2013年11月19日
読者様は神様です
会場によっては行わない場合もありますが、たいがいの講演やセミナー会場では、著書の販売を行っています。
今は、昔のように書店に並べていれば本が売れる時代ではありません。
著者自らが、売らなければ、なかなか本なんて売れませんって。
ま、演歌歌手がレコード店の店頭で、歌って、レコードを売ったように、ある意味、講演会での著書販売は、ライターにとっての “営業活動” の一環なのであります。
でもね、これが、楽しいんです!
だって、講演会だけでは、来場者との触れ合いはありませんもの。
でも、著者自らが販売して、求められたサインをすることにより、直接、読者とのコミュニケーションが取れるわけですから。
先日の講演会でも、たくさんの読者と触れ合うことができました。
なかには、こんな人も・・・
「一番新しい本は、どれですか?」
と、ご婦人。
「今年の4月に出た 『みなかみ18湯』 の下巻です」
と僕が答えると、
「だったら全部、持っているわ」
とのこと。
「えっ、全部、持っているんですか! ありがとうございます」
と、こちらが恐縮してしまいました。
すると、
「買う本がないから、握手だけしてもらってもいいかしら?」
だなんて、読者って、なんてありがたいんでしょう。
と、思えば、最近は・・・
「買わないと、サインはしていただけませんか? 本を持ってきたんですけど」
と言って、わざわざ会場に本を持参して来る人が増えました。
もちろん、KOです。
喜んで、サインをさせていただいてます。
これだもの、「疲れた」 だの 「辛い」 だの、グチは言ってはいられませんって。
読者がいる限り、ライターは書き続けなくてはならないのです。
読者あってのライターなのですから。
読者様は、神様なのです!
Posted by 小暮 淳 at 20:33│Comments(0)
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