛する” んだそうです。
よってレジャーも、大っぴらには、はしゃがないが、ちょっとは日常から離れて息抜きをしたい状態です。
誰もが「プチ自粛」の意識を持ちながらのレジャーとなります。
「だから小暮さんの本が、今の世相に合っているんですよ。里山と、ひなびた小さな温泉でしょう。癒やしも含めて、プチ自粛にピッタリのレジャーじゃないでか!」
と、分析してみせるのでした。
そういえば、連休前に訪ねた温泉地では……
「震災後に一旦はキャンセルになりましたが、個人客(夫婦・カップル・家族)は、駆け込みで戻ってきました。グループ客はキャンセルのまま、もしくは縮小して宴会は中止したいとの申し入れがありました」
とのこと。
なるほど。
派手な温泉旅行は自粛するけど、質素に心と体を癒やしに温泉へは行きたい、ということですね。
里山も同様。
“安・近・短” の原則に、当てはまりますな。
これは僕の着眼が、震災後の世相にピッタリと合ったということなんでしょうか?
なんとも複雑な思いで、今日の新聞紙面を眺めておりました。
Posted by 小暮 淳 at 17:54│Comments(3)
│著書関連
この記事へのコメント
バブル時でしたら 駄目だった筈
まさに ニーズに合っているからでしょうね
d(^-^)
草津に宿泊して 浴場で雑談すると
被災された方々の比較には ならないが自分も 疲れている。
と言う声が多く
温泉地も独自の サービスが必要になってきた様子
何となく次世代の姿が 見えた気がします
まさに ニーズに合っているからでしょうね
d(^-^)
草津に宿泊して 浴場で雑談すると
被災された方々の比較には ならないが自分も 疲れている。
と言う声が多く
温泉地も独自の サービスが必要になってきた様子
何となく次世代の姿が 見えた気がします
Posted by momotaka at 2011年05月09日 14:56
momotakaさんへ
自粛の自粛の影響で、温泉地がいい感じになってきましたよ。
従来の温泉地の姿に戻ろうとしている感じです。
災い転じて……ですかね。
今後の動向に期待しながら見守りたいと思います。
自粛の自粛の影響で、温泉地がいい感じになってきましたよ。
従来の温泉地の姿に戻ろうとしている感じです。
災い転じて……ですかね。
今後の動向に期待しながら見守りたいと思います。
Posted by 小暮 淳
at 2011年05月09日 18:30

静観してるとは? 小暮様らしく ないようなぁ
熱血に期待してます
時代の変わり目で 意識が変化してますから
真っ先に ニーズを掴んだ 温泉地が勝者となるような 予感がします
熱血に期待してます
時代の変わり目で 意識が変化してますから
真っ先に ニーズを掴んだ 温泉地が勝者となるような 予感がします
Posted by momotaka at 2011年05月10日 15:11